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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
現代社会1(ジェンダーとメディア表象)/MODERN SOCIETY1(GENDER AND MEDIA REPRESENTATION)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
木3/Thu 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
西山 千恵子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
西山 千恵子 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
私たちは毎日メディアを通じて膨大な情報に接し、そこ から女性、男性についての「知識」を得て、男女のイメー ジ、固定観念を作り上げています。無自覚にメディアに接していると、メディアの送り手が意図する男女像を無批判に取り込むことになりがちです。
この講義では、ジェンダー概念や男女平等についての国際的なスタンダード、性の多様性の基本を理解し、そのうえで、ジェ ンダーの視点からメディアを批評的に読み解く力をつけることを目的とします。

授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
主として講義形式で進めます。前半はジェンダー概念やジェンダー格差、ジェンダー平等についての基本を学びます。後半 はメディアテクストを用いながら、メディ アをジェンダーの視点で批評的に検討していきます。
授業について、適宜、感想やコメントを書くリアクションペーパーの提出があります。次回以降、匿名で内容を紹介し、フィードバックし、授業の理解を深めます。授業では一部、性的表現や暴力的表現を含む映像等もありますので、履修する際にはご了承ください。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学修として、事前配布の資料等に目を通したりテーマについて調べ、自身の発見や意見をまとめておく。事後学習として授業後、配布したプリントや書込み、ノートを確認・整理し、講義内容を復習する(各2時間ずつ)。 また普段から、日常接するメディアに描か れた人物の表象について、「作られた男女イメージ」などの観点から意識して見直してみること。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキストは使用しない。適宜資料を配布する。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『セックス/ジェンダー ―性分化をとらえ直す』
―性分化をとらえ直す―
著者
/Author name
アン・ファウスト-スターリング 福富護・上瀬由美子・宇井美代子・

立脇洋介・西山千恵子・関口元子〈訳〉
出版社/URL
/Publisher
世織書房
ISBN
/ISBN
978-4-86686-002-2
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
『暴力とジェンダー:連続講義』
著者
/Author name
中村桃子他
出版社/URL
/Publisher
白澤書房
ISBN
/ISBN
978-4-7684-7931-5
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
『セクシィ・ギャルの大研究』
著者
/Author name
上野千鶴子
出版社/URL
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
978-4006002176
その他(任意)
/other
その他授業中に指示する。
評価方法
/Evaluation
到達目標の達成成果をはかるための学期末試験
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
その他参考文献は授業中に指示します。
到達目標
/Learning Goal
現代社会に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ジェンダーとは何か 授業全体の流れを理解し、基本概念であるジェンダーについて捉えることができるようにする。
2 国連の「男女平等」に向けての動き 国連が進めてきた男女平等政策の流れを年表をみながら概観し、理解する。
3 日本の「男女平等」に向けての動き 日本政府が進めてきた男女平等政策の流れを年表をみながら概観し、理解する。
4 ジェンダーと男女平等 ジェンダーと男女平等の捉え方について理解できるようにする。
5 ジェンダーの周辺概念 ジェンダーに関連して、さまざまな概念、用語がある。これらについて理解する。
6 性の多様性 人間の性は複数の側面からとらえることができ、多様であることを理解する。
7 セクシュアル・マイノリティの主張・運動 セクシュアル・マイノリティの人権運動や主張について把握できるようにする。
8 セクシュアル・マイノリティとメディア メディアの中でのセクシュアル・マイノリティの描かれ方を検討する。
9 メディア・リテラシーとジェンダー メディア・リテラシーの原則を学び、ジェンダー視点から応用できるようにする。
10 メディア・リテラシーとセクシュアリティ 広告の中のジェンダー表現や性表現を検討し、比喩的な表現まで含めて見抜く力をつける。
11 公的広報とジェンダー 公的広報に描かれている男性像、女性像、その問題について検討し、問題や偏りに気づくようにする。
12 公的広報と男女平等ガイドライン 国や自治体の公的広報の男女平等ガイドラインの傾向を把握しする。
13 ポルノメディアとジェンダー ポルノイメージが日常生活に浸透していることに気づき、そのジェンダーの偏りを意識化できるようにする。
14 まとめと振り返り ジェンダーについて公正なメディアのあり方を説明できるようにする。

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