シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
日本史(19以降)/JAPANESE HISTORY
開講所属
/Course Offered by
法学部法律学科/LAW LAW
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
月4/Mon 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
會田 康範

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
會田 康範 経済学科/ECONOMICS
授業の目的・内容
/Course Objectives
近年の日本史研究では、日本列島に展開した歴史像がより多角的、多面的に捉えなおされており、今日では豊富な成果を確認することができます。こうした研究状況をふまえ、それぞれの時代像や歴史認識を豊かにするために重要と思われるテーマを学習します。極めて限られた時間数の中での講義のため、歴史経過にそって通史的に講義することは必要最低限となり、取り上げるテーマも時代的に多少の多寡があります。中等教育において日本史を指導する上で求められる視点や指導力を養うことが目標です。教員免許状取得のために必要な教育実習や国公立及び私立の教員採用試験に向け、修養しておくべき能力をどのように身に付けるか、実際の場面に応じた学習ができます。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
配布資料とスライドを用いた講義形式を基本に、適宜、事前告知の上、その他の方法を実施する可能性もあります。講義ごとにリアクションペーパーを提出していただき、フィードバックとして以後の講義時にそれに対するコメントや解説を施します。
教員免許取得希望者に向けた授業であり、授業に臨む上でその点を十分わきまえた振る舞い(具体的には授業時にアナウンス)を求めます。また、史資料の活用などに関しては、小レポートの提出のほか、グループワークなどの方法でその取扱いなど体験的な学習活動を実施することもあります。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
講義時に紹介する参考文献を事前に熟読し、シラバスに該当する講義ごとの基礎的知識を補って講義に臨んでください。たとえば、理解が十分でない用語などは事前に調べておくことが必要です。(2時間)
また、事後学修として講義内容をノートに整理し、提示された課題に取り組み次回の講義時に提出してください。(2時間)
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
特定のテキストは使用しませんが、講義ごとに参考文献や論文等を提示します。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
大学の日本史①~④
著者
/Author name
佐藤信ほか
出版社/URL
/Publisher
山川出版社
ISBN
/ISBN
978-4-634-60031-7
その他(任意)
/other
4分冊で古代から近代までの幅広く取り上げ、考察のポイントがわかりやすくまとめられている。できれば座右におき、予習・復習に活用っしてほしい。
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
概ね学期末テスト60%、中間テスト(小テスト)20%、授業への参加度(提出物、授業態度など)20%の割合で評価します。学期末テストと中間テストは論述形式の比重を高く設定しており、単純に知識を問うような問題ではなく、理解した内容や自己の歴史認識を文章化して適切に伝えることができるようになることを求めます。
関連科目
/Related Subjects
地理・歴史科教育法Ⅲ(本講義で身に付けた能力が、実際の日本史を教える場面でどのように実践的に活用することが可能となるかを学ぶ講義です。)
備考
/Notes
参考文献は、講義の中で随時、紹介・配布します。高等学校の日本史の教科書や概説書が手元にあれば参考になります。また、自発的に博物館や美術館などに足を運び、歴史叙述の根拠となる史資料や文化財に触れ、それを通じてどのように歴史教育にアプローチするか、教える立場からの視点を養ってください。
到達目標
/Learning Goal
中等教育諸学校において、社会および歴史の授業を行う際に必要とされる日本列島に展開した歴史像、国民国家の歴史的位置づけ、歴史研究や歴史教育の役割や意義について、通史的かつ主体的に解説できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 歴史研究と史資料・文化財 日本における歴史研究の歴史を踏まえ、史資料の役割や文化財保護思想について考察する。
2 原始・古代の概観 人類の誕生から原始・古代の社会の要点を概説し、時代を通観する視点を養う。
3 古代社会の成立 古代の王権形成から中央集権化と律令制の形成までを考察する。
4 古代社会の展開 平安期以降の律令制の再編や社会の変容について考察する。
5 中世の概観 院政期から16世紀までの政治や社会の要点を概説し、時代を通観する視点を養う。
6 中世社会の成立 権門体制と武家政権の成立、及び公家権力のあり方を考察する。
7 中世社会の展開 中世において都市と流通経済が発達した背景と具体的な様相を考察する。
8 原始・古代~中世社会の特質(小括) 原始・古代~中世の社会の特質について中間まとめを行う。
9 近世の概観 織豊政権以降19世紀までの政治や社会の要点を概説し、時代を通観する視点を養う。
10 近世社会の概観 江戸幕府の対外政策を中心に幕藩制国家の政治や社会を考察する。
11 近世社会の展開
江戸時代後半の社会や対外関係の変容から近代の萌芽をめぐって考察する。
12 近現代の概観 19世紀後半以降の国民国家となる近代日本の大国化の足跡を概説し、時代を通観する視点を養う。
13 近代社会の成立 国民国家となった近代日本が内外の課題にどのように向かったか、博覧会政策を事例に考察する。
14 近代社会の展開と現代日本の課題 20世紀前半の帝国日本がたどった政治・経済・外交を中心に考察する。また戦後の占領期から55年体制以降、高度経済成長を経て経済大国化した日本社会の変容と課題を考察する。

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