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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語ビジネス・コミュニケーション(経済学部用)/INTERNATIONAL BUSINESS COMMUNICATION IN ENGLISH
開講所属
/Course Offered by
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
木3/Thu 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
杉山 晴信

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
杉山 晴信 英語学科/ENGLISH
授業の目的・内容
/Course Objectives
 国際商取引を円滑に遂行・促進するためには、英文メールによるビジネス通信文 (Business Correspondence) の読解と作成のスキルが不可欠です。その理由は、インターネットの飛躍的な普及に伴い、今やメールが商取引における通信媒体の主役であり、それを裏づけるかのように、我が国では法令により、商取引に関わるメールをやりとりした場合、それらのメールを一定期間保存する義務が課せられています。この授業は、そのような状況に鑑み、時系列的な貿易取引の流れに沿って、各取引段階における英文メールによるビジネス通信文の読解と作成のスキルを身につけるとともに、貿易実務に関する基礎知識を幅広く学習することを目的とします。貿易および国際商取引に関する英文マテリアルを用いて、CP(教育課程の編成・実施方針)に記載された各能力の中でも、特に書き言葉での受容能力と産出能力の養成に貢献します。また、DP(学位授与方針)記載の英語運用能力の中では、特に語彙力、書く力および読む力の養成に寄与するウェイトが大きいと思います。
 特に貿易や国際物流に興味があり、これらの業界への就職や就活を考えている履修者にとって、この授業は有益であると思います。また、貿易実務検定協会主催の貿易実務検定試験B級程度の貿易英語や日本商工会議所主催のビジネス英語検定2級程度に十分対応できる実力を養成できると確信しています。
  なお、木曜日4時限の同一教員による同一名称科目とは内容が異なりますので注意して下さい。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 この授業は基本的に教室での対面形式で行い、responで出欠を確認します。履修者は病気や就活など正当な理由がある場合を除いて、教室での授業に出席しなければなりません。ただし、感染防止上やむを得ない状況と判断した場合はZOOMによるライブ配信型遠隔授業に切り替えます。事後の録画配信は行いませんが、対面授業を補完するためにmanabaによって資料や課題を事前に配信します。履修者はmanabaに配信される資料や課題を授業の前に閲覧して、その指示に従わなければなりません。
 具体的には、まず貿易取引の各単元 (秋学期はUnit13~21)ごとに(後掲の授業計画参照)、実務と英語に関する重要事項の解説をmanabaで配信しますので、授業の前に必ず閲覧し、適宜の媒体に保存または印刷して下さい。毎回の授業では、最初に前回の授業の課題と小テストの成果について全体的な講評を述べるとともに、匿名を条件に任意に選んだ履修者の答案をスクリーン上に投影して添削を行うことによって、学習内容の要点を履修者全員で共有します。次に、当該の授業の学習テーマとなっているテキストの各UnitのSample Emailの内容、通信文のスケルトン・プラン (skeleton plan) および専門用語を詳細に検討します。授業後には当該の授業で学習した貿易実務についての学習成果を小テストによって確認するとともに、課題として各Unitの和文英訳問題によるビジネス通信文の作成訓練を行います。履修者は下記のテキストを必ず入手し、各回の授業で扱うテキストのUnitを入念に予習するとともに、授業後に配信される模範解答と解説を中心に十分な復習をしなければなりません。
 なお、授業の進捗状況によって後掲の授業計画に多少の変更があるかもしれませんので、念のため申し添えます。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 事前学修として、テキストの各Unitに収録されているSample Email、Skeleton Planおよび解説を熟読して内容を理解するとともに、テキストの練習問題(空所補充、和文英訳)およびmanabaで配信される貿易実務に関する小テスト(主として正誤判定問題)をテキストや資料を披見せず自力で解いて下さい。事後学修としては、授業後に配信される小テストおよび練習問題の模範解答と解説を読み、正解およびその理由を確認して下さい。また、テキストの各Unitに収録されているVocabulary(関連語彙集)とRelated Expressions(関連表現集)を履修者自身のノートに模写する等の方法によって、貿易実務のテーマごとに語彙力と表現力の拡充に努めて下さい。事前学修に概ね1時間、事後学修に概ね2時間を要するものと考えられます。
 なお、つねに税関、JETRO、経済産業省等のサイトに頻繁にアクセスし、貿易関連の最新情報(特に法令改正や通達)を入手するよう努めて下さい。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
『英文ビジネス通信実践演習21講(五訂版)』
著者
/Author name
杉山晴信
出版社
/Publisher
三恵社
ISBN
/ISBN
978-4-88361-536-0
その他(任意)
/other
2021年発行
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
