基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	コミュニケーション論特殊講義b／SPECIAL LECTURE ON COMMUNICATION(B)
ナンバリングコード ／Numbering Code
開講所属 ／Course Offered by	外国語学部英語学科／FOREIGN LANGUAGES ENGLISH
ターム・学期 ／Term・Semester	2025年度／2025 Academic Year　　秋学期／FALL SEMESTER
曜限 ／Day, Period	月4／Mon 4
開講区分 ／semester offered	秋学期／Fall
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	2,3,4
主担当教員 ／Main Instructor	佐々木　輝美
遠隔授業科目 ／Online Course	－

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
佐々木　輝美	英語学科／ENGLISH

授業の目的・内容 ／Course Objectives	この授業は、英語学科のディプロマポリシー（DP)やカリキュラムポリシー（CP)に基づいて展開する。すなわち、「主に英語圏を対象とする包括的な国際教養を持ち、国際的な市民としての社会的責任を果たす能力(DP)」、および「メディア・コミュニケーションに関する専門的知識や諸理論を修得し、様々な視点からメディアやコミュニケーションを分析、批判的に読み解き、自らの見解を効果的に表現する能力(DP,CP)」を念頭に置いたうえで、以下の目的・内容を設定する。 【授業の目的】 ゲームなどのメディアへの依存症の特徴と現状を理解することを切り口に、最終的にはメディアリテラシ―の理解と実践を目的とする。 【授業の内容】 前半で、スマホ依存症やゲーム依存症などを扱いながら、依存のメカニズムや対策について学ぶ。それを受けて、後半では、メディアをよりよく理解し、賢く利用するためのメディア・リテラシーについて学ぶ。これらの学びを定着させるために、学んだ事を現実のメディア状況に応用・分析し、その内容を他者に分かりやすく説明できるようになってもらう。
授業の形式・方法と履修上の注意 ／Teaching method and Attention the course	・コミュニケーションに関連する内容のため、毎回の対面での意見交換・即興の発表を重視する。 従って、5回欠席した場合、単位取得は困難となるので注意すること。 ・教員による説明は最小限にとどめ、授業内容に関する質疑応答やグループディスカッションや即興の個人発表を行うことで、理解を深めていく。発表後に学生からの質問やコメントを受け付けることによりピア・アセスメントを行い、最終的に教員によるコメントを行うことでフィードバックとする。 ・頻繁に学習内容に関する即興的な発表を行ってもらうので、コミュニケーション論特殊講義aを履修しておくと良いが、必須ではない。
事前・事後学修の内容 ／Before After Study	・授業前は、1時間程度をかけて事前にアップされた授業資料の予習を行い、さらにその予習で理解したことと関連する身近な例を１時間程度をかけて考えて、授業中に上手に述べられるようにする。 ・授業後は、２時間程度をかけて、授業で学んだ重要語や内容の理解を定着させ、学んだ事に関連する身近な具体例を幾つか選び出し、それらについて口頭、及び文書で他者に分かりやすく説明出来るようにして、後日行われる授業内課題に備える。
テキスト1 ／Textbooks1	書籍名 ／Title PorTa IIを通して毎回プリントを配布する。 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト2 ／Textbooks2	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト3 ／Textbooks3	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等1 ／References1	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title スマホ脳 著者 ／Author name アンデシュ・ハンセン著、久山葉子訳 出版社/URL ／Publisher 新潮社 ISBN ／ISBN ISBN-10 ‏ : ‎ 410610882 その他（任意） ／other
参考文献等2 ／References2	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 著者 ／Author name 吉川徹 出版社/URL ／Publisher 合同出版 ISBN ／ISBN ISBN978-4-7726-1153-4 その他（任意） ／other
参考文献等3 ／References3	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title メディア・リテラシー 著者 ／Author name カナダ・オンタリオ州教育省 編 / FCT(市民のテレビの会) 訳 出版社/URL ／Publisher リベルタ出版 ISBN ／ISBN ISBN4-947637-23-4 C0036 その他（任意） ／other
評価方法 ／Evaluation	以下のように評価を行う ・毎回の授業後、ミニコメントを書いてもらい(6点×11回＝66点)、授業活動への参加を重視する。従って、忌引きや感染症などの配慮対象以外の理由で授業を休むと（部活動や就活は配慮対象外）、必然的に単位取得に必要な評価が難しくなる（5回欠席で単位取得は困難）ので、履修計画は慎重に行うこと。ミニコメントは、翌週に模範解答を紹介しながらフィードバックするので、その内容を次回のミニコメントに役立てるように。 ・授業内の中間課題(10点×2回＝20点)を行い、口頭でのフィードバック・コメントを行う。 ・授業内の最終課題(14点)を行う。 以上の合計で100点となる。 なお、評価においては、授業で学んだことに基づいて実際のコミュニケーション場面を分析できること、そして授業で学んだ理論を実際の場面に適切に応用できることを重視する。
関連科目 ／Related Subjects	コミュニケーション論特殊講義a、マス・コミュニケーション論、メディア・スタディーズ
備考 ／Notes	・授業に関するお知らせや資料配布はPorTa IIを使って行うので、獨協メールおよびPorTa IIをチェックする習慣をつけるように。 ・その他の参考文献については授業時に指示する。 ・定期試験は実施しない。
到達目標 ／Learning Goal	多様な視点から論じられるコミュニケーション論に関する主題とその諸理論を習得し、分析を行い、見解を提示できるようにする。
DPとの関連 ／Relation to DP

