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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                経済学史a/HISTORY OF ECONOMICS(A) | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    21-3009 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                経済学部経済学科/ECONOMICS ECONOMICS | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                月1/Mon 1 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                黒木 亮 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 黒木 亮 | 経済学科/ECONOMICS | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
<講義の目的> 本講義の目的は、経済学の形成過程を追体験し、経済理論への理解を深めてゆくための手がかりとして、経済学者が実際に取り組んだ問題や社会的背景、時代的文脈を考察することにある。 「豊かな歴史観、自然観、および、倫理観を中核とする教養に基礎付けられた経済学の専門知識を習得した、国際的視野を有する優れた社会人の育成を目的とする」カリキュラムの1つとして、 近代自由主義社会の確立を基礎づけた17世紀の経済思想から19世紀末の経済思想までを通覧する。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
<講義の方法> 講義は原則として対面で行い、ライブ配信や録画配信は行わない。基本的には授業時に配布するプリントや教科書に沿って講義を進めていき、理解度の確認のため、manabaの小テストを適宜行っていく予定である。なお遠隔授業への変更などの必要が生じた場合には、このmanabaの小テストなどを援用し、教科書の該当範囲や重要なポイント、講義内容への理解度の確認を毎回実施する形に切り替える予定である。 以上の講義への出席や小テストへの回答に加え、関連する経済思想の確認・調査や各人の関心に応じたファクト・チェック、予習・復習の時間を各自のペースで積み上げ、多様な経済思想や経済学の歴史に触れる機会を増やしていくことが望ましい。 授業内容や小テストなどに関する質問は、メール(kurogi-703@dokkyo.ac.jp)でも受け付け、できるかぎり講義中に(必要な場合は個別に)回答する予定である。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
<予習と復習の範囲など>  授業のなかで(あるいはや小テストで)確認する重要なポイントや次回の講義概要の予告等を通じ、教科書の該当箇所や参考となる文献などを示し、それらを通じた復習と予習、発展的な自学自習を促す。教科書の該当箇所の精読やキーワードの下調べ等に毎回1時間半程度、同様の復習に1時間半程度をかけてもらいたい。また小テストがある週には、15分から30分程度(制限時間25分以内を予定)の自己チェックに挑戦してもらう。さらにこれらにくわえ、授業で紹介される古典などにも直接あたり、それらの精読に少しずつ――ひまひまに週当たり2時間程度――取り組んでもらいたい。 なお小テストは、1問3点で5問(計15点)の選択問題からなり、終了時に正解と得点が表示される方式をとる予定であるが、正解以外の選択肢には、関連する重要なキーワードを配していくつもりである。それらを調べることが、そのまま予習・復習の機会となるだけでなく、興味関心の幅を広げる契機にもなるはずである。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
 複数実施予定(回数は未定)の小テストの結果によって理解度を把握する。評価はその積み上げを基本(8割前後)とし、学期末にレポートと期末試験のいずれかないし両方を行い、それら出来具合を(2割前後)加味する形で総合評価を行う予定である(詳しくは初回の講義でも説明する)。 なお、小テストの累積得点が、6割以上に達していなければ、C評価以上は難しい。学期末のレポートなどからの加点はあるが、基本は小テスト(と期末テスト)での総得点を基準とした総合評価となる。総得点が高い順から、AA(1割程度)、A(2割程度)、B(3割程度)、C(3割程度)とする予定である。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      経済学、ミクロ経済学、マクロ経済学 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                経済学の形成過程を追体験することで経済理論への理解を深め、経済学者が実際に取り組んだ問題や社会的背景、時代的文脈について分析し、見解を提示できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              △:幅広い教養 △:問題分析力 ○:問題認識力  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンス | 経済学史とはどのような学問か | 17世紀から20世紀中盤までの思想家の顔ぶれ | 
| 2 | ジョン・ロック | 自由社会や所有権の哲学的・思想的基礎 | 労働所有権論 | 
| 3 | デイヴィッド・ヒューム | 近代文明社会の哲学的・社会科学的基礎づけ | 貨幣数量説 | 
| 4 | フランソワ・ケネー | 再生産の秩序学 | フィジオクラシーと重農学派 | 
| 5 | アダム・スミス1 | 同感の原理の限界と利己心の原理の可能性 | 道徳感情論、分業論 | 
| 6 | アダム・スミス2 | 『国富論』の「見えざる手」 | 構成価格論、自然価格論 | 
| 7 | ジェレミー・ベンサム | 「最大多数の最大幸福」の実現を目指す功利主義思想 | 「功利・効用Utility」の概念 | 
| 8 | T・R・マルサス | 貧困および食糧安全保障問題の根源 | 「人口の原理」、差額地代論 | 
| 9 | デイヴィッド・リカード | 「穀物法」論争から古典派経済学へ | 投下労働価値説、賃金利潤層反論、比較優位説 | 
| 10 | ジョン・スチュアート・ミル | モラリストの経済学 | 
                自由論、功利主義批判、定常状態 | 
| 11 | 大陸の経済学 | アメリカ体制派とリスト、セーとシスモンディー | 幼稚産業擁護論、セー法則 | 
| 12 | カール・マルクス1 | 
                経済学の死角と「労働の疎外」問題 | 労働の疎外、搾取論 | 
| 13 | カール・マルクス2 | 資本主義の現状と未来への批判的まなざし | 階級闘争論、史的唯物論 | 
| 14 | まとめ | 経済学誕生前夜から近代経済学へ | 17世紀から19世紀末までの思想家の顔ぶれ |