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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                情報と職業/INFORMATION AND PROFESSION | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    22-1019 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                水2/Wed 2 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                1,2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                小林 哲也 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
                - | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
|---|---|
| 小林 哲也 | 経営学科/MANAGEMENT | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
本講義は、高校「情報」教員免許取得のための必修科目である。インターネットをはじめとする情報技術が、社会に与える影響はどのようなものなのか。情報に関わる職業および職業倫理としてどのようなものが求められているのか。情報社会の現状と歴史的意義を解説した上で、議論を進めていく。 chat-GPTなど生成AIの登場は、仕事・教育・技術開発などに大きな影響を与えつつある。ビッグ・データの集積や深層学習理論などの進展が、AIの実用化を急速に進めているのである。こうした情報関連技術の意義を理解するには、ある程度情報処理やインターネットの仕組みなど、技術的な側面にも立ち入って議論する必要がある。また、インターネットの普及にともなって、情報倫理や知的財産権をめぐる制度および法についても、新しい解釈が迫られている。 検索エンジンによる個人情報の流用問題や、GAFAMなどIT界のプラットフォーマー企業による独占にたいしても、注視が必要である。アメリカNSAの活動に対するスノーデン・ファイルの暴露や中国などにおける言論の自由に対する規制に見られるような、国家による監視の強化も無視できない。一方、各国での選挙やウクライナ侵攻に関わる情報発信に関しては、フェイク動画、フェイクニュースの増殖など、情報戦争の様相を呈している。情報倫理やセキュリティーなどの、イバースペースで求められる情報リテラシーは、ますます高度化している。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
参加者は、情報に関するテーマでのプレゼンテーションが課せられる。必ず初回の授業に出席し、講義内容と進行方法についてのガイダンスを受講すること。 感染症などの状況次第では、zoomによるライブ形式あるいは動画視聴によるオンデマンド形式の授業となる場合がありうる。その場合、zoomURLなどの授業詳細については、Portallを通じて発信する。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
【予習】日常的にIT関連ニュースに注意を払う。約2時間必要。 【復習】ノートを整理し、用語や概念について理解を確認しておく。情報技術関連の基本知識についても、学習が必要となる。2時間必要。 講義内容に関する質問等は、基本的に授業中に応対する。プレゼンテーションに対する講評などのフィードバックも、適宜発表後に行う。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
授業参加(小レポート+プレゼンテーション,70%)および期末レポート、30% | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      コンピュータ入門 情報社会論 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                情報を獲得・利用する職業の概要や職業人として情報に関わる際の勤労観・倫理観など、情報と職業に関する専門知識を習得し、情報化社会に伴う職業上の諸問題について分析のうえ、自らの見解を提示できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              △:幅広い教養 ○:情報分野における専門的知識  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | 序論:情報と職業について | 「情報」教員免許取得のための必修科目であるが、幅広く情報社会の進展に伴う問題点をも議論していく。「情報」に関する見聞を広めていく。 | 定義としては、以下のとおり。 「情報と職業についての関わり、情報に関する職業人としての在り方等を理解する」  | 
              
| 2 | インターネットの歴史と仕組み | 米国国防総省の軍事技術研究プロジェクトから開発されたのが、ARPANET。ボブ・メトカーフなどの先駆者が、Inter_Netのアイディアや仕組みに貢献。 | 情報技術と軍事技術との関わりについて考えてみよう。 | 
| 3 | インターネットの分権制と公開性 | Internetは、その仕組みからして分散処理で、巨大な中央制御装置を持たない。インターネットのノードを構成する各ルーターは、ただ情報のパケットを送受信するだけの分権的でオープンなシステム。 | Internetと電話会社との規制緩和をめぐる対立について調べてみよう。 | 
| 4 | IT革命と企業組織 | IT革命により情報の取引費用が低下したことは、企業組織を大きく変えることになった。 | 垂直統合的組織とその脱統合化について考えてみよう。 | 
| 5 | 国境を越えるIT空間 | 組織の変容は、ビジネス・モデルや産業のプラットフォームをも変えてきた。またこの動きが国境を越えるものであったことから、その影響も瞬時に国際的なものとなった。 | 金融的取引も容易に国境を越える。しかし取引のための取引が、余りにも多い。その問題点について考えてみよう。 | 
| 6 | 知的財産権をめぐって | 様々な情報がInternet空間を行き交うようになると、情報に関わる知的財産権の取り扱いが問題となってくる。 | 知的財産権の定義など、特許庁のHPをチェックしてみよう。 | 
| 7 | 知的財産をめぐるFree・Open・Sharingの動向 | 「知」はある意味人類の共有財産として発展してきた。Internetは知のパブリックドメインでもある。しかし、その利用法にはさまざまな問題がある。 | Free Softはどうして可能なのか。意義と仕組みを考えてみよう。 | 
| 8 | 情報化社会の諸問題1 クラウド・コンピューティング | 収集されたデータや計算結果が、ますますInternet上(クラウド)に集積される時代となった。しかし巨大企業による分散化を通じた集中の弊害も出てきている。 | GDPRについて調べてみよう。 | 
| 9 | 情報化社会の諸問題2 セキュリティ 監視社会 | Internetプロバイダーや検索エンジンによる情報の収集は、個人情報をほぼ包摂するにいたるレベルに到達している。便利な高度信頼社会に向かうのか、監視社会が到来するのか。 | 顔認証システムの可能性と問題点について、調べてみよう。 | 
| 10 | 情報化社会の諸問題3 chat-GPT | Internet上の情報が、ますます共有される一方、どう使いこなすかで差別化も生じてくる。chat-GPTの問題点を考える。また中国のAI「R1」についても、問題点を考察する。 | 生成AIにどんな可能性と問題点があるのか考えてみよう。 | 
| 11 | プレゼンテーション 情報社会の諸問題 | 受講者による、プレゼンテーション | |
| 12 | プレゼンテーション GDPRを巡る国際紛争 | 受講者による、プレゼンテーション | |
| 13 | プレゼンテーション 知的財産権 | 受講者による、プレゼンテーション | |
| 14 | プレゼンテーション 起業と創造 | 受講者による、プレゼンテーション |