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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                文学・文化・歴史b/LITERATURE, CULTURE, AND HISTORY(B) | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    12-2069 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                金5/Fri 5 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                上野 直子 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
                - | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 上野 直子 | 英語学科/ENGLISH | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
この講義は,英語学科の教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)や学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)が示す「英語の運用能力を養成し、英語圏の言語・文学・文化・社会・国際関係などを理解するための専門知識を身につけた、国際的な視野にたつ教養人を育成する」ことを念頭に置いたうえで、1年次の必修科目「英語圏の文学・文化・歴史入門」の上位コースとして提供されています。 18世紀から現代までの代表的な英国の小説作品に触れ、特定の社会や時代と文学表現のあり方を考察します。英語学科の学位授与方針に沿って、専門的知識を習得しているか、自らの見解を論理的に表現する能力を身に付けているかを重視して評価します。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
本授業は対面授業方式で行ない、講義形式とグループ・ディスカッションを併用して進めます。 | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
事前・事後学修の内容 事前学修(2時間程度) manabaで配布する資料を読み、毎回指定される事前課題(授業内でも告知し、manabaでも知らせる)をやっておくこと。 事後学修(2時間程度) 授業の復習を行うとともに、都度紹介される翻訳・映画・参考文献などにあたり、ブック・レポートの用意をする。ブックレポートについては、以下の「評価方法」の項を参照のこと。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
英語学科の学位授与方針に沿って、専門的知識を習得しているか、自らの見解を論理的に表現する能力を身に付けているかを重視して評価します。前者については2回の小テストで評価します(50%)。後者については2本のブックレポートで評価します(50%)。欠席が5回を超えた場合は、評価の対象とはしませんので注意してください。 ブックレポート 2本のブック・レポートを書いてもらいます。講義で扱った作品から二作品を選び、指定の日時までにmanabaに提出してください。より詳しくは授業時に説明するとともに、manabaに指示書をアップします。 小テスト 予定については、授業計画詳細情報を見てください。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      英語専門講読b(もう一つの物語) 受講を検討する場合は相談してください。 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
                      ハンドアウトを使用します。参考文献は授業ごとに紹介します。 | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                英語圏における、文学テクストや文化事象についての広い知識を身につけ、それぞれの地域の歴史が他地域と関わりながらどのように変化してきたかについて理解を深める。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              【24カリ】---------- △:国際教養と社会的責任 △:英語の運用能力 △:グローバル社会に関する専門知識 △:メディア・コミュニケーションに関する専門知識 ○:文学・文化・歴史に関する専門知識 △:言語に関する専門知識 △:系統的知識と表現力  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | 小説の誕生と『ロビンソン・クルーソー』 | 小説誕生の時代背景を解説し、初めての英国小説の一つである本作を紹介する。 | 詳細情報の「事前・事後学修の内容」の項を参照してください。 | 
| 2 | キャピタリストとしての『ロビンソン・クルーソー』 | 資本主義の情勢とこの小説との関係について考察する。 | 以下同様。 | 
| 3 | コロナイザーとしての『ロビンソン・クルーソー』 | 英国が大西洋奴隷貿易の関与を深めていく時代背景を確認した上で、この作品に現れてた非白人・非西洋に対する眼差しについて考察する。 | |
| 4 | 風刺小説『ガリヴァー旅行記』 | 社会批判としての風刺小説について学習する。 | |
| 5 | 帝国への眼差し(『ガリヴァー旅行記』2) | 帝国への批判としての本作を紹介し、英国という国家の複雑さと暴力性について考察する。 | |
| 6 | 小説の完成と『自負と偏見』 | 21世紀になっても英国人が好きな小説ベスト1に選ばれるこの小説の魅了を紹介するとともに、小説の成熟について考える。 | |
| 7 | 静かなる抵抗と予定調和(『自負と偏見』2) | 当時の女性の状況について解説し、限られた可能性の中でも個人の幸せを諦めない登場人物の女性たちの新しさと限界について考える。 | 次回は1回目の小テストがあります。 | 
| 8 | 小テスト1+「面白い」の構造を考える | 1〜7回で学修した知識を確認する小テスト+ 現在でもベストセラーの『自負と偏見』の小説としての面白さの構造を分析する。  | 
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| 9 | 小説の黄金期 | 小説の黄金期と言われるヴィクトリア朝の代表的な作家と作品を紹介する。 | |
| 10 | 闘う女の物語『ジェイン・エア』 | フェミニスト小説の嚆矢とも言われる本作を、主人公の自己実現を中心に解説する。 | |
| 11 | フェミニスト・ヒロインとしてのジェイン・エア | 20世紀のフェミニスト文学批評で本作を読み解く。 | |
| 12 | 書き換えられる物語『広い藻の海』 | 10回、11回で扱った『ジェイン・エア』の重要な登場人物でありながら、精神を病んでいるために一切言葉を与えられていなかったジャマイカ出身のバーサを主人公にした20世紀後半の小説を紹介する。 | |
| 13 | ポストコロニアル文学 | 植民地の人々が、植民地支配の影響のもとにありながらも帝国に語り返す営為を解説する。 | 次回は2回目の小テストがあります。小テストの対象は8回〜今回までの授業で扱った内容です。 | 
| 14 | 授業のまとめと小テスト2 | これまでの授業の振り返り |