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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/04/09 現在/As of 2024/04/09

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
刑法総論Ⅱ(3学科合併科目)/CRIMINAL LAW (GENERAL RULES) II
開講所属
/Course Offered by
法学部総合政策学科/LAW POLICY STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/2024 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火2/Tue 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
関根 徹
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
関根 徹 総合政策学科/POLICY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
本授業は、刑法総論を内容とし、多様な現代社会の中で生じる様々な刑事事件の解決をすることを学ぶ上で必要な刑法学の専門的知識及び法的なものの考え方(リーガル・マインド)を身に付けることを目的とします。刑法は、大きく1条から72条と73条から264条の2つの部分に分けられます。これらのうち、前者の1条から72条は「総則」と呼ばれており、73条以降に規定されている各犯罪に共通するルールが規定されています。刑法総論の授業では、この「総則」の部分を学びます。本授業では、刑法総論Ⅰの続きの部分を講義します。具体的には、まず、違法性阻却事由のうちの正当行為・責任・未遂・共犯・罪数について説明します。また併せて、刑法総論Ⅰと同様、事件のとらえ方やその解決方法について学び、最終的に、犯罪論の体系に従って事件を解決することができる能力を身に着け、刑事法分野に関する専門的知識を活かして多様な現代社会に貢献できる能力を身に付けることを目標とします。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
対面での講義形式で行います。事前に資料をmanabaにuploadしておくので、各自で印刷して授業の時に持ってきてください。レポートについては授業で解説します。録画配信等は行いません。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
資料をmanabaにuploadしておくので、各自で印刷し、事前に資料と教科書の該当部分を読んできてください(2時間)。また、資料の最後に当該授業に関連する課題を掲載しているので、授業後、資料及び教科書を見直しながら、それについて考えてください(2時間)。この課題をレポートにまとめて提出した場合には、加点します。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
コンパクト刑法総論第2版
著者
/Author name
只木誠
出版社
/Publisher
新世社
ISBN
/ISBN
978-4-88384-358-9
その他(任意)
/other
教科書
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
刑法判例百選 第8版 Ⅰ 総論
著者
/Author name
佐伯仁志・橋爪隆 編
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4-641-11550-7
その他(任意)
/other
参考書
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
中間で課すレポート(30%)と期末試験(70%)により評価します。いずれについても評価は、1問題を理解した上で論点を提示することができているか、2論点に対する自説を示すことができているか、3自説に基づいた結論を正しく示しているかという基準により、行います。また、これらを論じる上での表現力と論理性も考慮します。なお、資料に掲載されている課題を検討し、レポートとして提出した場合には、評価の際に考慮します(10%分)。これは任意ですので、提出しなくても減点せず、提出した場合に加点します。授業中に発言を求めることがあります。積極的に発言してくれた場合には、それも任意のレポート10%分の中で考慮します。
関連科目
/Related Subjects
具体的な事件の解決方法を現代社会1と2で解説するので、余裕がある人は、現代社会1と2も履修してください。
備考
/Notes
参考文献:必要に応じて紹介します。
到達目標
/Learning Goal
刑法総論の論点、学説・判例を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 正当行為 正当行為のうち、特に被害者の承諾を中心に学びます。 事前に配布した資料及び教科書の85~104頁を読んでおいてください。
2 責任・期待可能性 責任論及び責任の本質・期待可能性について学びます。 事前に配布した資料及び教科書の36・140~142頁を読んでおいてください。
3 責任能力 責任能力の内容・原因において自由な行為について学びます。 事前に配布した資料及び教科書の143~151頁を読んでおいてください。
4 違法性の意識 違法性の意識及びその可能性について学びます。 事前に配布した資料及び教科書の179~188頁を読んでおいてください。
5 未遂・不能犯 未遂・実行の着手・不能犯について学びます。 事前に配布した資料及び教科書の210~232頁を読んでおいてください。
6 中止犯 中止犯について学びます。 事前に配布した資料及び教科書の233~244頁を読んでおいてください。
7 共犯総論 共犯の意義・諸原理について学びます。 事前に配布した資料及び教科書の245~261頁を読んでおいてください。
8 間接正犯 間接正犯について学びます。 事前に配布した資料及び教科書の249~250頁を読んでおいてください。
9 共同正犯総論 共同正犯の処罰根拠・内容・要件について学びます。 事前に配布した資料及び教科書の264~277頁を読んでおいてください。
10 共同正犯の諸問題 共同正犯の諸問題について学びます。 事前に配布した資料及び教科書の264~277頁を読んでおいてください。
11 教唆犯・従犯 教唆犯・従犯の処罰根拠・内容・要件について学びます。
事前に配布した資料及び教科書の262~263・278~288頁を読んでおいてください。
12 共犯と身分 共犯と身分について学びます。 事前に配布した資料及び教科書の289~296頁を読んでおいてください。
13 共犯の諸問題 共犯の諸問題について学びます。 事前に配布した資料及び教科書の297~306頁を読んでおいてください。
14 罪数・刑罰論及び秋学期のまとめ 罪数論・刑罰論その他の問題について学び、秋学期のまとめをします。 事前に配布した資料及び教科書の307頁以降を読んでおいてください。

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