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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
全学総合講座(企業の社会的責任と企業活動)/INTERDEPARTMENTAL LECTURES(SOCIAL RESPONSIBILITIES OF CORPORATIONS AND CORPORATE ACTIVITIES)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金4/Fri 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
高橋 均

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
高橋 均 総合政策学科/POLICY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
1.学修を通じた獲得目標
(1)企業の社会的責任の意義の理解
・企業が社会的責任を果たす意義は何か、具体的な企業活動の状況を通じて、理解を深めること
(2)企業活動の実態認識
・企業風土や企業活動の方針等は、業種・業態によって様々であることを認識すること
2.質疑応答を通じたインプットとアウトプット
(1)講演内容に課題意識を持って聞く能力を高めること
・各回の講演内容について、課題意識を持って、集中して聴講する習慣を身に付けること
(2)疑問に感じたことを表現する能力向上
・講演内容について質問や確認事項があった場合に、適切に発言できること
 なお、各登壇の先生の講演の後の時間を利用して、コーディネーターから、毎回、授業時間内にフィードバックをしますので、履修生は、講演のポイントを確認できます。

授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
1.内容: テレビ業界、金融、総合商社、製造業、監査法人等に勤務中、若しくは関係していた現役の役員、上級管理職、起業家、弁護士、公認会計士、弁理士、司法書士、行政書士により、企業の社会的責任を念頭に、実務体験(苦労したこと、やりがいを感じたこと等)も交えて対面のみによる講演(ハイブリッド方式は行いません)をして頂きます。
若手企業担当者による企業説明会とは異なった視点の講演を通じて、将来の職業選択や業界選択の一助にもなると考えます。
各回の授業とも、全体質疑や講演の後の質疑時間を設ける予定です。受講者の積極的の授業姿勢が特に望まれます。
2.質疑:有益な機会ですので、約70分強の講演の後、講演(者と質疑の時間を取ります。積極的な学生諸君の参加を期待しています。
3.その他:新型コロナの影響で、対面式からオンライン授業に変更となったときには、zoomによるライブ授業となります(オンデマンドはしません)。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
講演者の業界や企業について、事前にインターネットや業界紹介の書籍等でおおよその認識をしたり、事後に興味が湧いた講演内容について、該当企業のHPを参照したり業界関連の書籍等により深く学修すると、特に有益です。事前学修と事後学修で各2時間程度が目処となります。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
ご登壇の各先生方作成の資料を利用
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
企業責任と法~企業の社会的責任と法の役割・在り方
著者
/Author name
企業法学会編
出版社/URL
/Publisher
文眞堂(2015年)
ISBN
/ISBN
978ー4ー8309ー4845ー9
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
外部講演者の12回の講演中、9回以上の出席が期末レポート提出、すなわち単位を認定するうえでの条件となります。期末レポート100%で評価しますが、講演者に、教室内で直接質問した学生に対して、授業における積極性の観点から加点します(1~2点刻み)。
関連科目
/Related Subjects
現代社会Ⅰ(ビジネス法務)
備考
/Notes
獨協大学の学生として相応しい態度で授業に参加すること。遅刻・早退は厳禁(欠席扱い)とします。
出席は厳密に取りますので、出席に自信がない学生諸君は、履修を避けた方が無難です。
授業計画はあくまで予定であり、講演者が直近の内容を織り込む等の理由で、日程やテーマ等の変更もあり得ます。なお、新型コロナ感染症が収束していない中での対面授業のため、定員は200名です。
