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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                ドイツ語圏の歴史・現代社会A(西ドイツの政党政治と社会)/GERMAN HISTORY AND CONTEMPORARY SOCIETY A | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    11-1024 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                金3/Fri 3 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                1,2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                佐々木 淳希 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
                - | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 佐々木 淳希 | ドイツ語学科/GERMAN | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
本講義では、1945年から1990年までのドイツ連邦共和国(西ドイツ)の歴史を扱う。「西ドイツ」を限定的に捉えれば、東西ドイツの統一によりすでに存在しない過去の国家であるが、現在の再統一されたドイツはその名称だけでなく、政治・経済の様々な制度や社会秩序の面で多くを西ドイツのものを引き継いでいる。さらにいえば、「現代」は第二次世界大戦後に形成された制度や秩序を基調としながらも、それらが制度疲労を起こし、新たな秩序を模索している時代とも言える。したがって、西ドイツ期を理解することは現代の諸問題を考えるためには必要不可欠な知識である。このような観点から、春学期は、ナチス・ドイツの崩壊後、それへの反省のうえに成立した西ドイツがどのような政治・社会秩序を形作っていったのかを解説する。 この授業を通じて、受講者は、外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成・実施方針(CP)の示す「ドイツ語圏の言語・文学・思想、芸術・文化、歴史・現代社会など、多様な領域に関する横断的な知識を養い、全人的な教養を身に付ける」ことを目指す。とりわけ、歴史・現代社会に関する様々な問題を考察・議論するうえで必要となる基礎的な知識や視座を学ぶことで、国際的な視座に立って現代社会についてより深い考察を加えることができるようになる。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
基本的に対面・講義形式で行うが、必要に応じてディスカッションやアンケートへの回答を求めることがある。 また、事前にmanabaで授業資料を配付するので、各自で授業に持参しメモをとりながら理解を深めるよう努めること。 毎授業後には、manabaで授業課題を提出してもらう。回答については、時間の都合上すべてを扱うことはできないが、一部を取り上げて翌授業内でフィードバックを行うので、積極的な質問を求める。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
事前学習:個々の学習状況に応じて、高校世界史の教科書・図説や参考文献の該当箇所を読み、授業の前提となる知識を身に付けること。特に、現代史は一国単独で理解できるものではなく、「世界史」的な観点からあらゆる知識の修得が求められる。 事後学習:配布レジュメを用いた授業内容の復習と、授業課題に関する調べ学習、回答が求められる。 ※事前事後学習あわせて、4時間の自習が必要となる。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
毎授業ごとの課題提出  100% ※授業直後の日曜日23:59までに提出 ※選択問題および論述問題(400字程度) 授業内に行うresponでの出席確認と課題の提出がそろうことが必要である。どちらか一方のみは認めず、欠席扱いとする。 ※やむを得ない理由なく4回以上欠席した場合は、「不可」とする。 ※体調不良などの事情がある場合は、メール連絡のうえ、後日証明書(原本、コピー可)を紙媒体で提出すること。メール添付は認めない。 ※やむを得ない理由による欠席の場合、課題提出があれば評点に算入する。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      
秋学期開講のドイツ語圏の歴史・現代社会B(統一後のドイツの政党政治と社会)とあわせて受講することで、第二次世界大戦後のドイツの全体像を把握することができるため、受講を推奨する。 また、他の歴史・現代社会に関する授業を理解するための基礎的な知識や視座を提供する。  | 
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備考                         /Notes  | 
                      
受講者数の多寡に応じて、授業の進行方法や評価方法を変更することがありえるので、受講者は必ず初回授業に出席し、情報を確認すること。 | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                ドイツ語圏の歴史・現代社会に関する概論的な知識、分野特有の思考・研究方法の基礎を修得し、分析を行い見解を提示できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              【24カリ】---------- △:言語スキルと異文化理解 △:ドイツ語運用能力 ○:リベラルアーツコースに関する専門知識 △:プロジェクトコースに関する専門知識 △:専門演習  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | オリエンテーション、ガイダンス | 授業の進め方や課題について ※受講者は必ず出席すること  | 
                事前学習:シラバスの記載内容を確認し、参考図書を閲覧する(3時間) 事後:授業課題への回答(1時間)  | 
              
| 2 | 敗戦と分割占領、東西ドイツの分断 | 戦勝国4カ国によって分割統治が行われ、東西ドイツの分断に至る経緯について | 事前:参考図書の該当箇所を読む(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  | 
              
| 3 | ドイツ連邦共和国の成立とアデナウアー | 分断国家として建国されたドイツ連邦共和国(西ドイツ)の成立過程について | 事前:参考図書の該当箇所を読む(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  | 
              
| 4 | 西ドイツの政治制度 | ナチズムへの反省をこめて形成された西ドイツの政治制度の特徴について | 事前:参考図書の該当箇所を読む(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  | 
              
| 5 | 西ドイツの社会制度 | 西ドイツの社会的特徴について | 事前:参考図書の該当箇所を読む(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  | 
              
| 6 | 復興と「経済の奇跡」 | 戦後急速に復興を遂げ、高度経済成長を達成した過程について | 事前:参考図書の該当箇所を読む(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  | 
              
| 7 | 68年運動と社会の変化 | 西ドイツの社会秩序に対する若者の異議申し立てとその背景について | 事前:参考図書の該当箇所を読む(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  | 
              
| 8 | ブラント政権と「もっと民主主義を」 | 戦後初の左派主導政権の成立とそれによる社会変化について | 事前:参考図書の該当箇所を読む(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  | 
              
| 9 | 西側結合と新東方外交 | 西ドイツの基本的な外交方針とその転換について | 事前:参考図書の該当箇所を読む(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  | 
              
| 10 | 危機管理の時代 | テロや世界的な経済不況に対する西ドイツの応答について | 事前:参考図書の該当箇所を読む(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  | 
              
| 11 | コールの登場と新自由主義 | 1980年代における西ドイツ政治の転換について | 事前:参考図書の該当箇所を読む(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  | 
              
| 12 | ヨーロッパ統合へ向けた加速 | 今日のEUにつながるコール政権下でのヨーロッパ統合について | 事前:参考図書の該当箇所を読む(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  | 
              
| 13 | 東西ドイツの再統一 | 東ドイツの動揺と東西ドイツの統一について | 事前:参考図書の該当箇所を読む(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  | 
              
| 14 | 春学期で学んだ内容を概観する | 春学期で学んだ内容の総まとめ | 事前学習:春学期に配布したレジュメの復習(1時間) 事後:授業課題への回答(3時間)  |