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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                テクスト研究(語学・文学・思想) a/TEXT STUDIES (GERMAN LANGUAGE, LITERATURE AND THOUGHT) a | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    11-3031 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                金3/Fri 3 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                岡崎 龍 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
|---|---|
| 岡崎 龍 | ドイツ語学科/GERMAN | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
本授業の目的は、ドイツの商業誌『Phiosophie Magazin』に掲載されている「Essay」の講読(ネイティヴスピーカーで7~8分で読めるとされているもので、見開き一ページ程度に相当します)を通じて、哲学についてドイツ語で書かれた平易なテクストの内容を理解する能力を身に着けることです。予定では、学期の前半では二回の授業で一本(訳読一回+パラフレーズ一回)を、慣れてきたら後半では一回の授業で一本(段落ごとのパレフレーズ)を扱います。それぞれのテクストの内容は「労働嫌い」、「弁神論」、「貧困」、「例外状態」などなど多岐にわたりますが、いずれも哲学を用いて現代社会に対する新しいパースペクティヴを提供しようとするものであるため、本授業の受講を通じて、受講者は、ドイツ語を学ぶと同時に哲学的な思考に慣れ、それをもとに自分の生きる世界・社会を新たに捉え返す能力を身に着けることができます。学科の方針と関連して、具体的には以下の能力をつけることが目的となります。 1)ドイツ語学科の学位授与方針(DP)(学位の裏付けとなる「能力」)2に定める、ドイツ語運用能力の中の特に「読む」技能について、「異文化を理解し情報を収集するのに必要な専門的な能力」を身に付けることを目的とします。さらに、同4に関連して、ドイツ語圏の思想に関する横断的な知識を養い、全人的な教養を身に付けるとともに、その知識を活用してドイツ語圏に関わる様々な社会的・文化的現象について論述・議論する能力をつけることを目指します。 2)学位授与方針(DP)(学位の裏付けとなる「能力」)4と5、教育課程の編成・実施方針(CP)(専門教育)に定めるドイツ語圏の文学・思想に関する知識を直接的・間接的に、また、横断的に修得することを目的とします。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
授業方針はおおむね下記の通りです。ただし、受講者のレベルに応じてペースを変更することがあります。 現段階では、第7回までは二回で一つのEssayを、第9回からは一回で一つのEssayを扱う予定です。 第2回~第7回、第9回~第13回については担当者を決める形はとりませんので、各回の授業で全ての受講者が予習してくることが必要になります。 第8回と第14回には、事前に担当者を決めて、同程度の分量のテクストを事前に配布し、その内容について一人5~10分程度のプレゼンテーションを行ってもらいます。 1)第2回から第7回(段落ごとに逐語訳+パラフレーズ) ・事前にテクストに目を通し、不明な単語や文法構造等を調べて作成した訳文について隣の人と話し合う。 ・一人指名し、訳読をしてもらう(段落の長さによっては、複数の部分に分けることがあります)。 ・訳読をもとに、隣の人と該当段落の内容について話し合う。 ・一人指名し、大意を述べてもらう(パラフレーズ)。 ・必要に応じて、担当教員が重要概念等について説明を行います。 2)第9回から第13回(段落ごとにパラフレーズ) ・事前にテクストに目を通し、不明な単語や文法構造等を調べてきた内容について、隣の人と話し合う。 ・一人指名し、大意を述べてもらう(パラフレーズ)。 ・必要に応じて、担当教員が重要概念等について説明を行います。 以上の内容を段落ごとに進め、一つのEssayが終わった段階で、テクスト全体の意義や背景について、改めて教員が説明を行います。 ・プレゼンテーション 予定日の一週間前までに同分量のテクストを一部渡しますので、その内容について、5~10分程度のプレゼンテーションを行ってもらいます。正当な理由で予定日にプレゼンテーションを行えなかった場合には、後日zoomで時間を取る予定です。 ※各授業の開始時にアプリを用いて席替えを行います。 履修上の注意:このテクスト研究は、未修クラスで「応用ドイツ語 II」や「総合ドイツ語 IV」の成績が「A」以上の学生と、既修クラスの学生を主な対象とします(但し、未修クラスの学生で成績が「B」以下でも履修可)。「応用ドイツ語」と「総合ドイツ語」の成績が異なる場合や、「応用ドイツ語 II」や「総合ドイツ語 IV」を再履修中でまだ成績が出ていない場合は、ご本人の判断に任せます。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
各回に扱うテクストについて、知らない単語や文法内容について事前に調べて訳文を作成し、さらに段落ごとに大意を自分の言葉でパレフレーズできるように準備して授業に臨んでください(3時間)。訳文の作成にあたっては、自力でわからないとき以外はAI等を使用しないようにしてください。また授業後には授業内容を復習し、興味のある内容について辞典等で調べてみてください(1時間)。 「正しい訳文を読み上げること」や「正しい解釈を述べること」ではなく、なぜそのような訳文/解釈に至るのか、そのプロセスについての説明を含めて成績評価を行いますので、事前学習時に留意してください。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
