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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/04/09 現在/As of 2024/04/09

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
法曹特講(刑事法19)/LEGAL PROFESSION, SPECIAL LECTURE
開講所属
/Course Offered by
法学部法律学科/LAW LAW
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/2024 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
水3/Wed 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
中空 壽雅
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中空 壽雅 総合政策学科/POLICY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
法曹特講(刑事法19)では、刑法各論分野における重要論点について,最近の重要判例とその評釈を通して理解を深めることを目的としています。そのことを通じて,刑法各論での学習事項の復習と各論点の深い理解を目指すだけでなく,判例の読み方と学説状況の基本的な視座の理解方法を身につけてもらうことを目的としています。

学習目標
(1)判例を正しく読めるようになることー特に当該事案の争点と判決内容を正確に把握できるようになること
(2)犯罪成立要件について正しい理解ができること
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業は講義形式で実施をします。あらかじめ教科書の指定の箇所と判決文に一度目を通して講義に参加してもらい,その指定の箇所の内容について詳細に説明を加えてその箇所の内容の理解を深めます。その上で,その論点に関する事例を取り上げて,知識を事例に適用できるような形で整理をしていきます。講義は,原則として対面授業で行います。
事後学修用の指定の事例については,次の週の授業内で解説を加えて確認する。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
あらかじめ教科書の指定の箇所について目を通して自分なりの理解をした上で授業に参加すること(1時間)。授業後には,もう一度当該箇所について目を通すとともに,取り上げた判例にも目を通し、その日の学習内容を確認した上で,指定の事例について自分で答案を作成してみること(3時間)。
判例を含めて必要な資料はmanabaを利用して配布します。
指定の事例については、次の回の講義の冒頭で解説を行います。また、講義内容について質問がある場合にはnazazora78@dokkyo.ac.jpにメールにて質問をすること、質問内容についても次の講義の際に解説を加える。
レポート課題については、採点ポイントと解説はmanabaを利用して配布するので、各自で確認をすること。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
続・刑法の判例 各論
著者
/Author name
松原芳博編
出版社
/Publisher
成文堂
ISBN
/ISBN
978-4-7923-5380-3
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
刑法各論の悩みどころ
著者
/Author name
橋爪隆
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4-641-13955-8
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
レポート課題(100パーセント)で評価します。
評価基準は,授業で取り上げた重要論点について理解ができているか,それを事例処理に利用できるかにあります。
関連科目
/Related Subjects
刑法総論並びに刑法各論の授業を既に履修しているか,併せて履修することが望ましい。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
法曹に求められる基本かつ重要な法律知識のうえに、法曹三者の仕事(とりわけ弁護士の業務)、弁護士の事件処理の方法論を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 同時傷害について 同時傷害の特例についての最近の判例・議論を確認します。 教科書1同時傷害の特例と参考判例について目を通して参加すること
2 保護責任者遺棄罪について 217条と218条の成立要件について学習します。 2保護責任者遺棄罪における「不保護」についてと参考判例について目を通して参加すること
3 強制わいせつ罪について 強制わいせつ罪の主観的要件について学習します。 3強制わいせつ罪における性的意図と参考判例について目を通して参加すること
4 住居侵入罪について 住居侵入罪の成立要件と保護法益について学習します。 4住居侵入罪と参考判例について目を通して参加すること
5 名誉毀損罪について 230条の2について学習します。 5名誉毀損罪における真実性の錯誤と参考判例について目を通して参加すること
6 業務妨害罪について 業務妨害罪の成立要件と業務と公務の関係について学習します。 6業務妨害罪と参考判例に目を通して参加すること
7 窃盗罪について 窃盗罪の成立要件と保護法益について学習します。 7窃盗罪における「窃取」の意義と参考判例に目を通して参加すること
8 暴行後の領得意思について 強盗罪についての最近の議論を学習します。 8暴行後の領得意思と参考判例に目を通して参加すること
9 2項強盗罪について 2項強盗罪の成立要件について学習します。 92項強盗における財産上の利益と参考判例に目を通して参加すること
10 事後強盗罪について 事後強盗罪の成立要件について学習します。 10事後強盗罪における強盗の機会と参考判例に目を通して参加すること
11 詐欺罪について 詐欺罪の成立要件について学習します。 11詐欺罪における重要事項性および挙動による欺罔性と参考判例に目を通して参加すること
12 電子計算機使用詐欺罪について 電気計算機使用詐欺罪と横領罪について学習します。 12キセル乗車と電子計算機使用詐欺罪と参考判例に目を通して参加すること
13 文書偽造罪について 文書偽造罪の成立要件について学習します。 15私文書偽造の本質と参考判例に目を通して参加すること
14 死体遺棄罪について 死体遺棄罪の成立要件について学習します。 17不作為による死体遺棄と参考判例に目を通して参加すること

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