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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
比較会社法b/COMPARATIVE COMPANY LAW b
開講所属
/Course Offered by
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火2/Tue 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
吉川 信將

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
吉川 信將 法律学科/LAW
授業の目的・内容
/Course Objectives
 この授業は、法学部の学位授与方針(DP)に掲げられた「法学の専門的知識並びに法的なものの考え方(リーガル・マインド)およびグローバルな思考を身に付け」ること、教育課程の編成・実施方針(CP)に掲げられた「判例・学説や諸課題等を正しく理解し、個別の事象について自らの見解を提示できるようにすること」に資するため、英国会社法に関する専門知識を習得し、日英会社法制の比較・検討を行うことによって、受講者が法学的かつグローバルな視点から企業活動のあり方をイメージできるようになることを目的とする。株式会社は英国起源とされ、同国会社法は多くの国々に影響を与えてきたが、経済活動のグローバル化やブレグジットに伴い、今なお進化を模索している。英国会社法の概要を理解することは日本の会社法の在り方を検討するうえでも大いに参考となるであろう。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 授業は教室における対面での講義形式で行う予定である。双方向的なものとして受講者の理解を促進すべく、受講者に発言を求めることがある。
 授業は主にPortaⅡ又はmanabaにて配信するレジュメに沿って進められるが、レジュメ記載事項は要点に過ぎないので、受講者は授業中の説明や参考文献を活用して体系的な理解に努める必要がある。  
 なお、新型コロナウイルスの感染拡大等により授業形態がオンラインによるものに変更となる可能性があるので、PorTaⅡ又はmanaba等による連絡事項に注意すること。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学修:配信された資料があれば、それに目を通すとともに、前回の講義内容を再確認する(約2時間)。
事後学修:配信資料等を再読し、知識の定着を図る。理解できない事項については、参考文献にあたったり当該事項をまとめて次回の授業時に質問できるようにする(約2時間)。
 いかなる国の会社法も政治経済のニーズを反映して立法・運用されているので、日頃から新聞・雑誌・ネット上の企業・経済欄に目を通して、会社(特に株式会社)に係わる時事問題に関心を持つと本講義の理解も促進されるであろう。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
特定のテキストは使用せず、必要に応じてPortⅡ又はmanabaを通して資料(レジュメ)を配布する。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
イギリス会社法ー解説と条文ー
著者
/Author name
川島いずみ、川村賢治、菊田秀雄ほか
出版社/URL
/Publisher
成文堂
ISBN
/ISBN
978-4792327064
その他(任意)
/other
2017年刊行
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
Concentrate COMPANY LAW 6th ed.
著者
/Author name
Lee Roach
出版社/URL
/Publisher
Oxford University Press
ISBN
/ISBN
978-0-19-885501-9
その他(任意)
/other
2020年刊行
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
試験(90%):学期中に数回小テストを実施する。なお、小テストの実施に代えて、レポートの提出を課す可能性がある。
授業への参加姿勢:10%
関連科目
/Related Subjects
日本の会社法に関する知識があると理解しやすいため、会社法Ⅰ・Ⅱ(担当教員は問わない)を履修済みであることが望ましい。世界経済を牽引してきた米国の会社法の先鋭性と比較することで、英国の会社法の伝統と理論を重視する立場の理解が促進されるという観点からは比較法aを履修すると有効であろう。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
比較会社法の基礎、および、比較会社法に関する各種の事柄を体系的かつ正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス、英国法の特徴 授業の進め方について確認したうえで、英国法一般の特徴を把握する。
2 企業形態の概要 会社設立手続等の概要等を理解する。
3 設立 法人とされる会社の特性とその責任の概要について理解する。
4 法人格・会社の責任 会社の定款の意義等について概観する。
5 定款 会社の定款の意義等について概観する。
6 取締役(総論) 会社の経営を担う取締役の意義と役割について理解する。
7 取締役の義務 取締役の義務等について理解する。
8 社員・株主 株主や株主総会に関する制度を概観する。
9 コーポレート・ガバナンス(総論) コーポレート・ガバナンスの意義等を概観する。
10 コーポレート・ガバナンス(各論) 英国におけるコーポレート・ガバナンスの特徴を理解する。
11 資本 会社の資本の意義とそれをめぐる問題を概観する。
12 社員・株主の権利保護 会社や取締役の行為により損害を被った株主等の救済制度の概要を把握する。
13 会社の救済、解散 経営不振に陥った会社の救済制度と会社を解散・清算する場合の手続等について理解する。
14 総括 一連の講義を振り返り、要点を再確認する。

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