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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                ドイツ語圏のメディア文化 a/AREA STUDIES IN GERMAN MEDIA CULTURE a | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    11-2043 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                火1/Tue 1 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                常石 史子 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 常石 史子 | ドイツ語学科/GERMAN | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
<目的>  この授業は、外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成・実施方針(CP)が示す、「ドイツ語圏の言語、文学、思想、芸術、文化、歴史、現代社会など、多様な領域に関する横断的な知識を養い、全人的な教養を身に付ける」とともに、「その知識を活用してドイツ語圏に関わる様々な社会的・文化的現象について適切に問題を設定し、それを論理的かつ独自の視点から説得的に論述・議論する能力を身に付ける」ことに資するものである。 映画というひとつのメディアの歴史を深く掘り下げることを通じて、メディアそのものがもつ構造や機能に意識を向け、メディアから受け取る情報を批判的に検討する姿勢を養う。 <内容> 映画は運動を記録するメディアとして19世紀末に誕生してから、色を持ち、音を持ち、さまざまな段階を経て、現代の私たちが日常的に目にしているような形に至った。動く映像というまったく新しいメディアを手にした人々が、どのような「表現」のあり方を生み出していったのかについて考察を深める。誕生から1930年頃までの時期において、技術的にも美学的にも重要な役割を果たしていたドイツ語圏の映画に重点を置きながらも、アメリカやヨーロッパ諸国、日本などと随時比較しつつ、世界の映画史の流れを把握する。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
授業はPowerPointで資料を提示しながら対面で行う。 シラバス記載の各回の学修範囲はあくまで目安であり、実際の授業の進行状況によって変動することがある。 春学期、秋学期を通して受講することが望ましいが、必須とはしない。 授業に関する連絡はmanabaで行う。学生からの個別の連絡はmanabaの個人指導コレクションでのみ受け付ける。 授業の中で示される復習課題(400字以上の記述式)を、授業3日後の期限までにmanabaに提出すること。 各回の授業の冒頭で、前回の復習課題に対するフィードバックを行い、学期を通じて「書く力」の向上をはかる。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
事前学修(1時間程度):manabaでレジュメ等の資料が配布されるので、これを受講前にダウンロードし、目を通しておくこと。 事後学修(3時間程度):受講後には配布資料を活用して復習し、「復習課題」に取り組むこと。さらに授業の中で示される参考文献を読み、映画を視聴して、積極的に自分の関心領域を拡げ、深めてゆくことが望ましい。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
全14回分の復習課題の合計点で評価する(100%)。 11回以上の出席を評価の前提とする。Respon等を使用して出席を確認するほか、配布資料には含まれない内容を問う項目を毎回の復習課題に含める。 復習課題においては、授業後に自ら文献に当たって調査した発展的な内容を含むものを、特に高く評価する。 正当な理由があって欠席した場合、評価の前提となる出席数には影響しないが、課題を提出しない限り加点はされないので注意すること。 欠席の事由にかかわらず、欠席者のためのZoom配信、録画配信、別課題提示等は行わない。 復習課題の作成にあたっては生成系AIの使用を固く禁止する。 生成系AIの使用、Webサイトなどからの典拠を示さない引き写し、授業を聞かずに書いていると判断される記述、複数の学生間での同一回答などが確認された場合、その時点で当学期の成績はFとなるので十分に注意すること。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      ドイツ語圏の芸術・文化H(ドイツ語圏の映画とメディア:ナチズムの時代) | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                ドイツ語圏のメディア文化に関する専門的な知識、分野特有の思考・研究方法を発展的に習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              【19カリ】---------- ○:言語スキルと異文化理解 ○:ドイツ語運用能力 △:言語・文学・思想研究に関する専門知識 ○:芸術・文化研究に関する専門知識 △:現代社会・歴史に関する専門知識 △:専門演習  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンス | 
                授業の概要、進め方、評価方法などを把握する。この授業の射程範囲と問題意識を共有する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 2 | 映画前史:運動を記録する | 運動を記録するために生み出された、映画に先立つさまざまなメディアについて理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 3 | 映画の発明者たち | アメリカのエジソン、フランスのリュミエール兄弟、ドイツのスクラダノウスキー兄弟、それぞれの「映画」の発明について理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 4 | 映画が映したもの(1):フィクション | 映画ははじめから物語を語るメディアだったわけでなない。運動を記録できるようになった映画が何を対象に選んできたのかを、歴史的に考察する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 5 | 映画が映したもの(2):ドキュメンタリーとニュース映画 | 映画の「実写」としての側面、そして第一次世界大戦を機に生じた報道メディアとしての機能について考察する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 6 | 映画が映したもの(3):スペクタクル映画 | 第一次世界大戦後の一時期にドイツ語圏で量産されたスペクタクル映画について考える。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 7 | 無声映画の表現(1):ドイツ表現主義と映画 | 美術など多様な分野で大きな潮流となったドイツ表現主義が、映画においてどう現れたかについて理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 8 | 無声映画の表現(2):ドイツ表現主義の展開 | ドイツ表現主義の流れを受けて出現した室内劇、無字幕映画などの前衛的な作品について理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 9 | 無声映画の表現(3):新即物主義 | 表現主義への批判として美術の分野で出現した新即物主義の概念と、その映画への援用について理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 10 | 無声映画の表現(4):戦前ドイツ映画の影響力(アメリカ) | ユダヤ系映画人たちのナチス政権下での苦難と、彼らの亡命によってアメリカ映画に刻まれた戦前ドイツ映画の痕跡について理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 11 | 無声映画の表現(4):戦前ドイツ映画の影響力(日本) | ドイツ表現主義が日本映画を中心とする日本の芸術文化に与えた影響について理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 12 | 映画と色彩 | 映画に色がついていることが当たり前でなかった時代に、さまざまに試みられた色彩表現について理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 13 | 映画と音(1):映画とレコード | 初期の映画と、メディアとしてのレコードとの密接な関わりについて理解する。 | 事前学修:配布資料を読んでおく。 事後学修:配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  | 
              
| 14 | 映画と音(2):映像と音声の関係 まとめ  | 
                音声を記録できるようになったことで、映画というメディアが得たもの、失ったものについて考察する。 授業全体のまとめやフィードバックを行う。  | 
                事前学修:これまでの配布資料を読んでおく。 事後学修:これまでの配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。  |