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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/04/09 現在/As of 2024/04/09

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
国際金融論b/THEORY OF INTERNATIONAL MONEY b
開講所属
/Course Offered by
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/2024 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火1/Tue 1
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
徳永 潤二
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
徳永 潤二 経済学科/ECONOMICS
授業の目的・内容
/Course Objectives
本講義の目的・内容
春学期の国際金融論aに続いて、国際金融の歴史・現状を学ぶことで、国際金融システムの将来を考えるという姿勢と能力を付けていくことを目的とします。
なお、現実の国際金融情勢については、随時、講義の中で取り上げます。

本講義で修得されうる能力:
国際金融の歴史・現状を学ぶことで、国際金融システムの望ましいを将来像を提案する能力を身に付ける。

本講義の方針:
国際金融の歴史・現状として、19世紀後半から20世紀初頭の英ポンド体制、戦間期の複数通貨体制、第2次大戦後のブレトンウッズ体制、変動相場制下のドル本位制、各国・各地域における動向(欧州、日本、中国)
ついて学んでいく。この上で、最後に国際金融システムの望ましいを将来像を考えていく。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
講義ではパワーポイントを用いますので、私の説明も含めてノートをしっかりととって下さい。
毎回の授業終了後、リアクションペーパーの提出を求めます。リアクションペーパーについてのフィードバックは次回以降の授業で行います。
ミクロ・マクロ経済学の基礎知識(経済学部1年生レベル)と国際金融論a(春学期)の授業内容を前提に授業を進めていきます。この点に留意して履修を決めることをお勧めします。
1回目の講義において、授業運営方式やリアクションペーパーについて詳しく説明しますので、必ず受講してください。
テキストは使用しません。講義ではパワーポイントを用います。主にmanabaを通して、資料や参考文献は適宜紹介します。
当講義は対面授業で行います。変更がある場合は、manabaを通して受講生に周知しますので、日頃よりmanabaを必ずチェックしてください。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
毎回の授業終了後、リアクションペーパーの提出(30分)、講義を受けて作成した自分のノートの内容を整理・復習(3時間)を行って下さい。その後、新聞、雑誌、書籍、ウェブ等で国際金融をめぐる現実の動きに接するようにしてください(30分)。そうすることで講義への興味が大いに増します。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『新しい国際金融論 理論・歴史・現実』
著者
/Author name
勝悦子
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
新・国際金融のしくみ
著者
/Author name
西村陽造、佐久間浩司
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎回のリアクションペーパーの成績(70%)、学期末テストの成績(30%)で評価します。リアクションペーパーの提出回数が全体の三分の二に満たない場合、単位取得はできません。また学期末試験は必ず受験してください。毎回のリアクションペーパーの提出はmanaba経由で行う予定です。
関連科目
/Related Subjects
春学期の国際金融論aをぜひ同時履修してください。金融論aと金融論bの同時受講も非常に望ましいです。
備考
/Notes
授業運営の変更やお知らせについては、manabaでお知らせしますので、日頃よりチェックをしてください。
到達目標
/Learning Goal
国際金融論の基本、国際金融論の各項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション 秋学期の授業スケジュールについての説明。
2 ポンド体制 19世紀末から20世紀にかけてのパックス・ブリタニカの時代における国際金融システムについて学ぶ。
3 再建国際金本位制 戦間期におけるポンド・ドル複数基軸通貨体制について学ぶ。
4 ブレトン・ウッズ体制の固定相場制 戦後のパックス・アメリカーナの時代における国際金融システムについて学ぶ。
5 変動相場制への移行 1973年から現在まで続いている変動相場制について学ぶ。
6 ユーロ市場の発展 世界最大の国際金融市場であるロンドン(シティ)を中心とするユーロ市場について学ぶ。
7 ジャパンマネーの時代 1980年代後半における日本経済の対外的側面について学ぶ。
8 影の銀行システムの発展 各国の金融監督・規制の枠外で発展している影の銀行システム(シャドウ・バンキング・システム)について学ぶ。
9 タックス・ヘイヴンの発展 金融監督・規制と税金の回避を特徴とするタックス・ヘイヴンについて学ぶ。
10 アメリカの住宅バブル 影の銀行システムとタックスヘイヴンに焦点を当てながら、2000年代におけるアメリカの住宅バブルについて学ぶ。
11 世界金融危機の発生 「100年に1回」と呼ばれた2007~09年にかけての世界金融危機について学ぶ。
12 ユーロ危機 欧州通貨統合の歴史と2011~13年にかけてのユーロ危機について学ぶ。
13 中国人民元の台頭 世界金融危機後の中国人民元の国際化について学ぶ。
14 国際金融システムの将来 コロナ感染拡大に伴う2020年春の金融混乱、国際金融における新たなイノヴェーションの動き、そして今後20年間における国際金融システムの将来の可能性について考えていく。

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