シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ことばと思想1(社会心理学b)/LANGUAGE AND THOUGHT1(SOCIAL PSYCHOLOGY (B))
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金3/Fri 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
樋口 匡貴

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
樋口 匡貴 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
人間は必ず、他者と関わりを持ちながら生きている。その中で、他者から影響を受け、そして他者に影響を与えている。つまり、人間の関わる事象はすべて社会心理学の研究対象と言える。社会心理学I、社会心理学IIでは、日常生活の中に存在する様々なトピックを科学的にとらえ、社会心理学的に解釈していく。特に社会心理学IIでは、主に個人と社会との間の相互作用や、社会心理学の応用的発展領域に焦点を当てる。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
本科目は遠隔授業(オンデマンド配信型)で実施する。毎回の授業における大まかな流れは,(1)講師からの授業資料の配信,(2)受講生による各自での学習,(3)受講生による感想・質問の提出,(4)講師からの質問への回答,という4ステップである。講師と受講生とのやり取りは原則としてmanabaおよびGoogle driveを利用して行う。

具体的にはは以下の通りの形態で実施する。
(1)授業資料の配信:各回の授業内容につき,1~数点の講義資料を配信するが,場合によっては複数回の授業で1点の資料となることもありえる。資料は授業の導入となる動画ファイルおよび文章で授業内容を解説したファイルである。またこれに加え,前回授業に対するコメントへのフィードバックの資料を配布する。
(2)受講生による学習:受講生は各自で動画内容を確認・学習することが必要となる。
(3)受講生による感想・質問の提出:学習のペースメイカー替わりとして,各資料内容に関するコメントを1週間以内に記入することを求める。また各資料内容について質問がある場合には,同じく1週間以内に提出する。これらのコメントは評価の対象ではない。
(4)コメントへの回答:提出されたコメントについて,(すべてではないが)資料配信という形でフィードバックを行う。

なお,授業内テストについてはオンラインで行うが,そのフィードバックについても資料の配布という形で行う。
また,原則として春学期の「社会心理学I」が履修済みであること前提とする。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
各回の授業内容については,事前に資料をアップする。その資料および提示された文献を用いて,予習(2時間)しておくことが必要である。
また,授業内容は様々な現実的な課題と結びつけることができる。内容を現実課題と関連づけて思考する復習(2時間)が必要である。この復習での過程における質問や意見,感想を各回のコメントとして提出することとなる。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
テキストは使用しない。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
社会心理学・再入門
著者
/Author name
スミス&ハスラム
出版社/URL
/Publisher
新曜社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
複雑さに挑む社会心理学―適応エージェントとしての人間
著者
/Author name
亀田達也、村田光二
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
社会心理学
著者
/Author name
池田謙一他
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
レポート30%、授業内テスト70%で評価する。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション:「社会心理学」講義の前に 社会心理学という学問領域における重要な考え方を解説する。また,講義の進め方の詳細についても伝える。
2 コミュニケーション(1):言語的・非言語的コミュニケーション 他者とのコミュニケーションの基本原理について解説する。
3 コミュニケーション(2):コミュニケーションと対人行動 他者とのコミュニケーションに関する様々な研究についてについて解説する。
4 コミュニケーション(3):コミュニケーションのズレ 他者とのコミュニケーションにおける「不正確さ」を用いたコミュニケーションについて解説する。
5 ソーシャルネットワーク(1):他者との関係の重要性 社会的なつながりの重要性について解説する。
6 ソーシャルネットワーク(2):ソーシャルサポート 社会的なつながりの要素としてのソーシャルサポートについて解説する。
7 ソーシャルネットワーク(3):社会関係資本 社会的なつながりの存在が人間に及ぼす影響について解説する。
8 ソーシャルネットワーク(4):社会のあり方と個人 個人の健康を維持するためにどのような社会が望ましいかを解説する。
9 信頼社会と安心社会(1):心の測定方法としてのゲーム 信頼や協力といった概念を測定するための方法について解説する。
10 信頼社会と安心社会(2):信頼と安心による社会の成り立ち 人間社会の基盤となる「信頼」および対になる概念である「安心」について解説する。
11 集団:集団問題解決と集団意思決定 集団内における様々なダイナミクスについて解説する。
12 健康行動と社会心理学:感染予防ための挑戦 人間の健康や健康行動に関する社会心理学からの検討について解説する。
13 社会心理学の未来(1):科学としての社会心理学 社会心理学の科学としての重要性を解説する。
14 社会心理学の未来(2):再現性危機と信頼性革命 社会心理学における再現可能性問題および科学との付き合い方について解説する。

科目一覧へ戻る/Return to the Course List