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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                情報セキュリティ論b/INFORMATION SECURITY (B) | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    22-2078 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                木3/Thu 3 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                春木 良且 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
                - | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
|---|---|
| 春木 良且 | 経営学科/MANAGEMENT | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
 本授業「情報セキュリティ論」では、現代社会において不可欠な科学技術や情報技術を、批判的かつ倫理的な視点から理解し、適切に活用するための考え方を学びます。春学期では、情報セキュリティに関する基本的な概念、技術、脅威、そしてそれに対する対策について学び、個々人の情報リテラシー向上とセキュリティ意識の育成を目標としました。 秋学期ではそれを基礎に、より詳細に情報技術の社会的・倫理的問題を探究します。 取り上げるのは、子供を対象とした家庭のセキュリティと、社会全体における経済活動を背景にした消費者としてのセキュリティ、さらに高校生・大学生を巡る様々なセキュアについて考えます。 この授業は、以下の4つのセクションから成ります。 §5. 家庭と子供のセキュリティ §6. 消費者としてのセキュリティ §7. 高校生・大学生のセキュリティ §8. セキュリティ社会整備 §5では、現代社会における子供達が置かれているリスク環境の実態を認識し、真のデジタルネィティブとも呼ばれているα世代とネット世界のセキュアについて考えます。以降、消費者を含むB2C領域にフォーカスを当てて、円滑で安全な社会、経済活動を行うための基礎知識を養うとともに、著作権や「忘れられる権利」などの法整備にも焦点を当てます。これらの側面から、社会全体におけるセキュリティの重要性を広く学び、理解を深めていきます。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
この講義に関する連絡、課題の提出などはmanabaで行います。 講義中もmanabaやresponへのアクセスを求めることがあります。 授業は上記した4つのセクションから成りますが、毎回テーマごとに完結して授業を行います。 4つのセクションごとに、課題の提出を求めます。 授業では、取り上げるトピックに基づいて簡単な課題を設定し、ワークやディスカッションなどのアクテビティを行う、ゴール指向型のPBL(プロジェクト学習)形式を含みながら展開します。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
事前学修:前回の講義中に今回の内容について要点を説明するので、事前に今回の授業内容について自ら調べてまとめ、更に自分自身の意見や考えもまとめておいてください。 事後学修:今回の講義で学んだ知識や考えたことを、自らの情報機器との関わりにおいて実践してください。 講義1回の事前予習を120分、レポート作成を含む事後学習を120分程度で予習・復習することを想定しています。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
この講義では上記4つのセクションごとに、課題の提出を求めます。 提出された課題を総合的に評価します。 各回の課題70%、最終レポート課題30% 各回の課題および最終レポート課題は、本科目の到達目標である「インターネットやコンピューターを安全に利用する際に必要となる、セキュリティ対策に関する基礎知識を習得できるようにする。」に対応する内容で、情報セキュリティに関わる基礎知識の習得を確認するものや、情報セキュリティの問題意識を確認する内容です。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      
春学期の「情報セキュリティ論a」は本講義の内容の事前知識にあたる内容ですが、「情報セキュリティ論a」を履修していなくても、本講義の内容は理解できるように想定しています。 コンピュータ・アーキテクチャ、情報通信ネットワーク、アルゴリズム論、プログラミング論、情報システム論、データベース論、マルチメディア論、データマイニング論、ウェブデザイン論など  | 
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備考                         /Notes  | 
                      情報技術は目覚ましいスピードで変化し、様々なニュースが登場するため、各回で扱う授業内容や順番が変更になる場合があります。 | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                インターネットやコンピューターを安全に利用する際に必要となる、セキュリティ対策に関する基礎知識を習得できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              △:幅広い教養 ○:情報分野における専門的知識  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンス&導入(アイスブレーク) | 授業の概要と目的を説明します。 ・情報セキュリティに関わる人々とその課題 ・後期の問題意識と問題提起  | 
                授業前に、前期の内容をシラバス等から確認をしておく。授業後、身近な情報セキュリティについて考えておく。 | 
| 2 | §1. 家庭と子供のセキュリティ① 家庭内セキュリティの基礎とリスクの認識  | 
                家庭内で使用するネットワーク機器やデバイスのセキュリティについて考察します。 ・家庭内ネットワークセキュリティの基本 ・ルーター、IoTデバイスの脆弱性 ・家庭内でのデータ保護 等  | 
                授業前に、自宅のネットワーク環境について調べておく。授業後、改めて自宅の情報環境の課題を確認する。 | 