到達目標
/Learning Goal
身近な難問や関心を学問に結び付け、現代社会に必要な教養を習得する動機づけとし、将来、様々な知的領域を探求できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション
授業の進め方、注意点、評価の仕方等
吉川信將 法学部教授
イントロダクションとして、授業の進め方、注意点、評価の仕方等について解説します。       事前・事後学修の欄参照  
2 テレビはまだ面白い:浅海信悟(前・テレビ朝日映像取締役) 長年、テレビの制作現場に携わってこられた経験に基づき、テレビが社会に与える影響を踏まえて、どのような放送責任を果たしていくべきか、テレビの視聴率との関係も解説しつつ具体的に考えてみます。           同上
3 司法書士・行政書士の仕事と地方創生:石井裕二(鈴鹿グループ法務部・経営企画部、司法書士・行政書士) 司法書士・行政書士の仕事を通じて、地方創生への貢献、例えばソーラーシェアリング等のついて説明いたします。           同上
4 企業における内部統制:保川宏昭(三菱化工機コーポレートアドバイザー)  三菱グループの中核企業である三菱重工業での長年の実務経験を踏まえて、空調機からロケットまでの幅広い商品群を消費者や他の内外の会社に提供することを通じて社会貢献を果たす努力をしてきた点を学びます。           同上
5 総合商社における企業法務の役割:河村寛治 明治学院大名誉教授 一般社団法人GBL研究所代表理事会長 伊藤忠商事での国際法務実務の経験から、海外中心のグローバルビジネス活動のリスクマネジメントを如何に行うかを具体的に解説し理解を深めるとともに、リスクマネジメントの大切さを学びます。           同上
6 金融機関とSDGs:稲田 博志(あおぞら銀行コンプライアンス統括部リーガルカウンセル、弁護士) 金融機関としてのSDGsへの対応のご講演予定ですので、今日的なテーマとして理解を深めることが大切です。           同上
7 生活協同組合のDNAと社会的役割:近藤美奈子(日本生活協同組合連合会渉外広報本部広報部長) 生活協同組合は地域に根差した活動を行っています。生協で広報本部長を担当した経験から、生協誕生の経緯や地域密着の活動を如何に行っているかを説明することによって、地域社会への貢献を具体的に学びます。           同上
8 多国籍企業の異文化コミュケーション:田中康子(エスキューブ(株)代表取締役、弁理士) 弁理士として国際特許関連で活躍されて、かつ会社経営を行っている経験から、多国籍企業ならでは特徴を理解します。           同上
9 海外大型プロジェクトのリスクと国際エンジニアリング会社の挑戦:蒲生邦道(なとり社外監査役) 東洋エンジニアリングでの代表取締役財務最高責任者の役員として、発展途上国産業の近代化とインフラ整備といった大事業を通じて、企業としての社会貢献の具体的なあり方を理解します。           同上
10 SDGsとメディアの役割:野田匠(BSテレビ東京政策局ニュース部チーフプロデューサー) 長年、マスメディアの第一線で活躍されてきた経験を踏まえたSDGsにおけるメディアの役割の解説を理解します。           同上
11 公認会計士の職業とその魅力:和久友子(あずさ監査法人パートナー公認会計士) 大手監査法人で長年、公認会計士として企業の会計監査や金商法等の立案にも携わった経験から、会計監査を通じて適正な企業会計の重要性を確認するとともに、公認会計士の職業とその魅力についても紹介します。           同上
12 科学技術と法:高田寛 (明治学院大学法学部教授、元ヒューレッド・パッカードTrade Manager そもそも企業が社会的責任を果たすためには、法規制と自律的な企業運営との間でどのように折り合いをつけていくか、例えば遺伝子組換作物と製造企業の法的問題について、他国の状況も紹介しつつ、考えていきます。           同上
13 社会人としてのキャリア形成:濱田秀樹(日立建機日本 常勤監査役・福島大学客員教授工学博        工学部を卒業されて以降、様々なキャリアを歩まれたご自身の知見を会紹介(本学のキャンパスから近い距離に本社があります)とあわせて学修します。            同上
14 まとめ
企業の社会的責任とは何か
高橋均 法学部教授
講演の先生方の授業を通じて、企業がその社会的責任を果たすことの意義について受講者に振り返ってもらうとともに、総括的なまとめを行います。           同上

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