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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/03/22 現在/As of 2023/03/22

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
国際法特殊研究/ADVANCED SEMINAR ON INTERNATIONAL LAW
開講所属
/Course Offered by
大学院/
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
金3/Fri 3
開講区分
/semester offered
通年/Yearlong
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
鈴木 淳一
科目区分
/Course Group
大学院科目 研究指導科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
鈴木 淳一 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
 本講義は、法学研究科博士後期課程における「学位授与方針(DP)」の「学位の裏付けとなる『能力』」のうち「高度の専門性を有する職業に必要な特に優れた学識」の修得、及び、「教育課程の編成・実施方針(CP)」のうち「いっそう高度の基礎的研究能力に加えた、応用的研究能力」の育成等を目的として、文明間接触の観点から、「欧州国際法」と「ラテンアメリカ国際法」の交錯を理解することである。
 そのために国際法史に関する標準的なテキストを輪読する。
 この講義を履修することで、欧州を中心とした国際法史が理解できるだけではなく、国際法がラテンアメリカを含む西半球との接触の中で変容・形成されてきたダイナミックな過程を理解することができる。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 本講義は、原則として講義形式で行われる。導入時と最終回を除き、英語で書かれたテキストや裁判例等の輪読が中心となるため、受講生は事前に指定された箇所を和訳し、その内容を理解するよう努める。受講生の理解に資するよう、受講生が行った和訳の正誤等については、補足資料等に基づき教員が授業内で確認し、適宜コメントを付す形でフィードバックを行う。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 事前学修として、テキストの翻訳を通じた精読及び報告の準備が求められる(2時間)。対面授業において教員から問題点や課題の指摘がなされるため、事後学修としてこれらの課題の回答を教員に再提出することが求められる(2時間)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
The Oxford Handbook of the History of International Law
著者
/Author name
Bardo Fassbender & Anne Peters eds.
出版社
/Publisher
Oxford University Press
ISBN
/ISBN
9780199599752
その他(任意)
/other
(2012)
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
The Epochs of International Law
著者
/Author name
Grewe
出版社
/Publisher
Walter de Gruyter
ISBN
/ISBN
3110153394
その他(任意)
/other
(2000)
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
国際法の誕生
著者
/Author name
中井愛子
出版社
/Publisher
京都大学学術出版会
ISBN
/ISBN
9784814002580
その他(任意)
/other
(2020)
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
 討議への参加(20%)と報告内容(80%)に基づいて評価する。
備考
/Notes
関連科目
/Related Subjects
到達目標
/Learning Goal
国際法の分野における特定の研究課題について、学術的見地から精緻な分析・整理を行い、当該内容に関連して学術的に高度な議論を自立的かつ体系的に展開できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 導入 講義の進め方について説明する。
2 Francisco de Vitoria (1)~講読~ Vitoria についてテキストの該当箇所を読む(『テキスト1』1087-1089頁)。
3 Francisco de Vitoria (2)~批判・検討~ Vitoria について批判・検討する。
4 Francisco Suárez(1)~講読~ Suárezについてテキストの該当箇所を読む(『テキスト1』1089-1091頁)。
5 Francisco Suárez(2)~批判・検討~ Suárezについて批判・検討する。
6 Bartolomé de las Casas(1)~講読~ las Casasの『インディアスの破壊に関する簡潔な報告』等について検討する。
7 Bartolomé de las Casas(2)~批判・検討~ las Casasについて批判・検討する。
8 Hugo Grotius (1)~講読 Grotiusについてテキストの該当箇所を読む(『テキスト1』1098-1100頁)。
9 Hugo Grotius (2)~批判・検討~ Grotiusについて批判・検討する。
10 Emer de Vattel (1)~講読~ Vattelについて テキストの該当箇所を読む(『テキスト1』1118-1121頁)。
11 Emer de Vattel (2)~批判・検討~ Vattelについて批判・検討する。
12 Immanuel Kant (1)~講読~ Kantについて テキストの該当箇所を読む(『テキスト1』1122-1126頁)。
13 Immanuel Kant (2)~批判・検討~ Kantについて批判・検討する。
14 Georg Wilhelm Friedrich Hegel~講読・批判・検討~ Hegelについてテキストの該当箇所を読み(『テキスト1』1127-1131頁)、批判・検討する。
15 Henry Wheaton(1)~講読~ Wheatonについて テキストの該当箇所を読む(『テキスト1』1132-1136頁)。
16 Henry Wheaton(2)~批判・検討~ Wheatonについて批判・検討する。
17 James Brown Scott(1)~講読~ James Brown Scottについて教員が配布する資料を読む。
18 James Brown Scott(2)~批判・検討~ James Brown Scottについて批判・検討する。
19 Carlos Calvo~講読・批判・検討~ Calvoについて教員が配布する資料を読み、批判・検討する。
20 Alejandro Alvarez~講読・批判・検討~ Alvarezについて教員が配布する資料を読み、批判・検討する。
21 Hans Kelsen(1)~講読~ Kelsenについてテキストの該当箇所を読む(『テキスト1』1167-1172頁)。
22 Hans Kelsen(2)~批判・検討~ Kelsenについて批判・検討する。
23 Carl Schmitt (1)~講読~ Carl Schmittについて テキストの該当箇所を読む(『テキスト1』1173-1178頁)。
24 Carl Schmitt (2)~批判・検討~ Carl Schmittについて 批判・検討する。
25 Philip Allott(1)~講読・批判・検討~ Philip Allottの『EUNOMIA』を読み、批判・検討する。
26 Philip Allott(2)~講読・批判・検討~ Philip Allottの『THE HEALTH OF NATIONS』を読み、批判・検討する。
27 Philip Allott(3)~講読・批判・検討~ Philip Allottの『EUTOPIA』を読み、批判・検討する。
28 まとめ これまでの講義をまとめ、総括する。

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