シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
法曹特講(刑事法18)/LEGAL PROFESSION, SPECIAL LECTURE
開講所属
/Course Offered by
法学部法律学科/LAW LAW
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
水3/Wed 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
中空 壽雅

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中空 壽雅 総合政策学科/POLICY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
法曹特講(刑事法18)では、刑法総論分野における重要論点について,最近の重要判例とその評釈を通して理解を深めることを目的としています。そのことを通じて,刑法総論での学習事項の復習と各論点の深い理解を目指すだけでなく,判例の読み方と学説状況の基本的な視座の理解方法を身につけてもらうことを目的としています。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業は講義形式で実施をします。あらかじめ教科書の指定の箇所に一度目を通して講義に参加してもらい,その指定の箇所の内容について詳細に説明を加えてその箇所の内容の理解を深めます。その上で,その論点に関する事例を取り上げて,知識を事例に適用できるような形で整理をしていきます。講義は,対面授業とリアルタイム配信授業を併用して行います。なお,リアルタイム授業に参加できない受講生のためにリアルタイム配信授業の動画をmanabaにアップします。また、リアルタイム配信のみで行う週もあります。
いずれにせよ,manabaを利用して事前に告知します。
事後学修用の指定の事例については,次の週の授業内で解説を加えて確認する。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
あらかじめ教科書の指定の箇所について目を通して自分なりの理解をした上で授業に参加すること(1時間)。授業後には,もう一度当該箇所について目を通すとともに,取り上げた判例にも目を通し、その日の学習内容を確認した上で,指定の事例について自分で答案を作成してみること(3時間)。
判例を含めて必要な資料はmanabaを利用して配布します。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
続・刑法の判例 総論
著者
/Author name
松原芳博編
出版社
/Publisher
成文堂
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
刑法総論の悩みどころ
著者
/Author name
橋爪隆
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
レポート課題(100パーセント)で評価します。
評価基準は,授業で取り上げた重要論点について理解ができているか,それを事例処理に利用できるかにあります。
関連科目
/Related Subjects
刑法総論並びに刑法各論の授業を既に履修しているか,併せて履修することが望ましい。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
法曹に求められる基本かつ重要な法律知識のうえに、法曹三者の仕事(とりわけ弁護士の業務)、弁護士の事件処理の方法論を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 因果関係について 因果関係についての最近の議論を確認します。 教科書1因果関係について目を通して参加すること
2 正当防衛の制限について 先行事情に基づく正当防衛の制限について確認します。 2先行事情と正当防衛について目を通して参加すること
3 過剰防衛について 過剰防衛の成立範囲について学習します。 3一連の行為と過剰防衛について目を通して参加すること
4 抽象的事実の錯誤について 抽象的事実の錯誤の処理について学習します。 4錯誤における符合の限界について目を通して参加すること
5 被害者の承諾について 被害者の承諾事例の処理方法について学習します。 5被害者の同意と錯誤に目を通して参加すること
6 過失犯について 過失犯における注意義務について学習します。 6過失犯における注意義務の存否・内容に目を通して参加すること
7 緊急避難の制限について 緊急避難の成立要件について学習します。 7強要された緊急避難に目を通して参加すること
8 実行の着手について 実行の着手についての最近の議論を学習します。 8特殊詐欺における実行の着手に目を通して参加すること
9 間接正犯と共同正犯の区別について 間接正犯と共同正犯の区別について学習します。 9間接正犯および共同正犯に目を通して参加すること
10 不作為による共同正犯について 不作為による共同正犯について学習します。 10不作為による共同正犯に目を通して参加すること
11 承継的共同正犯について 承継的共同正犯について学習します。 13承継的共同正犯に目を通して参加すること
12 幇助犯の成立範囲について 幇助犯の成立範囲について学習します。 12幇助の意義に目を通して参加すること
13 共犯関係の解消について 共犯関係の解消について学習します。 14共犯関係の解消に目を通して参加すること
14 罪数処理について 包括一罪について学習します。 17包括一罪に目を通して参加すること

科目一覧へ戻る/Return to the Course List