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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                交流文化論(トランスナショナル文化特殊講義(メディア社会学))/STUDIES IN TOURISM AND TRANSNATIONAL | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    【独】11-2007 【英】12-2093 【仏】13-2017  | 
              
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                外国語学部/FOREIGN LANGUAGES | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                木1/Thu 1 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                山口 誠 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 山口 誠 | 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
旅するとき、人はなぜ写真を撮るのでしょうか。何を撮り、何を撮らないのでしょうか。そもそも旅行にカメラを持って行くことを否定する人がいます。その人は何を忌避しているのでしょうか。逆にSNSへアップするためにフォトジェニックな場所へ旅する人や、旅先で「自撮り」する人が増えています――いったい「撮る」という行為は、いかなる意味を持つのでしょうか? 「じっさい、観光はたいていが、写真になりそうなところを探し求める行為となった」という考え方もあります(アーリ&ラースン、2011=2014)。こうした観光写真あるいは写真観光の研究は世界的に注目を集めてきた一方、日本では極めて希少なのが現状です。 そのためこの講義では、(1) 海外の研究成果を日本の社会文脈に導入し、(2) ビジュアル・メディアとしての写真と映画に着目し、その誕生から現状までを豊富な事例から考察し、(3) メディア時代のメカニズムを明らかにすることを試みます。 いまやメディアを一切使わずに一日を終えることは、ほぼ不可能な時代です。家族や友人などと話さない日はあっても、スマホやテレビや新聞や書籍に触れない日は無く、ここにゲームや音楽や動画も加えれば、現代は「メディア時代」であるといえます。そのため、この講義では「観る」という行為(パフォーマンス)の社会的意味を探り、近代社会におけるイメージとイマジネーションの諸問題を考えることで、メディア社会学の考え方を身に付けることを目的とします。 外国語学部の講義として、メディア研究および社会学の基礎から学び、最終回には現在のメディア研究の最前線の知見まで到達できるよう、できるだけわかりやすく、面白く、そしてレベルを落とさずに授業をおこないます。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
※受講生のレスポンスを確認し、取り上げる事例を変えたり、より詳しい解説を加えたり省いたりするため、事前に作成したレジュメは配布せず、パソコンによる板書をノート・テイキングしてもらう形式で授業を進めます。ただしすべての板書をノートに書き写すことを求めていません。学期末レポートでも、授業内容の詳細を確認する問題は出題しません。 ※授業の具体的な内容と成績評価については、初回の授業で詳しく説明します。そのため、可能な限り初回の授業に参加されることをお願いします。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      授業中に示す事例や重要概念について、図書館などで自ら調べ、さらに理解を深めてください。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      学期末レポート85%、授業参加度および授業(レスポンによるアンケートを予定)15%。 | ||||||||||
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関連科目                         /Related Subjects  | 
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備考                         /Notes  | 
                      テキスト・参考文献:各回講義で適宜提示します。 | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                交流文化に関する各種分野について特定の専門知識を習得し、分析のうえ見解を提示できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              【19カリ・独】---------- △:言語スキルと異文化理解 △:ドイツ語運用能力 △:英語運用能力 △:言語・文学・思想研究に関する専門知識 △:芸術・文化研究に関する専門知識 △:現代社会・歴史に関する専門知識 △:専門演習 【19カリ・英】---------- ○:国際教養と社会的責任 △:英語の運用能力 ○:グローバル社会に関する専門知識 △:メディア・コミュニケーションに関する専門知識 △:文学・文化・歴史に関する専門知識 △:言語に関する専門知識 △:系統的知識と表現力 【19カリ・仏】---------- ○:幅広い教養 △:専門知識・技能 △:英語の運用能力 △:課題設定力 ○:情報分析力 △:発信力 △:協調性 ○:主体性 ○:倫理性 【24カリ・独】---------- △:言語スキルと異文化理解 △:ドイツ語運用能力 △:英語運用能力 △:リベラルアーツコースに関する専門知識 △:プロジェクトコースに関する専門知識 △:専門演習 【24カリ・英】---------- ○:国際教養と社会的責任 △:英語の運用能力 △:グローバル社会に関する専門知識 △:メディア・コミュニケーションに関する専門知識 △:文学・文化・歴史に関する専門知識 △:言語に関する専門知識 △:系統的知識と表現力 【24カリ・仏】---------- ○:幅広い教養 △:専門知識・技能 △:英語の運用能力 △:課題設定力 ○:情報分析力 △:発信力 △:協調性 ○:主体性 ○:倫理性  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | 初回ガイダンス | メディアの社会学とは何か? | |
| 2 | 写真術の誕生 | 遠近法と客観 | |
| 3 | 写真が「写真」になるとき | ドキュメントの誕生 | |
| 4 | 「観る」時代としての20世紀 | 写真が「写真」になるとき | |
| 5 | 日本と写真術の出会い | 帝国主義と日本の写真術 | |
| 6 | 日本に対する海外の「まなざし」 | 外国人が写した「日本」 | |
| 7 | 観る権力、観せる権力――天皇の肖像 | 「天皇」をめぐるイメージとイマジネーション | |
| 8 | 映画と映画館の出現 | 「動く画」のインパクト | |
| 9 | 映画が「映画」になるとき | 映画のメディア特徴 | |
| 10 | 「ディズニー」という思想 | ディズニーの世界観と「文化」の政治 | |
| 11 | 映画の「まなざし」と近代の主体性 | 「観る」ことは、わたしたちをいかに「主体化」していくのか | |
| 12 | 「観る」ことの現在①:「撮る」ために移動する人々 | 「絶景」の作り方 | |
| 13 | 「観る」ことの現在②:「自撮り」とセルフ・ポートレイト | 後期近代社会におけるメディアと自己(わたし) | |
| 14 | SNS時代と「観る」ことの社会学 | 「観る」こととメディア・リテラシー |