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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/04/09 現在/As of 2024/04/09

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
簿記原理b(選択)/PRINCIPLES OF BOOKKEEPING(B)
開講所属
/Course Offered by
経済学部/ECONOMICS
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/2024 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
木2/Thu 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
松本 守
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
松本 守 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
(1) 授業の目的
 経済学部の学位授与方針(DP)は、「学位の裏付けとなる「能力」」として、学生が、「現実社会に発生する多種多様な諸問題を広く経済学の視点から分析し、経済学、経営学・情報または環境学の専門知識を修得して問題解決を図ることを通じて自己を発展させ、社会に貢献する能力を身に付けている」ことを求めている。本授業は、そのような視点から、「経営学」の1学科目である「簿記原理」に関する専門知識及び問題解決能力の修得を通じて社会に貢献する能力を身に付けてもらうことを、その「目的」とするものである。

(2) 授業の内容
 企業は、自らの経済活動に関する会計情報を作成し、自らの経営成績および財政状態を把握することや利害関係者に情報提供することに用いる。簿記は、その会計情報を作成するのに用いられる1つの技術/ツール である。簿記原理では、そのような意義を持つ「簿記」(特に企業で用いられる複式簿記)を初めて学ぼうと考えている者を対象に、その手続きを紹介・説明していくといった「内容」の授業である。
  そのうち「簿記原理b」では、「簿記原理a」で習得した簿記(複式簿記)の手続きに関する基礎的な原理を用いながら授業を進める。まず「簿記原理a」に引き続き、企業の経済活動の個別的具体的ないくつかの「取引」を取り上げ、それらの会計処理方法(主として仕訳と呼ばれる作業を中心に)を学んでいく。その後、日々の会計処理によって蓄積されたデータをもとに行われる決算時の会計処理について学んでいく。そこでは、日々の処理に誤りがないかの確認や日々の会計処理によって蓄積されたデータの修正、財務諸表の試作といった「予備決算手続」と、財務諸表の作成や帳簿の締切りといった「本決算手続」について学んでいく。また、それまでの授業で取り上げられなかった派生論点等についても学んでいく。
 なお、別項目で示されている授業計画はあくまでも一例を示したまでであり、授業計画の詳細は科目担当者により多少の違いがあることから注意を要する。各担当者からは初回の授業等で説明がなされるはずである。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
(1) 授業の形式
 授業の形式は、「対面授業」を基本とする。なお、形式の詳細については科目担当者によって相違があることから注意を要する。各担当者からは初回の授業等で説明がなされるはずである。

(2) 授業の方法
 授業は、指定された教科書(あるいはレジュメ)に沿って進められる。しかしながら、教科書等はあくまでも要点を記したものに過ぎないので、教員の口頭による説明や板書による説明まで的確に理解することが受講生には求められる。また、技術的な内容を扱う関係上、テーマに関連した課題を自ら考え解決していく過程が必要となるので、講義中に各回のテーマに関する演習問題にも取り組んでもらう。
 なお、授業の進め方等に関する詳細は、科目担当者により多少の違いがあることから注意を要する。各担当者からは初回の授業等で説明がなされるはずである。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 毎回の授業の終わりに、次回の授業のテーマ(及び今週の授業内容との関連)を簡単に説明するので、次週までに事前に教科書の該当箇所を通読してくること。ただし本講義の場合、科目担当者により、特定の市販の教科書を使用しない場合がある。その場合は、上述のような事前学修作業は、容易ではないかもしれない。しかしながら、ネット情報を利用してキーワードの中身を調べておくだけでも、当日の授業を より有意義なものにしていくことができよう。「簿記原理」の場合、そうした事前学修よりも、事後学修の方がはるかに重要である。事後学修のメインは、その週の授業内容の復習であろう。こうした事前学修や事後学修に、できれば毎回合わせて4時間は割いてほしい。
 なお、事前事後の学習内容の詳細は、科目担当者により多少の違いがあることから注意を要する。各担当者からは初回の授業等で説明がなされるはずである。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
 教科書は、科目担当者により異なる。また、科目担当者により、特定の市販の教科書を使用しない場合もある。それらの詳細については、初回の授業等で説明がなされるはずである。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
(1) 評価のポイント
 本講義では、複式簿記の手続きに関する基礎的な原理の修得にその重点を置いている。そのため、評価においても、複式簿記の手続きに関する基礎的な原理を受講生がきちんと修得しているかがポイントとなる。

