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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
地域共同体法b/REGIONAL LAW b
開講所属
/Course Offered by
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
木4/Thu 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
大藤 紀子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
大藤 紀子 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
本講義では、ヨーロッパの国家的な連合体であるEU(国家連合)の法について勉強する。である。ヨーロッパは、現在、27カ国から成る国家連合体で、国際法とも、国家法とも異なる独自の法体系をもっている。
EU域内においては、各加盟国の国境を越えて、モノ、人、サービス、資本が自由に行き来できることになっている。これは、法的には、「国籍」に基づく差別が禁止されることを意味している。そうした原則が、具体的にはどのような意味をもつか、ヨーロッパ司法裁判所の判例を通じて勉強する。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
全14回の授業を「オンデマンド配信型遠隔授業」で実施する。
基本的に、
1.「レジュメ」をmanabaで配布し、
2.①Zoomを活用したライブ配信を行うか、または②授業データ(動画や音声)の教材をmanabaを通じて配信し、それを履修者が各自視聴する形で行う。
各履修者には、ネット通信環境の整備が必要となる。
詳細については、初回の授業(Zoom配信)にて説明する。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
授業で扱われるEU法の条文や論点について、教科書や配布されたレジュメをを読むだけですまさずに、ノートを整理すること。
配信されたレジュメだけで済ますのではなく、教科書を読みながら、内容の補充に心がけるように。
自分なりに試行錯誤し、後から見て、自分にとってわかりやすいノート作りを心がけること。
判例については、事件の背景や経緯について理解し、判決の内容がもつ意味について考えること。

質問は、E-mailで受け付ける。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
EUとは何か(第3版)
著者
/Author name
中村民雄
出版社
/Publisher
信山社
ISBN
/ISBN
978-4797236279
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
EU法基本判例集(第3版)
著者
/Author name
中村民雄・須網隆夫編
出版社
/Publisher
日本評論社
ISBN
/ISBN
978-4535523463
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
新EU法 政策篇
著者
/Author name
庄司克宏
出版社/URL
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
978-4000289139
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
EU権限の法構造
著者
/Author name
中西優美子
出版社/URL
/Publisher
信山社
ISBN
/ISBN
978-4797267143
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
確認小テスト(40%)(講義の内容に関する問題をmanabaで解答すること。)
レポート(60%)(manabaに提出すること。具体的なレポートの課題については、追って連絡する。)
関連科目
/Related Subjects
憲法入門、憲法・人権、憲法・統治、憲法・発展
国際法
地域共同体法a(受講にあたって、すでに左の科目を履修し終えていることが望ましい。)
備考
/Notes
上記テキストのほか、『国際条約集』を手許に置き、EU条約、EU運営条約、EU基本権憲章その他、関連する条約の条文を参照すること。
到達目標
/Learning Goal
EU設立に至るヨーロッパの歴史、EUという地域共同体における法の基本的性質に触れ、EUが扱う具体的かつ多様な政策についての重要な判例や学説を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 はじめに 授業の概要について解説
2 域内市場 「域内市場」の意義について
3 商品(モノ)の自由移動① 域内市場における商品の自由移動を確保する諸原理について
4 商品(モノ)の自由移動② 主要論点・判例を学ぶ
5 小まとめ 2〜4の論点を整理する
6 人の自由移動①
人=労働者の自由移動について
7 人の自由移動② 人=市民の自由移動について(判例解説)
8 人の自由移動③ 国籍をめぐる判例、その他
9 小まとめ 6、7の論点を整理する
10 移民・難民政策 警察分野・移民・難民政策の共通化に関連する論点・判例
11 EU競争法 主要論点・判例を学ぶ
12 社会政策① 男女平等待遇原則に関連する主要判例について
13 社会政策② 「ヨーロッパ社会モデル」、主要判例について解説
14 まとめ 10〜13の論点整理、授業の総まとめ

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