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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/03/22 現在/As of 2023/03/22 |
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開講科目名 /Course |
経済政策特殊研究(環境経済学)/ECONOMIC POLICY(ENVIRONMENTAL ECONOMICS) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
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ターム・学期 /Term・Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
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曜限 /Day, Period |
金3/Fri 3 |
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開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
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単位数 /Credits |
4.0 |
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主担当教員 /Main Instructor |
浜本 光紹 |
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科目区分 /Course Group |
大学院科目 講義科目 |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 浜本 光紹 | 国際環境経済学科/ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
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授業の目的・内容 /Course Objectives |
環境政策の理論的基礎を習得するとともに,実証分析を行う能力を養うことを主な目的とする。ミクロ経済学と計量経済学を理解していることを前提として進めていく。受講者が興味・関心を抱いている内容に配慮しながら,題材や文献を選定する予定である。ただし,取り上げる文献や課題などについては,博士前期課程での内容からさらに専門性を高めたものとなる。この授業は,経済学研究科博士後期課程DPの学位の裏付けとなる「能力」1を養うことを目的とする。 | ||||||||||
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授業の形式・方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は輪読形式で行われる。受講生は各回の教材の内容について解説するとともに,教員を交えた質疑を通して理解を深めていく。適宜,授業内容に関連した課題を出すので,それについても授業の中で議論しながら解説を加える。なお,ミクロ経済学と計量経済学について,少なくとも中級レベルの知識および応用力を習得していること。 | ||||||||||
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事前・事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修:授業で取り扱う文献の輪読に向けた準備に加え,関連する資料などを渉猟し,まとめる(2時間程度)。 事後学修:授業内容に関連した課題についてレポートにまとめ,後日提出する(2時間程度)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業内容の理解度・応用力60%,授業で与えられる課題40%(博士論文を構想・執筆するうえで必要とされる能力にどの程度達しているかに基づいて評価を行う) |
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備考 /Notes |
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関連科目 /Related Subjects |
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到達目標 /Learning Goal |
経済政策についての博士レベルの知識を修得し,経済政策に関連する諸問題を精密に分析できるようにする. |
| 回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前・事後学修の内容 /Before After Study |
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| 1 | ガイダンス | 授業全体についての説明を行うとともに,環境経済研究の動向について概説する。 | |
| 2 | 環境経済学の基礎理論:概論 | 環境経済学の理論分析の手法について理解し,応用できるようにする。 | |
| 3 | 環境経済学の基礎理論:外部性 | 外部性に関する理論を理解し,数理モデルによる取り扱いができるようにする。 | |
| 4 | 環境経済学の基礎理論:公共財 | 公共財に関する理論を理解し,数理モデルによる取り扱いができるようにする。 | |
| 5 | 環境経済学の基礎理論:ゲーム理論の応用 | 環境経済学におけるゲーム理論の適用方法について理解し,応用できるようにする。 | |
| 6 | 費用便益分析:概論 | 費用便益分析とその背景にある理論について理解し,この分析手法を応用できるようにする。 | |
| 7 | 費用便益分析:応用 | 費用便益分析を応用した研究例の検討を通して,実証研究での適用方法について理解する。 | |
| 8 | 環境価値の評価手法:概論 | 環境価値の評価手法に関して,その方法論の特徴や発展の経緯について理解する。 | |
| 9 | 環境価値の評価手法:ヘドニック法 | ヘドニック法の理論的基礎について理解し,この手法を応用できるようにする。 | |
| 10 | 環境価値の評価手法:トラベルコスト法 | トラベルコスト法の理論的基礎について理解し,応用できるようにする。 | |
| 11 | 環境価値の評価手法:仮想市場法 | 仮想市場法の理論的基礎について理解し,応用できるようにする。 | |
| 12 | 環境政策の基礎理論:直接規制 | 環境目標を費用効率的に達成するための条件について理解するとともに,直接規制の下での企業行動について理論分析を行えるようにする。 | |
| 13 | 環境政策の基礎理論:環境税 | 環境税の機能に関する数理モデルを理解し,この政策手段の下での企業行動について理論分析を行えるようにする。 | |
| 14 | 環境政策の基礎理論:排出権取引 | 排出権取引の機能に関する数理モデルを理解し,この政策手段の下での企業行動について理論分析を行えるようにする。 | |
| 15 | 環境政策の事例をどう調査するか | 現実の環境政策を評価する際の諸課題を理解し,調査研究に必要な分析視角を養う。 | |
| 16 | 日本の環境政策の展開 | 日本の環境政策がどう展開してきたかを理解し,調査研究のトピックを探る。 | |
| 17 | 日本の環境政策の評価 | 日本の公害対策の詳細について理解し,経済学的視点から評価する。 | |
| 18 | 欧州の環境政策の展開 | 欧州の環境政策がどう展開してきたかを理解し,調査研究のトピックを探る。 | |
| 19 | 欧州の環境税 | 欧州で導入された環境税について理解し,その制度設計の詳細について検討する。 | |
| 20 | 欧州の環境政策の評価 | 欧州で実施された環境政策について,経済学的視点から評価する。 | |
| 21 | 米国の環境政策の展開 | 米国の環境政策がどう展開してきたかを理解し,調査研究のトピックを探る。 | |
| 22 | 米国の排出権取引制度 | 米国で導入された排出権取引について理解し,その制度設計の詳細について検討する。 | |
| 23 | 米国の環境政策の評価 | 米国で実施された環境政策について,経済学的視点から評価する。 | |
| 24 | 環境政策の政治経済学:理論編 | 環境政策の形成過程に関する理論分析について理解し,応用できるようにする。 | |
| 25 | 環境政策の政治経済学:実証編 | 環境政策の形成過程に関する実証研究の事例の検討を通して,その方法論について理解する。 | |
| 26 | 国際環境協定の理論分析:基礎 | 国際環境協定に関する理論的分析手法の基礎について理解し,応用できるようにする。 | |
| 27 | 国際環境協定の理論分析:応用 | 国際環境協定に関する理論研究の事例の検討を通して,分析手法の習熟を図る。 | |
| 28 | 国際環境協定の実際 | 現実の国際環境協定の事例を取り上げ,理論分析の説明力について検討する。 |