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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 | 
| 開講科目名 /Course | 国際民事訴訟法/INTERNATIONAL CIVIL PROCEDURE | 
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| 開講所属 /Course Offered by | 法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES | 
| ターム・学期 /Term・Semester | 2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
| 曜限 /Day, Period | 金5/Fri 5 | 
| 開講区分 /semester offered | 秋学期/Fall | 
| 単位数 /Credits | 2.0 | 
| 学年 /Year | 3,4 | 
| 主担当教員 /Main Instructor | 山田 恒久 | 
| 教員名 /Instructor | 教員所属名 /Affiliation | 
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| 山田 恒久 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES | 
| 授業の目的・内容 /Course Objectives | 渉外的な性質を有する私法関係の事例に特化して、訴訟手続上の問題点に関して学びます。また、英米の制度を原典で参照する方法も身につけます。 内容が、非常に高度であり難解であるため、関連する法分野の単位の修得が前提となります。したがって、原則として、民法・商法の主たる分野と、国際私法、民事訴訟法の単位を修得していることを、受講の条件とする。これらの単位の未修得者が受講を希望する場合には、相当の覚悟が必要です。 | ||||||||||
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| 授業の形式・方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course | 今学期は、対面講義のみの方法で開講する予定です。但し、社会状況によっては余儀なく変更する場合があるので、開講前に、PorTaⅡの「お知らせ」(掲示)を確認してください。 具体的には、対面講義で、各受講生は教室に出席して対面で講義を受講し、その理解に基づいて、各講義中に開示する課題を期限までに作成して提出するという方法で行います。 なお、各講義回の課題は、各講義回該当時間の終了後72時間以内に、指定された方法で提出しなければ、成績評価の対象として扱いません。 *課題に関しては、次の講義回において、「前回の課題についての講評」を編綴し、各受講生毎について、提出された課題の達成状況に関する詳細な分析を公表します。 [注意事項] 欠席したために、講義を受講しておらず、その内容が理解できていない受講生には、講義課題が無意味となります。したがって、講義に欠席した受講生には、講義課題を開示しません。また、欠席した該講義回の講義課題は、如何なる理由があっても受理しません。 *対象分野の特性から、特に民事訴訟法についての十分な知識が必要です。 | ||||||||||
| 事前・事後学修の内容 /Before After Study | 事前学修:該当箇所の条文を確認して下さい。事後学修:講義中に扱った練習問題を復習して下さい。 事後学習:復習のために、各講義回ごとに課される課題に対するレポートを作成し、提出してください。さらに、余力がある場合には、講義のために用意されている練習問題サイトにアクセスして、該当箇所に関する練習問題を繰り返し演習して下さい。 * 事前学修時間は1時間、事後の学習時間を3時間に設定して、各講義回ごとに相応の事前・事後学習内容を「授業計画詳細情報」に明示してあります。 | ||||||||||
| テキスト1 /Textbooks1 | 
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| テキスト2 /Textbooks2 | 
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| テキスト3 /Textbooks3 | 
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| 参考文献等1 /References1 | 
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| 参考文献等2 /References2 | 
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| 参考文献等3 /References3 | 
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| 評価方法 /Evaluation | 1.期限までに提出されたレポートの内容、形式及び提出状況を総合的に(100%)判断します。 *「授業内容を理解していること」、「重要な用語について正しく理解されていること」、「法的な思考が表現できること」を評価項目とします。 2.学期末試験は行いません。 | ||||||||||
| 関連科目 /Related Subjects | |||||||||||
| 備考 /Notes | テキストは指定しませんが、条文の解釈をしていくために、携帯用の六法をテキスト代わりに使用しますので、必ず所持してください。 | ||||||||||