回 ／Time	授業計画（主題の設定） ／Class schedule	授業の内容 ／Contents of class	事前・事後学修の内容 ／Before After Study
1	導入と授業全体についての説明	全体の授業内容を解説した後、具体的な授業の進め方やメディアの考え方について説明する。最後にミニコメントを提出。	30分位をかけてシラバスに目を通す。授業後は、授業で説明した内容を定着させ、その内容と関連する具体例を、日常生活の中で2時間位かけて探してみる。
2	依存症のメカニズム	依存症のメカニズムについて学び、最後にミニコメントを提出。	前ページの詳細情報の「事前・事後学修の内容」を参照。
3	スマホ依存症、ゲーム依存症	スマホ依存症やゲーム依存症を例に、具体的にどのようなプロセスで依存症になるのかを学び、最後にミニコメントを提出。	同上
4	病気としてのゲーム障害	WHOが認定したゲーム障害の症状と治療について学びながら、依存症のメカニズムを有効利用する方向性についても学び、最後にミニコメントを提出。	同上
5	第１回中間課題	これまでの学習内容から好きなテーマを選び、具体例を示しながら効果的に意見を述べる。	同上
6	メディア・リテラシーとメディア組織	メディア組織は何を求めているのかを考え、最後にミニコメントを提出。	同上
7	メディア・リテラシーとメディア・コンテンツ	メディア組織が求めるものが、メディアコンテンツにどのように反映されているのかについて学び、最後にミニコメントを提出。	同上
8	メディア・リテラシーの測定	メディア・リテラシーの測定方法について学び、最後にミニコメントを提出。	同上
9	第２回中間課題	第1回中間課題以降の学習内容から好きなテーマを選び、具体例を示しながら効果的に意見を述べる。	同上
10	メディアの功罪：政治的な圧力など	政治的な圧力とテレビ報道の関係を分析した後、最後にミニコメントを提出。	同上
11	メディアの功罪：ジャニー性加害報道など	ジャニー性加害報道などを例に、メディアの功罪を分析した後、最後にミニコメントを提出、	同上
12	メディアの功罪：戦争報道など	戦争報道などを例に、メディアの功罪を分析した後、最後にミニコメントを提出、	同上
13	メディア・リテラシーと自己成長	メディア・リテラシーを自己成長に繋げる方法について考えた後、最後にミニコメントを提出。	同上
14	最終課題	今学期の学びを効果的に表現する。	同上