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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                研究・開発マネジメントa/R&D MANAGEMENT(A) | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    22-2027 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                金2/Fri 2 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                鈴木 淳 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
                - | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
|---|---|
| 鈴木 淳 | 経営学科/MANAGEMENT | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
企業の事業展開や成長、存続のためには新製品や新サービスの開発が重要です。特に変化の激しい現代では、いかに効果的にそれらの開発と市場投入を行うかが大切です。このような経営活動の一つに研究開発(Research and Development; R&D)があります。 研究開発に直接携わるのはいわゆる理系と呼ばれる研究者や技術者たちですが、事業として成立するためには、経営学の素養を持った人がマネジメントの視点から企業の研究開発の方向性を示したり、研究開発プロジェクトの評価を行ったりすることも必要です。 この講義では、研究・開発と科学技術、製品開発の本質とプロセス、製品とアーキテクチャ、研究・開発と市場、知識マネジメント、研究開発組織のマネジメント、研究・開発の拠点立地、プロジェクト評価技術、イノベーション研究の主要な概念、アフターマーケット戦略、両利きの経営など研究・開発マネジメントに関する専門知識を習得し、イノベーションを起こすために必要な事柄について分析と説明できるように学びます。これらは学位授与方針(DP)にある「資本の効率的な運用を目的とする経営意思決定」と「どのような市場環境が魅力的であるか、どのような市場環境に位置している企業が利益を獲得しやすいか、どのような企業が適切なマーケティング戦略をとっているかという点について洞察する能力」を身に付けるためでもあります。教育課程の編成・実施方針(CP)において、専門教育における学科専門科目の1つであり、経営学の基礎を理解した上で、企業の研究・開発活動の経営について学ぶ発展的な科目です。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      対面授業を基本とします。課題が出題され、理解度や授業への取り組み状況が確認される回があります。課題ではWord文書形式のファイルの提出が求められる場合があります。講義内容や課題に関して質問がある場合は授業時間に口頭で質問してください。授業後には担当教員へ電子メールを送ってください。授業連絡、講義資料の配布、課題の出題と提出はmanabaを使用する予定です。フィードバックとして出題の次回以降の授業で課題の解説を行うことがあります。 | ||||||||||
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
事前に講義資料を読んで予習してください。不明な点や質問したい事項を整理しておくことが好ましいです。時間の目安は2時間です。 事後に講義資料、講義内容、授業中の練習問題などを復習してください。学んだ内容を説明できるように重要事項をまとめておくことが望ましいです。時間の目安は2時間です。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
授業で出題される課題への提出内容水準50%(提出回数だけでなく内容も評価対象になります)。 期末レポート50%。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      受講要件はありませんが、経営学a,bの事前履修が望ましいです。 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                研究開発マネジメントに関する専門知識を習得し、イノベーションを引き起こすために必要な事柄について分析のうえ、解説できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              △:幅広い教養 ○:経営分野での専門的知識  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンスと序論 | 講義目的、講義概要、授業計画、テキスト、資料、参考書と文献、評価方法について説明し、序論として市場創造、研究開発の必要性、研究開発と市場ニーズについて概説する | 市場創造、研究開発の必要性について事前学修する。研究開発と市場ニーズ、企業と研究開発について事後学修する。 | 
