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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                交流文化論(オルタナティブ・ツーリズム論)/STUDIES IN TOURISM AND TRANSNATIONAL | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    【独】11-2007 【英】12-2093 【仏】13-2017  | 
              
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                外国語学部/FOREIGN LANGUAGES | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                木4/Thu 4 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                須永 和博 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 須永 和博 | 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
 オルタナティブ・ツーリズムとは、観光の大衆化(マス・ツーリズム)がもたらす様々な弊害(生活文化の形骸化や自然環境の破壊、新植民地主義等)を克服するために登場した新たな観光開発の理念です。 本講義ではまず、オルタナティブ・ツーリズムが生まれた歴史的・社会的背景について概説します。その上で、エコツーリズムやコミュニティ・ベースド・ツーリズム、バックパッキング、先住民観光など、オルタナティブな観光実践の諸事例を、文化人類学的・社会学的視点から検討し、その可能性について考えます。 本講義では、出来る限り実際の観光の現場で生じている個別具体的な事例から、観光の問題と可能性について考えてみたいと思います。その際に扱う事例は、東南アジアをはじめとする「第三世界」や、先住民族や少数民族などの「第四世界」が中心となる予定です。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
 受講に際しては、授業内で紹介する文献資料の読解を各自行なうなど、予習・復習が不可欠となります。 講義形式の授業となりますが、毎回リアクションペーパーを提出してもらうことで、できる限りインタラクティブな授業にしていきたいと思います。リアクションペーパーに対するコメントは授業内で随時、期末レポートの総評はmanabaにてお知らせします。 講義は、原則として対面で行い、オンライン配信や録画配信はしません。資料の共有や授業関係の連絡は、原則としてmanabaを通じて行います。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      シラバス記載の参考文献、および授業毎に配布するレジュメに記載された参考文献を読むこと(毎週1時間程度)。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      リアクションペーパー・小レポート(30%)、期末レポート(70%)。リアクションペーパーの未提出(著しく問題のあるものも含む)は1回5点の減点とし、4回以上の未提出で単位認定の資格を失います。 | ||||||||||
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      ツーリズム人類学 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
                      特になし。 | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                交流文化に関する各種分野について特定の専門知識を習得し、分析のうえ見解を提示できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              【19カリ・独】---------- △:言語スキルと異文化理解 △:ドイツ語運用能力 △:英語運用能力 △:言語・文学・思想研究に関する専門知識 △:芸術・文化研究に関する専門知識 △:現代社会・歴史に関する専門知識 △:専門演習 【19カリ・英】---------- ○:国際教養と社会的責任 △:英語の運用能力 ○:グローバル社会に関する専門知識 △:メディア・コミュニケーションに関する専門知識 △:文学・文化・歴史に関する専門知識 △:言語に関する専門知識 △:系統的知識と表現力 【19カリ・仏】---------- ○:幅広い教養 △:専門知識・技能 △:英語の運用能力 △:課題設定力 ○:情報分析力 △:発信力 △:協調性 ○:主体性 ○:倫理性 【24カリ・独】---------- △:言語スキルと異文化理解 △:ドイツ語運用能力 △:英語運用能力 △:リベラルアーツコースに関する専門知識 △:プロジェクトコースに関する専門知識 △:専門演習 【24カリ・英】---------- ○:国際教養と社会的責任 △:英語の運用能力 △:グローバル社会に関する専門知識 △:メディア・コミュニケーションに関する専門知識 △:文学・文化・歴史に関する専門知識 △:言語に関する専門知識 △:系統的知識と表現力 【24カリ・仏】---------- ○:幅広い教養 △:専門知識・技能 △:英語の運用能力 △:課題設定力 ○:情報分析力 △:発信力 △:協調性 ○:主体性 ○:倫理性  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | 趣旨説明 | オルタナティブ・ツーリズムの動向について概説する。 | |
| 2 | 映像資料『ジャマイカ:楽園の真実』 | 映像資料から読み取れる観光やグローバリズムの問題点について考える。 | |
| 3 | 場所性の商品化─アマンリゾーツの戦略 | リゾート開発のオルタナティブな動向について整理した上で、リゾートと地域コミュニティの関係について考える。 | |
| 4 | 環境主義の商品化─エコリゾート | エコリゾートと呼ばれる、環境に配慮したリゾートの現状について考える。 | |
| 5 | ヘリテージ・ツーリズム─ラオス・ルアンパバンの事例 | ヘリテージ・ツーリズムの理念と現実の落差について、ルアンパバンの事例をもとに考える。 | |
| 6 | 現代アートとツーリズム─香川県直島の事例 | 地方の農山漁村などで行われるアートツーリズムの現状や課題について、香川県直島の事例から考える。 | |
| 7 | 貧困の商品化─都市貧困とツーリズム | スラムなど都市貧困地域における、コミュニティ・ベースド・ツーリズムの現状と課題について考える。 | |
| 8 | バックパッカーの歴史と現状 | バックパッキングと呼ばれる旅の歴史的展開を整理した上で、その現状について紹介する。 | |
| 9 | 先住民とアート─北米イヌイットの事例 | 先住民観光の現状と課題について、北米イヌイットの事例をもとに考える。 | |
| 10 | 先住民とミュージアム─アイヌの事例 | 先住民観光の現状と課題について、アイヌの事例をもとに考える。 | |
| 11 | エコツーリズムと先住民1─環境主義とは何か | エコツーリズムを支える環境保護思想の歴史を整理した上で、先住民族のような人々がそれにどのように巻き込まれ、応答してきたのかを紹介する。 | |
| 12 | エコツーリズムと先住民2─持続可能な開発とは何か | エコツーリズムを支える「持続可能な開発」という言説を批判的に読み解き、先住民族の視点からエコツーリズムを考察するための基本的な視座を紹介する。 | |
| 13 | 資本の論理に抗する観光─タイ北部のコミュニティ・ベースド・ツーリズムの事例 | タイ北部の事例から、一定の自律性を保持しながら、観光に向き合う可能性について考える。 | |
| 14 | 現代日本における農山村の再編と観光 | 現代日本の農山村を事例に、地域づくりの手段としての観光の可能性と限界について考える。 |