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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
歴史と文化1(カリブ海域研究)/HISTORY AND CULTURE1(CARIBBEAN STUDIES)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火2/Tue 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
工藤 多香子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
工藤 多香子 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
日本から遠いカリブ海域はあまりなじみのない場所かもしれません。しかし、砂糖やタバコ、そしてサルサやレゲエといった音楽を通じてカリブ海域と私たちの社会は密接につながっています。この講義では、なぜ砂糖がこの地域で生産されるようになったのか、また、どうして多様な音楽がこの地域から生まれるのかを歴史的背景にさかのぼりながら学びます。
カリブ海域はコロンブスの「発見」以来、欧米諸国に翻弄され、独特の歴史を歩んできました。この地域の社会や人々の考え方には、遠い日本に住む私たちが学ぶべきこともきっと多くあるはずです。現在の人々の暮らしぶりや文化なども紹介しながら、カリブ海域の人々の経験を身近な問題と結びつけて考えていきます。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
この授業は対面で実施する講義です。学期中数回リアクションペーパーを書いて提出してもらいます。提出日や書く内容については事前に指示します。リアクションペーパーの質問やコメントに関しては次回の講義の最初にできるだけ解説していきます。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
各回の講義に関連する文献や動画はmanaba上に紹介しますので、毎回manabaを確認して、講義前後に読んだり視聴しておいてください(4時間)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
テキストは使用しません
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
カリブ海世界を知るための70章
著者
/Author name
国本伊代編
出版社/URL
/Publisher
明石書店
ISBN
/ISBN
9784750345345
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
コロンブス航海誌
著者
/Author name
クリストーバル・コロン
出版社/URL
/Publisher
岩波文庫
ISBN
/ISBN
9784003342817
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
砂糖の世界史
著者
/Author name
川北稔
出版社/URL
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
9784005002764
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
リアクションペーパーと学期末の課題レポートの成績を総合して判断します。期末レポート50%、リアクションペーパー50%
リアクションペーパーでも期末レポートでも、講義の内容をただまとめるのではなく、そこで学んだことをできるだけ自分の身近な内容にひきつけて考えたことを書いてください。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 概論  カリブ海域とは カリブ海諸国の地理と文化の紹介
2 コロンブスと「カリブ」の出会い コロンブスの航海誌から、当時の非対称的な出会いについて考える
3 ヨーロッパの闘技場としてのカリブ ヨーロッパ列強の権力闘争の場となったカリブ海域の歴史を振り返る
4 砂糖工場としてのカリブ海域 製糖業がカリブ海域社会をいかに変容させたかを考察
5 奴隷貿易 カリブ海域の経済を支えた奴隷貿易の実態を学ぶ
6 カリブ海域社会を支えた奴隷制 奴隷制社会を人々はどのように生きたのか、奴隷制がこの地域の社会・文化にどのような影響を与えたかを考える
7 ハイチ革命 奴隷制社会を転覆させたハイチ革命の意義について考える
8 イスパニョーラ島の2つの国 イスパニョーラ島の2つの国の関係から人種問題について考察する
9 プエルトリコ アメリカの自治連邦区という特殊な地位にあるプエルトリコから、植民地主義や独立について考える。
10 キューバ革命 キューバ革命の歴史的意義について再考する
11 冷戦後のキューバ 冷戦後から現代にいたるまでのキューバの状況を解説
12 カリブ海域の文化Ⅰ(アフリカニズム) カリブ海域の文化に伝わるアフリカ文化の影響
13 カリブ海域の文化Ⅱ(クレオール化) 言語や音楽からカリブ海域で生まれた新な文化の特徴を考える
14 カリブ海域の展望 これまでの講義を振り返りながらカリブ海域の現在を考える

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