| 3 | §1. 家庭と子供のセキュリティ② 子供を守るためのネットリテラシーとオンライン安全教育  | 
                子供が安全にインターネットを利用するための基本的なネットリテラシーを学びます。 ・子供向けのセキュリティ対策 ・エリサゲート ・ソーシャルメディアやオンラインゲームに潜むリスク 等  | 
                第1回でアンケート項目を指示しますので、授業前に、それを答えておくこと。授業後、子供の置かれている情報環境について、改めて課題などを考えておく。 | 
| 4 | §1. 家庭と子供のセキュリティ③ デジタル時代の親子コミュニケーションとセキュリティ対策  | 
                親子間でのオープンなコミュニケーションによりセキュリティ意識を共有することについて考察します。 ・親と子供の間でのデジタルガイドラインの設定 ・子供とのセキュリティに関するオープンな対話 等  | 
                授業前に、自分のスマホやSNSデビューについて整理しておく。授業後、自分が親になった時に子供の情報セキュリティをどう保証するか、考えておく。 | 
| 5 | §1. 家庭と子供のセキュリティ④ 子供を守るためのプライバシー管理と法的側面  | 
                子供のプライバシーを守るための技術と法律整備について考察します。 ・子供の個人データを保護するための基本原則 ・子供向けアプリやプラットフォームのプライバシーポリシーの確認方法 等  | 
                授業前に、子供に対して気にすべき事象について整理しておく。授業後、それらが法規や規制としてどう扱われているか、考えておく。 | 
| 6 | §2. 消費者としてのセキュリティ①  オンラインショッピングとフィッシング詐欺  | 
                オンラインショッピング、ECなどの概要を理解し、セキュリティに関して考察します。 ・フィッシング詐欺の仕組み ・安全なウェブサイトとSSL/TLS ・クレジットカード情報の保護と仮想カード 等  | 
                授業前に、ECやオンラインショッピングなどでセキュリティ上気になる点があれば整理しておく。授業後、自分自身のオンラインでの経済活動に関して、気になる点が無いかどうか、改めて確認する。 | 
| 7 | §2. 消費者としてのセキュリティ②  デジタル決済と個人情報保護  | 
                デジタル決済システムの概要を理解し、個人情報を守る方法について考察します。 ・モバイル決済アプリのリスクと設定 ・データ漏洩事例と消費者への影響 ・パスワード管理ツールや二要素認証の利用 等  | 
                授業前に、店舗等でのデジタル決済の実態を調べる。授業後、それらのデジタル決済において、気にすべき点やリスクの可能性があることなどを整理しておく。 | 
| 8 | §2. 消費者としてのセキュリティ③ サイバー詐欺とその対策  | 
                サイバー詐欺の種類とその回避方法について理解します。 ・詐欺広告(クリックベイト)の見極め方 ・偽アプリや不正ソフトウェア ・ソーシャルエンジニアリングの脅威とその防止策 等  | 
                授業前に、詐欺広告やサイバー詐欺の実態について調べておく。授業後、ソーシャルエンジニアリングによる脅威について整理しておく。 | 
| 9 | §3. 高校生・大学生のセキュリティ①  ソーシャルメディアと個人情報保護  | 
                SNSを高校生、大学生が利用する際のリスクを理解し、個人情報を守る方法について考察します。 ・SNSでの個人情報漏洩リスクとその防止策 ・プライバシー設定 ・インターネット上での投稿の影響 等  | 
                授業前に、高校生、大学生を巡る情報環境で気になる点が無いか整理しておく。授業後、SNSのスモールワールド性を理解し、自分自身のSNS利用に関して安全性を検証する。 | 
| 10 | §3. 高校生・大学生のセキュリティ②  学校生活とオンラインセキュリティ  | 
                学校生活に関連するオンラインツールについて考察します。 ・オンライン授業や学習プラットフォームのセキュリティリスク ・アカウントの価値と管理 ・学術利用における倫理課題 等  | 
                授業前に、学術利用における情報技術の利用と自分自身留意している点について整理しておく。授業後、財産権として「ac.jp」アカウントを活用できるようにする。また研究倫理に関しても整理する。 | 
| 11 | §3. 高校生・大学生のセキュリティ③  サイバー依存と健全なデジタル習慣  | 
                デジタルデバイスへの過度な依存を防ぎ、健全な習慣を築く方法について考察します。 ・スクリーンタイム管理とデジタルデトックスの重要性 ・ゲームやSNS依存のリスクとその克服 等  | 
                授業前に、自分自身のスマホやSNSの利用実態を計測、記録しておく。詳しくは10回授業で指示します。授業後、デジタルデトックスを実践してみる。 | 
| 12 | §4. セキュリティ社会整備① 「忘れられる権利」とプライバシー保護  | 
                「忘れられる権利」の背景とその実現について考察します。 ・「忘れられる権利」の概念と歴史的背景 ・デジタルタトゥーの影響と個人情報削除の意義 ・EU一般データ保護規則 等  | 
                授業前に、忘れられる権利の必要性について調べておく。授業後、EU一般データ保護規則で日本企業が押さえるべきポイントを理解する。 | 
| 13 | §4. セキュリティ社会整備② プライバシーとデータ保護の法制度  | 
                データ保護に関連する主要な法律や規制について理解します。 ・GDPRの基本原則と適用範囲 ・日本の個人情報保護法の概要 ・法規制が企業や消費者に与える影響 等  | 
                授業前に、日本におけるセキュリティの社会整備の実態について調べておく。授業後、日本における企業や消費者のセキュリティ課題について確認しておく。 | 
| 14 | §4. セキュリティ社会整備③ 法的課題と今後の展望  | 
                現在の法制度の課題を理解し将来の方向性について考察します。 ・国際的なデータ移転と法的矛盾の課題 ・AIやIoTの進展による新たなリスクと法的対応の必要性 ・サイバーテロや国家間攻撃への対応 等  | 
                授業前に、12、13回の現状の法整備について改めて復習しておく。授業後、特に地球レベル、国家間のセキュリティについても考えておく。 |