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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                ドイツ語圏のメディア文化 b/AREA STUDIES IN GERMAN MEDIA CULTURE b | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    11-2044 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                火1/Tue 1 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                常石 史子 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 常石 史子 | ドイツ語学科/GERMAN | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
<目的>  この授業は、外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成・実施方針(CP)が示す、「ドイツ語圏の言語、文学、思想、芸術、文化、歴史、現代社会など、多様な領域に関する横断的な知識を養い、全人的な教養を身に付ける」とともに、「その知識を活用してドイツ語圏に関わる様々な社会的・文化的現象について適切に問題を設定し、それを論理的かつ独自の視点から説得的に論述・議論する能力を身に付ける」ことに資するものである。 映画というひとつのメディアの歴史を深く掘り下げることを通じて、メディアそのものがもつ構造や機能に意識を向け、メディアから受け取る情報を批判的に検討する姿勢を養う。 <内容> 前半では、メッセージを伝達するメディアとしての映画について学ぶ。具体的には、映画というメディアがナチス政権に完全に掌握され、利用されるに至るまでの過程を考察する。後半は、記憶を記録するメディアとしての映画について検討する。ホロコーストの記憶をどう記録し、表現するのかという問いを検討したのち、記憶を記録するメディアとしての映画について考える。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
授業はPowerPointで資料を提示しながら対面で行う。 シラバス記載の各回の学修範囲はあくまで目安であり、実際の授業の進行状況によって変動することがある。 春学期、秋学期を通して受講することが望ましいが、必須とはしない。 授業に関する連絡はmanabaで行う。学生からの個別の連絡はmanabaの個人指導コレクションでのみ受け付ける。 授業の中で示される復習課題(400字以上の記述式)を、授業3日後の期限までにmanabaに提出すること。 各回の授業の冒頭で、前回の復習課題に対するフィードバックを行い、学期を通じて「書く力」の向上をはかる。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
事前学修(1時間程度):manabaでレジュメ等の資料が配布されるので、これを受講前にダウンロードし、目を通しておくこと。 事後学修(3時間程度):受講後には配布資料を活用して復習し、「復習課題」に取り組むこと。さらに授業の中で示される参考文献を読み、映画を視聴して、積極的に自分の関心領域を拡げ、深めてゆくことが望ましい。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
全14回分の復習課題の合計点で評価する(100%)。 11回以上の出席を評価の前提とする。Respon等を使用して出席を確認するほか、配布資料には含まれない内容を問う項目を毎回の復習課題に含める。 復習課題においては、授業後に自ら文献に当たって調査した発展的な内容を含むものを、特に高く評価する。 正当な理由があって欠席した場合、評価の前提となる出席数には影響しないが、課題を提出しない限り加点はされないので注意すること。 欠席の事由にかかわらず、欠席者のためのZoom配信、録画配信、別課題提示等は行わない。 復習課題の作成にあたっては生成系AIの使用を固く禁止する。 生成系AIの使用、Webサイトなどからの典拠を示さない引き写し、授業を聞かずに書いていると判断される記述、複数の学生間での同一回答などが確認された場合、その時点で当学期の成績はFとなるので十分に注意すること。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      ドイツ語圏の芸術・文化G(ドイツ語圏の映画とメディア:無声映画の時代) | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                ドイツ語圏のメディア文化に関する専門的な知識、分野特有の思考・研究方法を発展的に習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              【19カリ】---------- ○:言語スキルと異文化理解 ○:ドイツ語運用能力 △:言語・文学・思想研究に関する専門知識 ○:芸術・文化研究に関する専門知識 △:現代社会・歴史に関する専門知識 △:専門演習  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンス | 授業の概要、進め方、評価方法などを把握する。この授業の射程範囲と問題意識を共有する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 2 | プロパガンダの構造 (1):ナチスの映画政策 | ナチスの政権掌握とともに、映画産業が権力の中枢に取り込まれていった過程について理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 3 | プロパガンダの構造 (2):リーフェンシュタール | リーフェンシュタールによる記録映画に見られるプロパガンダの手法について考察する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 4 | プロパガンダの構造 (3):戦時下の娯楽映画 | ナチスの映画政策において、娯楽映画がどのように位置づけられていたかについて理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 5 | プロパガンダの構造 (4):戦時下の日本映画 | 同時期の日本において映画がどのようにプロパガンダに利用されていたかについて理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 6 | 映画における日独交流 | 『新しき土』(1937)国際合作の経緯を中心に、日独間の映画文化における交流について理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 7 | ホロコーストの記憶 (1):ドキュメンタリー | ホロコーストの記憶を、ドキュメンタリーとして記録しようとする映画の種々のアプローチについて理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 8 | ホロコーストの記憶 (2):同時代人の抵抗 | 同時代の映画人たちが、ナチズムおよびホロコーストをどのように描いたかを理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 9 | ホロコーストの記憶 (3):現代のフィクション映画 | ホロコーストを主題として現在もさかんに作られつづけるフィクション映画について理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 10 | 映画とアーカイヴ | 映画を保存し、未来に継承することの意味と課題について理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 11 | 映画の復元 | 映画を復元し、公開することに伴う種々の論点について理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 12 | 映画館という空間 | さまざまな他の娯楽と併置される一つのメディアに過ぎなかった映画が、映画館という空間を得て独自のメディアに発展していった過程について理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 13 | デジタル時代の映画の未来 | フィルムからデジタルへの移行を終えた映画というメディアの、今後の位置付けについて考える。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとにコ復習課題に取り組む。  | 
              
| 14 | 「日常」のアーカイヴ まとめ  | 
                ホームムービーのアーカイヴ活動の事例を通じて、日常の記録を保存するということについて考える。 授業全体のまとめやフィードバックを行う。  | 
                事前学修:配布資料を読んでおく。 配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  |