上記のテキストの他に、随時講義資料、小テスト、模範解答および解説を配信します。
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『貿易実務の英語 ビジネス英文メール パーフェクトブック』
著者
/Author name
杉山晴信
出版社/URL
/Publisher
すばる舎
ISBN
/ISBN
978-4-88399-772-5
その他(任意)
/other
2009年発行
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
『貿易実務完全バイブル』
著者
/Author name
黒岩章
出版社/URL
/Publisher
かんき出版
ISBN
/ISBN
978-4-7612-7077-3
その他(任意)
/other
2015年発行
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
『貿易実務ハンドブック アドバンスト版 第5版』
著者
/Author name
日本貿易実務検定協会(編集)
出版社/URL
/Publisher
日本能率協会マネジメントセンター
ISBN
/ISBN
978-4820759423
その他(任意)
/other
2016年発行
評価方法
/Evaluation
①授業への参加度(20%):受講態度、授業中に指名された際の発言等から評価します。
②授業後の小テスト(20%):毎回授業後に、その授業で学んだ貿易実務に関する正誤判定形式の小テスト(100点満点)をmanaba上で実施し、その得点をもって授業内容の理解度を判断します。
③授業後の課題(40%):テキスト各UnitのExercises▲2(和文英訳問題)の答案、あるいは所与の状況設定に基づき英語で作成したビジネス通信文の原案を授業後に提出していただき、それらの成果を評価します。また、翌週の授業で添削指導を行います。
④学期末の課題(20%):秋学期全体を範囲とするテスト形式の課題(100点満点)を提出していただき、その得点をもって秋学期の学習内容全体の理解度を判断する一助とします。
関連科目
/Related Subjects
英語ビジネス・コミュニケーション実務、英語専門講読(いずれも杉山担当)
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
英語ビジネス・コミュニケーション(貿易)に関する基本知識を習得し、ビジネス英文書の読み・書きができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 秋学期の授業内容と授業計画の説明 秋学期の授業内容と授業計画について詳しく説明します。さらに、ビジネス・コミュニケーションについて、特に国際商取引との関係を中心に総論的に説明します。
2 Unit13(信用状の開設と訂正) 「信用状の開設と訂正」に関する実務上の要点を学んだ後、「信用状の訂正要求」をテーマとするSample Emailを検討し、当該テーマでのビジネス英文メールを作成する訓練を行います。
3 Unit14(海上保険) 「貨物海上保険」に関する実務上の要点を学んだ後、「貨物海上保険の保険条件変更」をテーマとするSample Emailを検討し、当該テーマでのビジネス英文メールを作成する訓練を行います。
4 Unit15(輸出手配) 「輸出手配」に関する実務上の要点を学んだ後、「船積み準備の進捗報告」をテーマとするSample Emailを検討し、当該テーマでのビジネス英文メールを作成する訓練を行います。
5 Unit16(船積み) 「船積み」に関する実務上の要点を学んだ後、「船積みの完了通知」をテーマとするSample Emailを検討し、当該テーマでのビジネス英文メールを作成する訓練を行います。
6 Unit17(決済) 「決済」に関する実務上の要点を学んだ後、「為替手形の振出し通知」をテーマとするSample Emailを検討し、当該テーマでのビジネス英文メールを作成する訓練を行います。
7 Unit18(輸入手配) 「輸入手配」に関する実務上の要点を学んだ後、「船積み前検査の要請」をテーマとするSample Emailを検討し、当該テーマでのビジネス英文メールを作成する訓練を行います。
8 Unit19(クレーム) 「クレーム」に関する実務上の要点を学んだ後、「クレームの提起」をテーマとするSample Emailを検討し、当該テーマでのビジネス英文メールを作成する訓練を行います。
9 Unit20(クレーム調整) 「クレーム調整」に関する実務上の要点を学んだ後、「自社側に非のある場合のクレーム調整」をテーマとするSample Emailを検討し、当該テーマでのビジネス英文メールを作成する訓練を行います。
10 Unit21の1(会社社交文①:推薦状) 会社社交文のうち、推薦状に関する実務上の要点を学んだ後、推薦状のSample Emailを検討し、推薦状の英文メールを作成する訓練を行います。
11 Unit21の2(会社社交文②:案内状) 会社社交文のうち、案内状に関する実務上の要点を学んだ後、案内状のSample Emailを検討し、案内状の英文メールを作成する訓練を行います。
12 Unit21の3(会社社交文③:礼状) 会社社交文のうち、礼状に関する実務上の要点を学んだ後、礼状のSample Emailを検討し、礼状の英文メールを作成する訓練を行います。
13 Unit21の4(会社社交文④:見舞い状) 会社社交文のうち、見舞い状に関する実務上の要点を学んだ後、見舞い状のSample Emailを検討し、見舞い状の英文メールを作成する訓練を行います。
14 秋学期の総復習と質疑応答 秋学期の授業を総括し、全体的な復習を行うとともに、履修者からの質問を受けつけ、回答します。

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