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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
地域政治史(17以降)/LOCAL HISTORY AND POLITICS
開講所属
/Course Offered by
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
金4/Fri 4
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
三浦 正士

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
三浦 正士 総合政策学科/POLICY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
 地方分権改革によって、地域における政治や行政は大きな変革期を迎えている。とりわけ重要性が増しているのが、地域政治のあり方である。なぜならば、地方分権によって、自治体への権限移譲が進められることになったが、それが直ちに住民本位の地域づくりをもたらすものではなく、住民の自治に基づいた自治体運営の確立が不可欠となるからである。そこでは、選挙を通じた代議制民主主義の仕組みのみならず、住民の参加・協働の展開を踏まえた地域政治システムの検証が求められる。
 こうした理解のもと、本講義では、地域政治システムに大きな影響を及ぼす諸制度について理解を深めるとともに、地域政治をめぐる研究成果を踏まえた理論的な検討と具体的な事例を通じた地域政治の実態の検討の両者を総合することで、これからんお地域政治のあり方を考察することを目的とする。春学期(地域政治論a)では、主に地域政治をめぐる制度の整理と地域政治に関する諸研究の理解に重点を置く。
 なお、DP・CPとの関連については、本講義は政治学・行政学に連なる専門知識の習得と現実の事象に関する思考力の獲得を通じて、地域社会をより良い方向へ変えていくための解決策を提示できる実践力を身につけることを重視している。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
・講義形式で行う。
・毎回、リアクションペーパー等の課題の提出を課す。授業内で、リアクションペーパー等に対するフィードバックは、次回授業の冒頭に行う。
・質問・意見等は原則としてリアクションペーパーに記載して提出すること。急ぎの質問については、適宜メールで受け付ける。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
<事前学習>(2時間)
テキスト・参考文献の関係する章を熟読し、理解を深めること。
<事後学習>(2時間)
配布資料を確認し、理解の不足している箇所があれば、再度動画を視聴して理解を深めること。
地域政治の動向に関する報道等を収集し、講義内容の理解を深めること。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
自治・分権と地域行政
著者
/Author name
今川晃・牛山久仁彦編
出版社
/Publisher
芦書房
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
国家と社会の政治・行政学
著者
/Author name
牛山久仁彦・外山公美編
出版社
/Publisher
芦書房
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
期末試験60%、授業への参加度(小レポート、リアクションペーパー等)40%
関連科目
/Related Subjects
「行政学」、「地方自治論」などの科目を併せて履修することが望ましい。
備考
/Notes
参考文献については、講義中に、各テーマの理解に資する文献を適宜紹介する。
到達目標
/Learning Goal
地域政治史に関する基礎的知識のうえに、地域政治史の各項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 地域政治とは何か 本講義の狙いと進め方、本講義で用いる諸概念の整理と地域政治の学問的系譜を理解する
2 中央政府と地方政府 中央政府と地方政府の相互関係(中央地方関係)を学ぶとともに、地域政治の自立性と従属性について検討する
3 戦後の地域政治の変遷 戦後の地域政治の動向を学び、日本の地方自治と地域政治の課題を検討する
4 地方分権と地域政治 地方分権改革の到達点を検証し、地方分権改革が地域政治にもたらした変化を考察する
5 二元的代表制 自治体における二元的代表制の位置づけを確認し、地域政治をめぐる制度の特徴を展望する
6 地域政治と首長制 「強首長制」といわれる日本の制度の概要と地域行政運営の実態を学ぶ
7 地域政治と自治体議会 国家とは異なる制度が採用されている自治体議会のしくみとその課題について学ぶ
8 自治体選挙の制度とその動向 首長選挙や自治体議員選挙のしくみを確認するとともに、近年の選挙の動向から自治体選挙の特徴と課題を検討する
9 地域政治をめぐる諸議論①~CPS論争~ 米国における地域権力構造をめぐる諸議論を学ぶ
10 地域政治をめぐる諸議論②~日本の地域政治研究~ 日本の地域政治研究においてなされてきた議論の整理を行う
11 地域コミュニティと地域政治 日本の地域コミュニティの現状を取り上げ、地域政治における地域コミュニティの位置づけと検討する
12 地域政治と住民参加 地域政治における住民参加のシステムを検討し、地域政治における住民の位置づけを考察する
13 地域政治の実態①~地域開発~ 高度経済成長期の地域開発を取り上げ、地域政治の状況を考察する
14 地域政治の実態②~市町村合併~ 平成の大合併を取り上げ、地域政治の状況を考察する

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