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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
多国籍企業論b/MULTINATIONAL ENTERPRISE b
開講所属
/Course Offered by
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火1/Tue 1
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
高橋 清美

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
高橋 清美 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
現代の企業経営はグローバリゼーション前提で進められているといえるだろう。以前、海外事業展開は持続的に成長するための選択肢として1つであり、成功してグローバル企業として発展する企業や、失敗して失速あるいは破綻するケースもみられた。
グローバリゼーション前提の経営が求められる要因には、現在のテクノロジーの高度化による技術革新がある。ICT技術は国境を超えることを容易にし、以前とは異なる視点でグローバル経営を捉えることが必要となった。また、潜在的市場規模の大きい新興国や発展途上国の経営にも着眼する必要があるだろう。そこで国際経営論bでは、国際経営に関する理論を事例を交えながら解説する。ハイテク関連のビジネスにもスポットを当てたい。
学位授与要件では、「どのような市場環境が魅力的であるか、どのような市場環境に位置している企業が利益を獲得しやすいか」というが該当する。履修者には、企業の国際化の現状とそれに伴う諸問題を学修して未来についての私見が持てるようになり、国際的視野を有する優れた社会人の育成につながることが期待される。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
当授業は基本的には対面による講義形式で行う。授業の最後に、理解度の確認と考える力を養うためのリアクションペーパーやクイズ形式の課題を行うことがある。必要に応じて、授業の関連画像を視聴する。

履修者数が一定数を越え、「密」を避ける必要がある場合には、オンデマンド(パワーポイント動画ファイルの配信)授業に変更する。詳細については、適宜Portallおよびmanabaを通じて発信する。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
【予習】国際経営に関する新聞や雑誌の記事に目を通し、次回の講義内容の関連文献を読んでおく。(2時間)

【復習】ノート、配布資料を使って講義内容を整理し、わからない用語はよく調べる。また授業時に紹介された文献や資料を読む。(2 時間)
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
指定しない
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『グローバル経営入門(新装版)』
著者
/Author name
浅川和宏
出版社/URL
/Publisher
日本経済新聞出版
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
『世界標準の経営理論』
著者
/Author name
入山章栄
出版社/URL
/Publisher
ダイヤモンド社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
授業時における評価(課題、コメントなど):30%
期末試験による評価:70%
オンデマンド授業の場合、毎回課題の提出が必要。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
多国籍企業論の基本、多国籍企業論の各項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 グローバル経営とは:概念と理論 グローバル経営の定義と基本的な概念や理論を整理する。 パンカジ・ゲマワットやスティーブン・ハイマーの著書について調べ、読んでみる。
2 トランスナショナル経営論 グローバル企業の経営形態の違いをトランスナショナル型経営を中心に学修する。 C.A.バートレット、 S.ゴシャールの著書について調べ、グローバル企業の経営形態について考える。
3 海外事業展開の方法①:株式出資比率 海外事業展開の方法を株式の出資比率にスポットを当ててその違いを事例とともに学修する。(完全子会社、合弁会社) 株式の出資比率とグローバル経営について調べる。
4 海外事業展開の方法②:フランチャイズ 海外事業展開の方法の1つであるフランチャイジングの意義やメリットについて事例とともに学修する。 フランチャイズに関する書籍を調べて読む。
5 海外事業展開の方法③:ライセンス 国際化の手法であるライセンシングについて、事例とともにメリットとデメリット、そして日本企業に課された課題を学修する。 ライセンス・ビジネスとはどのようなものか調べる。
6 海外事業展開の方法④:戦略提携 国際化における戦略事業提携を事例とともに学修する。 国際戦略提携(アライアンス)に関する文献を調べて読む。
7 海外事業展開の方法⑤:M&A クロスボーダーM&Aの意義と近年の状況と今後について学修する。 クロスボーダーM&Aに関する文献を調べて読む。
8 リアル・オプション理論 市場の不確実性が高まり今後重要性の増大が予測されるリアル・オプション理論とは何かを学修する。 現在の日本経済・社会における不確実性について調べて考える。
9 日本企業によるグローバリゼーション 日本企業における海外事業展開について、これまでの状況を知り、今後の在り方を考える。
(デューディリジェンスなど)
日本企業の海外事業展開について考える。
(例:製薬会社など)
10 グローバル経営と人的資源戦略 グローバル経営の成否にかかわる人的資源管理の在り方と戦略について学修する。 人的資源管理について調べて、関連文献を読む。
11 グローバル経営における文化 日本企業におけるグローバリゼーションにおいて軽視されがちな「経営文化」について、国際比較によって学修する。 経営と文化の関係について調べ、関連文献を読む。
12 組織の記憶の理論 組織学習とイノベーションに関する理論についてグローバル企業の事例をもとに学修する。 シェアード・メンタル・モデルについて調べる。
13 越境人材が世界を変えるメカニズム 人材の流動性はいまや国境を越えている。人材のグローバリゼーションの過去・現在・未来を考える。 ストラクチャル・ホール理論について調べ、関連書籍や論文を読む。
14 まとめと考察 グローバル経営と経営理論について、これまでの授業を振り返り理論的枠組みの全体像を示し、総括する。 授業で紹介された記事・論文・書籍を読み直し、グローバル経営について再考する。

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