毎回の授業への参加度(予習を行って訳読を担当し、またパラフレーズを行うこと等々で60%)、プレゼンテーション(40%)を合わせて、100点満点で成績評価を出します。 AIの使用は妨げませんが、機械翻訳の内容を読み上げるだけでは評価の対象になりません。訳読に際しては折に触れて品詞分解をしてもらい、「なぜそのような訳になるか」のプロセスを重視しますので、そうした内容についても説明してもらうことがあります。 受講人数にもよりますが、各回の授業で一度は訳読/パラフレーズについて指名されると考えてください。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      「ドイツ語圏の言語・文学・思想」、「社会思想史」等の科目が本授業と関連するほか、後期の「テクスト研究(語学・文学・思想) a 」では古典的な哲学のテクスト(カント「啓蒙とは何か」)を扱うため、連続して受講することで学習効果を高めることが期待できます。 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
                      
使用するテキストは、授業中にコピーを配布します。欠席された方にはManaba上での配布も行います。 授業は、指定された曜日・時限・教室で、対面で行います。 Philosophie Magazin誌にはオンライン版もあります。次のサイト(https://www.philomag.de/)で閲覧することができます(一部のみ無料公開されており、全体の閲覧は有料です)。  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                専門的なドイツ語テクストを講読し、語学・文学・思想に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              【19カリ】---------- ○:言語スキルと異文化理解 ○:ドイツ語運用能力 △:言語・文学・思想研究に関する専門知識 ○:芸術・文化研究に関する専門知識 △:現代社会・歴史に関する専門知識 △:専門演習  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
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| 1 | オリエンテーション | 今学期の授業に進め方に関するガイダンス、プレゼンテーション担当者の決定、プレゼンテーション例 | |
| 2 | Das Beben von Lissabon (1) | 受講者による段落ごとの逐語訳、パラフレーズ、教員による解説 | 単語・文法構造を調べる、段落ごとの大意を考える、興味のある概念について調べてみる | 
| 3 | Das Beben von Lissabon (2) | 受講者による段落ごとの逐語訳、パラフレーズ、教員による解説 | 単語・文法構造を調べる、段落ごとの大意を考える、興味のある概念について調べてみる | 
| 4 | Arbeitsverweigerung (1) | 受講者による段落ごとの逐語訳、パラフレーズ、教員による解説 | 単語・文法構造を調べる、段落ごとの大意を考える、興味のある概念について調べてみる | 
| 5 | Arbeitsverweigerung (2) | 受講者による段落ごとの逐語訳、パラフレーズ、教員による解説 | 単語・文法構造を調べる、段落ごとの大意を考える、興味のある概念について調べてみる | 
| 6 | Schafft die Familie ab! (1) | 受講者による段落ごとの逐語訳、パラフレーズ、教員による解説 | 単語・文法構造を調べる、段落ごとの大意を考える、興味のある概念について調べてみる | 
| 7 | Schafft die Familie ab! (2) | 受講者による段落ごとの逐語訳、パラフレーズ、教員による解説 | 単語・文法構造を調べる、段落ごとの大意を考える、興味のある概念について調べてみる | 
| 8 | プレゼンテーション(中間) | 授業で読んでいるのと同程度の分量のテクストを事前に配布し、10分程度のプレゼンテーションをしてもらいます。 | 担当者:プレゼンテーション準備、その他の受講者:該当テクストに目を通しておく | 
| 9 | Schuld und Sühne? | 受講者による段落ごとのパラフレーズ、教員による解説 | 単語・文法構造を調べる、段落ごとの大意を考える、興味のある概念について調べてみる | 
| 10 | Hegel-Konjunkturen | 受講者による段落ごとのパラフレーズ、教員による解説 | 単語・文法構造を調べる、段落ごとの大意を考える、興味のある概念について調べてみる | 
| 11 | Benjamin und der Ausnahmezustand | 受講者による段落ごとのパラフレーズ、教員による解説 | 単語・文法構造を調べる、段落ごとの大意を考える、興味のある概念について調べてみる | 
| 12 | Das Pöbel-Problem | 受講者による段落ごとのパラフレーズ、教員による解説 | 単語・文法構造を調べる、段落ごとの大意を考える、興味のある概念について調べてみる | 
| 13 | Optimismus – eine Frage der Haltung | 受講者による段落ごとのパラフレーズ、教員による解説 | 単語・文法構造を調べる、段落ごとの大意を考える、興味のある概念について調べてみる | 
| 14 | プレゼンテーション(期末) | 授業で読んでいるのと同程度の分量のテクストを事前に配布し、10分程度のプレゼンテーションをしてもらいます。 | 担当者:プレゼンテーション準備、その他の受講者:該当テクストに目を通しておく |