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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                ドイツ語圏文学・思想概論 a/INTRODUCTION TO GERMAN LITERATURE AND THOUGHT a | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    11-1042 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                金3/Fri 3 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                1,2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                丸山 達也 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
                - | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 丸山 達也 | ドイツ語学科/GERMAN | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
<CP、DPとの関係> この科目は、ドイツ語学科のCP(専門教育)、およびDP(学位の裏付けとなる「能力」の4)に定める、ドイツ語圏の言語・文学・思想に関する幅広い知識を養い、これらの領域に関る様々な社会的・文化的現象について適切に問題を設定し、それを論理的かつ独自の視点から説得的に論述・議論する力を身に付けるための、リベラルアーツ科目です。 <講義目的> ドイツ語圏では演劇・芝居は単なる娯楽・エンターテインメントという位置付けではありません。18世紀に活躍した詩人フリーリヒ・シラー(1759-1805)は舞台を「道徳的施設」と呼んだように、劇場をある種の人間形成の場と捉える教育的な見方は、18世紀に構想され、現在の劇場のあり方の基盤ともなっています。受講生は、そうした劇場文化の成立背景を踏まえた上で作品を読むことを通じて、日本とは異なる劇場のあり方を知り、その違いについて考察できるようになることを目指します。 <講義概要> 受講生は、各回の講義で取り上げる戯曲の一部を読み、作品が成立した背景を踏まえながら、そこで何が描かれているのか、その内容について検討します。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
manabaから配信するレジュメ、資料、パワーポイントを用いての講義形式の授業となりますが、受講生には配信資料の音読、あるいは、読んだ資料の内容等について自分なりの意見を述べていただくこともあります。その際には、積極的に発言していただきたいと思います。 また、授業後にリアクションペーパーを書いていただき、manabaから提出していただきます。その中から主だった意見、質問等をいくつかピックアップして、次回授業の冒頭で簡単なフィードバックを行います。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
事前に配信される資料については、授業の前に必ず目を通しておいてください(2時間) *必須ではありませんが、下記「参考文献等」に挙げる文献、そして、授業中に紹介する文献などは読んでおくことをお勧めします。 授業後は、内容に関するリアクションペーパー(考えたこと、意見、質問等)を書き、期日までに提出していただきます(2時間)  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
各回のリアクションペーパー(10%)、提出課題 x2(40%)、最終レポート(50%)により評価します。 | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      この授業受講後は、「ドイツ語圏の言語・文学・思想G(ドイツ語圏の思想 カント哲学まで)」、「ドイツ語圏の言語・文学・思想H(ドイツ圏の思想 ヘーゲル以降現代思想まで)」などを受講してみるとよいでしょう。 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
                      講義内で取り上げる作品(翻訳)については別途作品リストを配布します。 | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                ドイツ語圏の文学・思想に関する概論的な知識、分野特有の思考・研究方法の基礎を習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              【19カリ】---------- ○:言語スキルと異文化理解 ○:ドイツ語運用能力 ○:言語・文学・思想研究に関する専門知識 △:芸術・文化研究に関する専門知識 △:現代社会・歴史に関する専門知識 △:専門演習  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンス | 講義の進め方や提出課題について説明します。 | |
| 2 | ドイツの演劇文化・劇場制度 | 現代のドイツ語圏の演劇・劇場文化について紹介し、その基盤が18世紀に形成されていることを概観します。 | |
| 3 | 18世紀ドイツでの演劇改革と市民悲劇 | ゴットシェートを中心に行われたドイツの演劇改革とその後の展開について概観し、啓蒙期の演劇について一緒に考えていきます。 | |
| 4 | レッシング『ミス・サラ・サンプソン』『エミーリア・ガロッティ』 | レッシングの『ミス・サラ・サンプソン』『エミーリア・ガロッティ』の一部を読み、市民悲劇の特徴について考えていきます。 | |
| 5 | レッシング『賢者ナータン』 | 終盤に展開されるナータンとザラディーンの対話部分を読み、その内容について一緒に考えます。 | |
| 6 | シュトゥルム・ウント・ドラングの演劇について | シュトゥルム・ウント・ドラングという文学運動の概要を解説し、作品の一部を読みながらその特徴について考えていきます。 | |
| 7 | J・M・R・レンツ『家庭教師』『軍人たち』 | J・M・R・レンツの演劇論をもとに、「喜劇」と定義される彼の作品を読み、その演劇観について考えます。 | |
| 8 | シラー『群盗』 | シラーの『群盗』を中心に、同時代に頻繁に取り上げられた「対立する兄弟」というテーマについて一緒に考えていきます。 | |
| 9 | シラー『たくらみと恋』 | シラーの『たくらみと恋』の内容を概観し、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』と比較しながら内容について一緒に考えていきます。 | |
| 10 | クライスト『壊れ甕』 | クライストの『壊れ甕』を表面的に読むだけでなく、その裏に暗示されている内容について検討していきます。 | |
| 11 | ブレヒト『肝っ玉おっ母とその子どもたち』 | ブレヒトの『肝っ玉おっ母とその子どもたち』の内容を概観し、一部を読んで母アンナの行為について一緒に考えていきます。 | |
| 12 | ブレヒト『セチュアンの善人』 | ブレヒトの『セチュアンの善人』の内容を概観し、一部を読んでシェン・テ(シュイ・タ)の行為を中心に「善人」について一緒に考えていきます。 | |
| 13 | ハントケ『観客罵倒』 | ノーベル文学賞を受賞(2019年)したハントケの出世作にして衝撃作『観客罵倒』について、初演の映像も交えながら、作品の意義について一緒に考えていきます。 | |
| 14 | シーラッハ『テロ』 | シーラッハによる初の演劇作品の特殊な構造について一緒に検討します。 |