| 到達目標 /Learning Goal | 国家法という現在の法制度運用の枠組み、国家間の法制度の運用の調整にあたる国際民事訴訟法の処理の基本的な手法を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 | 
| 回 /Time | 授業計画(主題の設定) /Class schedule | 授業の内容 /Contents of class | 事前・事後学修の内容 /Before After Study | 
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| 1 | 国際裁判管轄の基本理念 | 渉外訴訟において生じる問題の一つである国際裁判管轄のありかたについての考え方の変遷と、現行法の規定を学びます。 | 事前:民事訴訟法の参考書で、国内管轄に関して記述されている箇所を読んでおいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 2 | 国際裁判管轄の管轄原因①(住所) | 国際裁判管轄の本則である民事訴訟法3条の2の条文について学びます。 | 事前:民事訴訟法4条の条文の意味を理解しておいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 3 | 国際裁判管轄の管轄原因②(義務履行地) | 国際裁判管轄の特別裁判籍の一つである義務履行地が定められている、民事訴訟法3条の3第1号の条文について学びます。 | 事前:民事訴訟法5条1号の条文の意味を理解しておいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 4 | 国際裁判管轄の管轄原因③(不法行為地) | 国際裁判管轄の特別裁判籍の一つである不法行為地が定められている、民事訴訟法3条の3第8号の条文について学びます。 | 事前:民事訴訟法5条9号の条文の意味を理解しておいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 5 | 国際裁判管轄の管轄原因④(財産所在地) | 国際裁判管轄の特別裁判籍の一つである財産所在地に関する、民事訴訟法3条の3第3号の条文について学びます。 | 事前:民事訴訟法5条4号の条文の意味を理解しておいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 6 | 国際裁判管轄の管轄原因⑤(消費者契約の特則) | 消費者契約に関する国際裁判管轄の特則である、民事訴訟法3条の4第1項、及び、3項の条文について学びます。 | 事前:法の適用に関する通則法(以下「通則法」という。)11条の条文を予め読んでおいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 7 | 国際裁判管轄の管轄原因⑥(労働契約の特則) | 労働契約に関する国際裁判管轄の特則である、民事訴訟法3条の4第2項、及び、3項の条文について学びます。 | 事前:通則法12条の条文を予め読んでおいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 8 | 国際裁判管轄の管轄原因⑦(特別の事情) | 一旦認められた国際裁判管轄を否定する根拠となる特別の事情が定められている民事訴訟法3条の9について学びます。 | 事前:民事訴訟法16条から32条までの条文を通読しておいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 9 | 外国判決の承認①(概説) | 外国判決の承認・執行に関して定められている民事訴訟法118条、並びに、民事執行法22条、及び、同24条の規定について学びます。 | 事前:民事訴訟法の参考書で、債務名義の意味を理解しておいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 10 | 外国判決の承認②(間接管轄) | 民事訴訟法118条1号に定められている間接管轄の判断に関する裁判例を通じて、一般的な理解を学びます。 | 事前:予め配布する参考判例をよく読んでおいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 11 | 外国判決の承認③(実体公序) | 民事訴訟法118条3号に定められている実体公序に関する裁判例を通じて、一般的な理解を学びます。 | 事前:予め配布する参考判例をよく読んでおいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 12 | 外国判決の承認④(手続公序) | 民事訴訟法118条2号、及び、同3号に定められている手続公序に関する裁判例を通じて、一般的な理解を学びます。 | 事前:予め配布する参考判例をよく読んでおいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 13 | 外国判決の承認⑤(相互の保証) | 民事訴訟法118条4号に定められている相互の保証に関する裁判例を通じて、一般的な理解を学びます。 | 事前:予め配布する参考判例をよく読んでおいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 | 
| 14 | 国際的訴訟競合 | 外国裁判所に係属する事件が我が国にも係属する場合に、この訴訟競合状態を認めることができるか否かについて学びます。 | 事前:民事訴訟法5条9号の条文の意味を理解しておいてください(1時間)。 事後:該当講義回で課されている課題に対するレポートを作成し、提出してください(3時間)。 |