シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/04/09 現在/As of 2024/04/09

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ドイツ法b(18以前)/GERMAN LAW b
開講所属
/Course Offered by
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/2024 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
水1/Wed 1
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
安原 陽平
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
安原 陽平 法律学科/LAW
授業の目的・内容
/Course Objectives
 本講義は、法学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成・実施方針(CP)が示す、法学の専門的知識やグローバルな思考力を身につけること、また、問題点を発見しその解決策を見出す能力や文章の作成能力および表現力を身につけることに関連し、法学の視点からドイツの学校法制に関する専門的知識を獲得すること、時事的・国内・国外の教育に関する様々な問題を自ら発見し解決策を考えることなどを目指します。
 本講義の内容は、ドイツ法のなかでもGrundgesetz(基本法)、Schulrecht(学校法/教育法)を主たる対象とし、ドイツの基本法、学校法制、関連する学説や判例を扱います。また、本講義の目的は、ドイツの基本法や学校法制に関する知見を獲得することです。ドイツとの比較を通して、日本の教育法制の諸問題を発見し、解決策を考えることも目指します。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 基本的には、レジュメを配付して、講義を進めます。可能な限り学生が発言等できるように工夫し、一方的ではないインタラクティブな講義をおこないたいと考えています。
 また、リアクションペーパーの一部を講義内で共有し、他の学生がどのように考えているか理解することを通じ、講義内容の理解をより深められるようにします。なお、リアクションペーパーは、manabaのレポート機能を使用する予定です。
 学生の興味・関心や理解度、あるいは教育行政の動き等によって、授業計画を変更する可能性があります。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
【事前学習(2時間)】シラバスを確認のうえ、参考書の該当箇所や関連する新聞記事等を読み、講義に臨んでください。
【事後学習(2時間)】講義のレジュメや参考書の該当箇所等を読み返してください。また、講義内で紹介した論文等を読んでください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
テキスト(教科書)は指定しません。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
ドイツの学校法制と学校法学
著者
/Author name
結城忠
出版社/URL
/Publisher
信山社
ISBN
/ISBN
9784797254860
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
ドイツ法入門〔改訂第9版〕
著者
/Author name
村上淳一=守矢健一/Hans-Peter Marutschke
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4-641-04822-5
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
◯リアクションペーパーの提出(20%)
各講義後にリアクションペーパーの提出を求め、講義の理解度等を確認します。

◯試験(80%)
※詳細な評価基準は講義内で確認します。
関連科目
/Related Subjects
教育法a、教育法b、公法系の各科目

※とくに、教育法a、教育法bを履修したうえで、本講義を履修することが望ましいです。
備考
/Notes
以上の参考文献のほか、Günther Hoegg(2019)『Die 100 häufigsten  Fragen zum Schulrecht : Was Lehrkräfte wissen sollten』BELTZも挙げておきます。
到達目標
/Learning Goal
ドイツ法の基礎、ドイツ法の様々な学問分野に触れ、ドイツ法に関する事例について重要な判例・学説を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス、成績評価、本講義の概要 成績評価、本講義の概要について把握する。
2 ドイツの歴史とドイツの特徴 憲法/基本法から ドイツの憲法や基本法から、ドイツの歴史を概観し、その特徴を掴む。
3 ドイツ基本法総論 ドイツ連邦共和国基本法の総論を理解する。
4 ドイツ基本法統治 連邦議会、連邦参議会、連邦会議、連邦大統領、連邦政府と連邦首相、連邦憲法裁判所などのドイツにおける統治機構の概要を把握する。
5 ドイツ基本法基本権総論 基本権の第三者効や基本権保護義務論などの基本権総論に関わる理論を理解する。
6 ドイツ基本法基本権各論 自己決定権、平等、信教の自由など、学校法制でもとくに問題となる基本権について理解する。
7 文化主権 ドイツの教育法制/学校法制の特徴である文化主権を理解する。
8 学校制度 ドイツの学校制度、とりわけ日本が採用している単線型学校体系とは異なる制度について理解する。
9 学校の法的地位、学校関係 学校法制における学校の法的地位や学校における法関係を把握する。
10 就学義務 ドイツにおける就学義務の法的構造、日本との比較における就学義務の名宛人の違いなどについて理解する。
11 入学、授業、学校行事 入学、授業、学校行事をめぐる法律問題について把握する。
12 成績評価について 成績評価の概要と法的諸問題を把握する。
13 価値と学校をめぐる諸問題 ドイツの学校で生じている価値をめぐる対立、とくに宗教、倫理をめぐる諸問題を理解する。
14 まとめ 講義を振り返り、まとめ・整理をおこない、知識の定着をはかる。

科目一覧へ戻る/Return to the Course List