|   シラバス参照/View Syllabus | 
| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 | 
| 開講科目名 /Course | ドイツ法特論(19以降)/GERMAN LAW, ADVANCED COURSE | 
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| 開講所属 /Course Offered by | 法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES | 
| ターム・学期 /Term・Semester | 2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
| 曜限 /Day, Period | 水1/Wed 1 | 
| 開講区分 /semester offered | 春学期/Spring | 
| 単位数 /Credits | 2.0 | 
| 学年 /Year | 3,4 | 
| 主担当教員 /Main Instructor | 安原 陽平 | 
| 教員名 /Instructor | 教員所属名 /Affiliation | 
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| 安原 陽平 | 法律学科/LAW | 
| 授業の目的・内容 /Course Objectives | 本講義は、法学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成・実施方針(CP)が示す、法学の専門的知識やグローバルな思考力を身につけること、また、問題点を発見しその解決策を見出す能力や文章の作成能力および表現力を身につけることに関連し、法学の視点からドイツの学校法制に関する専門的知識を獲得すること、時事的・国内・国外の教育に関する様々な問題を自ら発見し解決策を考えることなどを目指します。 本講義の内容は、ドイツ法のなかでもGrundgesetz(基本法)、Schulrecht(学校法/教育法)を主たる対象とし、ドイツの学校法制、関連する学説や判例を扱います。また、本講義の目的は、ドイツの学校法制に関する知見を獲得することです。ドイツの学校法制との比較を通して、日本の教育法制の諸問題を発見し、解決策を考えることも目指します。 | ||||||||||
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| 授業の形式・方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course | 基本的には、レジュメを配付して、講義を進めます。可能な限り学生が発言等できるように工夫し、一方的ではないインタラクティブな講義をおこないたいと考えています。 また、リアクションペーパーの一部を講義内で共有し、他の学生がどのように考えているか理解することを通じ、講義内容の理解をより深められるようにします。なお、リアクションペーパーは、manabaのレポート機能やmanabaに付属するresponを使用する予定です。 学生の興味・関心や理解度、あるいは教育行政の動き等によって、授業計画を変更する可能性があります。 ※2023年度は対面のみでの講義を予定しています。ただし、コロナ禍の状況等に応じて講義形式が変更する可能性がある点ご了承ください。 | ||||||||||
| 事前・事後学修の内容 /Before After Study | 【事前学習(2時間)】シラバスを確認のうえ、参考書の該当箇所や関連する新聞記事等を読み、講義に臨んでください。 【事後学習(2時間)】講義のレジュメや参考書の該当箇所等を読み返してください。また、講義内で紹介した論文等を読んでください。 | ||||||||||
| テキスト1 /Textbooks1 | 
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| テキスト2 /Textbooks2 | 
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| テキスト3 /Textbooks3 | 
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| 参考文献等1 /References1 | 
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| 参考文献等2 /References2 | 
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| 参考文献等3 /References3 | 
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| 評価方法 /Evaluation | ◯リアクションペーパーの提出(20%) 各講義後にリアクションペーパーの提出を求め、講義の理解度等を確認します。 ◯試験(80%) 教室における試験となります。 ・用語説明(30%) 特定の用語についての理解度を問います。 ・論述問題(50%) 特定のテーマにつき、関連する法令や制度の理解度、主張の妥当性や論理性を問います。 ※詳細な評価基準は講義内で確認します。 | ||||||||||
| 関連科目 /Related Subjects | 教育法a、教育法b、公法系の各科目 ※とくに、教育法a、教育法bを履修したうえで、本講義を履修することが望ましいです。 | ||||||||||
| 備考 /Notes | 以上の参考文献のほか、Günther Hoegg(2019)『Die 100 häufigsten Fragen zum Schulrecht : Was Lehrkräfte wissen sollten』BELTZも挙げておきます。 | ||||||||||
| 到達目標 /Learning Goal | ドイツ法の基礎、ドイツ法の様々な学問分野に触れ、ドイツ法に関する事例について重要な判例・学説を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 | 
| 回 /Time | 授業計画(主題の設定) /Class schedule | 授業の内容 /Contents of class | 事前・事後学修の内容 /Before After Study | 
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| 1 | ガイダンス、成績評価、本講義の概要 | 成績評価、本講義の概要について把握する。 | |
| 2 | 教育主権、ドイツ基本法上の学校監督 | 教育主権や、ドイツ基本法上の学校監督の概要を理解する。 | |
| 3 | 学校制度 | ドイツの学校制度、とりわけ日本が採用している単線型学校体系とは異なる制度について理解する。 | |
| 4 | 就学義務 | ドイツにおける就学義務の法的構造、日本との比較における就学義務の名宛人の違いなどについて理解する。 | |
| 5 | 外国にルーツをもつ子どもと教育 | ドイツにおける外国にルーツをもつ子どもに対する教育を受ける権利保障や就学義務について理解する。 | |
| 6 | 教科書検定制度/教科書採択制度 | ドイツにおける教科書検定制度/教科書採択制度について理解する。 | |
| 7 | 価値と学校をめぐる諸問題 | ドイツの学校で生じている価値をめぐる対立、とくに宗教、倫理をめぐる諸問題を理解する。 | |
| 8 | 学校経営 | ドイツにおける学校経営、とくに教員会議や学校の自律性について理解する。 | |
| 9 | 教師の法的地位 | ドイツにおける教師の法的地位、とくに「教師の教育上の自由」概念や教師の市民的権利保障などについて理解する。 | |
| 10 | 生徒の法的地位 | ドイツの学校における生徒の法的地位、とくに政治的意見表明の自由や学校参加などについて理解する。 | |
| 11 | 親の教育権 | ドイツにおける親の教育権、なかでも子どもの権利との関係、父母協議会などについて理解する。 | |
| 12 | 学校事故と賠償責任 | ドイツにおける学校事故とそれに対する賠償責任などについて理解する。 | |
| 13 | ドイツの学校法制における主要論点 | ドイツ学校法制における主要論点、たとえば、情報保護、私立学校、障害を持つ子どもと教育などについて理解する。 | |
| 14 | まとめ | ドイツ法(とくに学校法/教育法)について講義を振り返り、まとめをおこない、知識の定着をはかる。 |