(2) 評価の手段
 評価のための具体的な手段は、毎回の授業の提出物 (毎授業の最後にやってもらう演習課題等) と、最後の14回目の授業のとき あるいは定期試験期間中に実施する期末試験である。最終の評価に対するウェイトは、基本的には、期末試験の結果を50%前後、平常点 (毎回の授業の提出物の評価結果) を50%前後としたい。
 なお、評価の具体的な手段については、科目担当者により異なることから注意を要する。その詳細については、初回の授業等で説明がなされるはずである。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
 「授業の目的・内容」の箇所で記したように、「簿記原理b」の履修に当たっては、「簿記原理a」をすでに修得していること (あるいはそれと同等の知識があること;具体的には、複式簿記の原理に関する最低限の知識があること) を条件とする。
到達目標
/Learning Goal
複式簿記に関する基礎知識(日商簿記検定試験3級程度の知識)を習得し、企業の基本的な取引についての記帳、決算手続きの遂行、および財務諸表の作成ができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 オリエンテーション 講義の概要、講義の計画、使用テキスト、評価方法等、受講に当たっての注意事項に関する説明
2 その他の収益・費用、差入保証金 受取家賃等の収益の勘定科目、支払地代等の費用の勘定科目、その他の収益・費用に関する仕訳、差入保証金(差入れ時と回収時)
3 株式の発行、訂正仕訳 株式会社の仕組み、株式発行による資金調達、訂正仕訳
4 試算表の作成 試算表の仕組み・種類、試算表の作成、試算表に関する応用問題
5 決算修正仕訳(貸倒引当金の設定等) 現金過不足の期末残高の処理、当座借越にかかる処理、貸倒れとは、貸倒引当金の設定(差額補充法)、貸倒引当金の戻入れ、貸倒発生時の処理、償却済み債権の回収
6 決算修正仕訳(収益・費用の見越し・繰延べ等) 期間損益計算の仕組み、収益・費用の見越し、収益・費用の繰延べ、売上原価の算定(仕入勘定の調整)
7 決算修正仕訳(有形固定資産の減価償却等) 切手・印紙の貯蔵品への振り替え、有形固定資産の減価償却とは、減価償却の記帳方法、減価償却額の算定方法(定額法)、有形固定資産の売却
8 決算修正仕訳(消費税・法人税の納付額の算定等) 商品売買における消費税の扱い(税抜方式)、消費税納付額の費用計上、法人税等の概要、法人税等の中間納付額の処理、法人税等の費用計上、未払消費税・未払法人税等の納付
9 精算表の作成(基本論点) 8桁精算表とは、修正記入欄への記入、各項目の修正後金額の貸借対照表欄・損益計算書欄への転記、当期純損益の算定
10 精算表の作成(応用論点) 残高試算表欄に基づく決算修正事項にかかる決算修正仕訳、標準型および推定型8桁精算表問題の解答手順
11 財務諸表の作成 勘定式損益計算書の表示、勘定式貸借対照表の表示
12 帳簿の締切り 帳簿の締切りとは、英米式決算法、収益・費用のT勘定の締切り(損益勘定への各残高の振り替え)、損益勘定から繰越利益剰余金勘定への振り替え(当期純損益の振り替え)、資産および負債、純資産のT勘定の締切り
13 伝票会計・証憑からの記帳 伝票会計とは、三伝票制の仕組み、取引の起票、一部現金取引の起票、仕訳日計表、証憑に基づく仕訳
14 全体のまとめ 簿記原理bで習得した内容の振り返り

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