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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ラテンアメリカ経済論a(環経学科用)/LATIN AMERICAN ECONOMY(A)
開講所属
/Course Offered by
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
金2/Fri 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
中村 久美

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中村 久美 経済学科/ECONOMICS
授業の目的・内容
/Course Objectives
本講義のねらいは、学科専門科目として、ラテンアメリカ地域の政治経済および社会問題といった専門知識を習得するなかで、望ましい経済政策や制度設計を立案する能力や、多様な立場・側面から社会経済を認識する能力を身につけることであり、経済学部の学位授与方針(DP)の、「多文化・異文化を理解・尊重し、人類社会と自然の調和を求める倫理観を有し、 現実社会に発生する多種多様な諸問題を広く経済学の視点から分析し、経済学の専門知識を修得して問題解決を図ることを通じて自己を発展させ、 社会に貢献する能力を身に付け」ること、および、教育課程の編成・実施方針(CP)が示す「問題や関心に基づいてさまざまな知的領域を探索できる技能、および論理的・芸術的・倫理的・科学的・社会科学的等の多様な思考能力、諸言語によるコミュニケーション技能」を獲得し、さまざまな国際的経済問題を理論的・実証的に発見・理解し、その解決のために経済学の知見を活かす力を修得することである。

講義の流れとしては、まず、ラテンアメリカ地域の自然条件や地理などの基本分野を理解する。次いで、植民地時代から90年代ごろまでのラテンアメリカの歴史を概観し、各々の国の多様性について理解する。その後、ラテンアメリカ社会が抱える問題とそれぞれの国が試みている様々な社会政策についても考察する。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業は対面・講義形式で、配布するレジュメやパワーポイント資料に沿って行う。

レジュメ等資料の配布、レポートの提出は、manabaより行う。質疑応答については、授業時間に対応するが、manabaの掲示板でも意見交換等が行えるようにする。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
manabaで配布する資料に目を通したうえで、用語等を事前に調べるなど内容を理解しておくこと(2時間)。

授業後は、授業の内容をレジュメおよびパワーポイント資料からまとめ、理解を深めておくこと(2時間)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
レジュメを配布する。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
授業中に適宜紹介する。
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
学期中に3回課題を課す。課題は、1回目および2回目をそれぞれ30%、3回目を40%で評価する(100%)が、授業への参加度を加味する場合がある。なお、課題は、クイズあるいは小レポートとし、授業内容の理解とそれを踏まえた問題意識などを重視して評価する。
関連科目
/Related Subjects
本講義の履修にあたっては、秋学期の「ラテンアメリカ経済論b」の履修を推奨する。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
ラテンアメリカ経済に関する専門知識を習得し、現代ラテンアメリカ経済の構造等について分析のうえ、解説できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 授業の概要と基礎知識 授業全体について説明を行う。ラテンアメリカの地勢、気候、人口、言語、社会、産業などの特徴について学ぶ。
2 ラテンアメリカ地域(1)植民地時代のラテンアメリカ① 植民地時代のラテンアメリカ地域の政治・経済システムおよび支配体制を理解する。
3 ラテンアメリカ地域(2)植民地時代のラテンアメリカ② 植民地支配から、ラテンアメリカのそれぞれの国が独立するまでの流れを理解する。
4 ラテンアメリカ地域(3)輸入代替工業化とポピュリズム 独立から1950年代までの、世界経済におけるラテンアメリカ地域の位置づけや、経済システムの変容について学び、経済政策として同地域で広く採用された輸入代替工業化策について理解する。
5 ラテンアメリカ地域(4)権威主義体制と累積債務問題 1960年代から1980年代にかけて台頭した、軍事政権による官僚主義的権威主義体制と、工業化政策によって発生した累積債務問題について理解する。
6 ラテンアメリカ地域(5)民主化と新自由主義 1990年代の軍事政権からの民政移管と、新自由主義政策のもと採用されたマクロ経済安定化策について理解する。
7 主要国の政治経済(1)メキシコ メキシコの政治・経済について理解する。
8 主要国の政治経済(2)ブラジル ブラジルの政治・経済について理解する。
9 主要国の政治経済(3)アルゼンチン、チリ アルゼンチン、チリの政治・経済について理解する。
10 主要国の政治経済(4)コロンビア、ペルー コロンビア、ペルーの政治・経済について理解する。
11 主要国の政治経済(5)キューバ、ベネズエラ キューバ、ベネズエラの政治・経済について理解する。
12 ラテンアメリカの経済・社会構造(1)貧困と格差① ラテンアメリカ地域の貧困と格差について、社会指標やデータを確認し、その特徴を理解する。
13 ラテンアメリカの経済・社会構造(2)貧困と格差② ラテンアメリカ地域のスラムとインフォーマルセクターについて理解する。
14 ラテンアメリカの経済・社会構造(3)社会政策 ラテンアメリカ地域の社会政策、年金・医療制度改革、貧困政策について理解する。

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