| 2 | 研究・開発と科学技術 | 研究開発とは、研究開発の分類、科学、技術、科学技術、リニアモデルとノンリニアモデル、製品と事業の構想、基礎研究と政策、応用研究および開発と企業、研究開発とマネジメントの視点、研究開発の特質 | 研究開発の分類、科学・技術・科学技術について事前学修する。基礎研究、応用研究、開発、企業と研究・開発について事後学修する。 | 
| 3 | 製品開発の本質とプロセス | 製品開発の役割、製品開発マネジメントの特徴、製品開発と競争力 | 製品開発の本質とプロセスについて事前学修する。製品開発の役割、製品開発マネジメントの特徴、製品開発と競争力について事後学修する。 | 
| 4 | 製品とアーキテクチャ | アーキテクチャとは、インテグラル型とモジュラー型、製品開発の複雑性、アーキテクチャの複雑性、部品間関係の複雑性、日本企業とインテグラル型の今後 | 製品開発と製品アーキテクチャについて事前学修する。インテグラル型とモジュラー型、部品間関係の複雑性について事後学修する。 | 
| 5 | 研究・開発と市場 | ポジショニング、ニッチ市場、コモディティ化、魔の川、死の谷、ダーウィンの海、ブルーオーシャン戦略 | 研究・開発とマーケットについて事前学修する。ポジショニング、ニッチ、コモディティ化、魔の川・死の谷・ダーウィンの海、ブルーオーシャン戦略について事後学修する。 | 
| 6 | 研究・開発と知識マネジメント | 知識と情報、知識観の違い、形式知と暗黙知、SECIモデルと4つの知識変換モード、組織的知識創造、スパイラル型モデル | 知識マネジメントについて事前学修する。形式知と暗黙知、SECIモデル、知識変換モード、組織的知識創造、スパイラル型モデルに事後学修する。 | 
| 7 | 研究開発組織のマネジメント | 研究開発組織、大手電機メーカーの組織比較、大手自動車メーカーの組織比較、三層分業構造、基礎研究を保障する仕組み、研究開発従事者の人的管理、技術者とロイヤリティ | 研究開発組織について事前学修する。三層分業構造、基礎研究の保障、研究開発人材のマネジメント、二重のロイヤリティについて事後学修する。 | 
| 8 | 研究開発の拠点立地 | 研究開発組織と拠点、研究開発と生産の関係、シリコンバレーモデル、製品アーキテクチャと拠点立地、地域振興と拠点立地 | 研究開発の拠点立地について事前学修する。研究開発と生産の関係、シリコンバレーモデル、製品アーキテクチャと拠点立地、地域振興と拠点立地について事後学修する。 | 
| 9 | プロジェクト評価技術 | プロジェクトの評価、評価項目、事業化までの過程、ステージゲート法、資本回収期間法、正味現在価値法、評価法の実状、評価技術活用意義の混同 | プロジェクトと評価について事前学修する。ステージゲート法、資本回収期間法、正味現在価値法、評価法の実状について事後学修する。 | 
| 10 | イノベーションの歴史とパターン | イノベーションとは、イノベーションの歴史、イノベーションのパターン、イノベーションの類型、分業とオープンイノベーション | イノベーションの歴史について事前学修する。イノベーションのパターン、イノベーションの類型、分業とオープンイノベーションについて事後学修する。 | 
| 11 | イノベーションの普及とキャズム | イノベーションの普及、革新性に基づいた採用者カテゴリー、イノベーター、キャズム、事例:QWERTYキーボードとドボラック・キーボード、スマートフォンとキャズム | イノベーションの普及について事前学修する。イノベーションの採用者カテゴリー、イノベーター、キャズムについて事後学修する。 | 
| 12 | イノベーションのジレンマ | なぜ優良企業が失敗するのか?、イノベーションのジレンマ、破壊的イノベーション、事例:PND、市場構造変化の見極め、高機能・高価格ポジションの維持は可能か? | イノベーションのジレンマについて事前学修する。イノベーションのジレンマ、破壊的イノベーション、市場構造変化の見極め、高機能・高価格ポジションの可能性について事後学修する。 | 
| 13 | アフターマーケット戦略 | 日本製造業とコモディティ化、事例:建設機械ビジネス、事例:コマツの取り組み(新興国市場への浸透、循環ビジネス、ICT利用アフターサービス、KOMTRAX、CSS-Net、「ダントツ」製品の開発) | アフターマーケット戦略について事前学修する。コマツの取り組み事例とそれから得られる教訓を事後学修する。 | 
| 14 | イノベーションと両利きの経営 | イノベーションと知の組み合わせ、知の多様性、知の探索と知の深化、コンピテンシートラップ、両利きの組織文化、ダイナミックケイパビリティ、ゾーンマネジメント | 両利きの経営について事前学修する。知の多様性、知の探索と知の深化、コンピテンシートラップ、両利きの組織文化、ダイナミックケイパビリティ、ゾーンマネジメントについて事後学修する。 |