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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
経営財務論a/CORPORATE FINANCE(A)
開講所属
/Course Offered by
経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
木4/Thu 4
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
松本 守

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
松本 守 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
 この講義の目的は,企業(株式会社)の財務活動(資本調達・投資・配当)に関する基礎的な知識を提供することです。具体的には,企業の事業活動の元手となる資本を提供している株主の観点から(株主価値・企業価値の最大化),企業がどのように資本調達を行い(資本調達の種類や仕組み),実物資産へ投資し(投資の種類とその経済性評価),また,投資からのリターンを投資家にどのように返すべきか(ペイアウトの種類)を考えます。この講義を通じて,経済学部DPに掲げる学位の裏付けとなる「能力」1および経営学科DPに掲げる学位の裏付けとなる「能力」3を向上させることができるでしょう。
 また,会計・ファイナンス関連の各種資格試験(公認会計士試験・ファイナンシャルプランナー技能検定試験・証券アナリスト試験・日商簿記検定試験・中小企業診断士試験など)に興味のある学生さんは,この講義から資格取得に役立つ知識を得ることができるでしょう。
 なお,この講義は,経済学部の必修科目(学部基礎科目:経済経営数学入門・統計学入門・経済学(ミクロ)・経済学(マクロ))で取り上げられた知識をある程度前提とします(これらの科目で学んだ知識を頻繁に利用します)。不安な学生さんはしっかり復習したうえで履修してください。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 この講義は「対面型講義」とし,ライブ配信も録画配信も行いません。この講義はまた,コロナウィルス感染症の感染拡大防止の観点から,(1)教室での出席確認や(2)教室での課題の提出は一切行いません。受講者は事前に配付資料(①パワーポイント資料・②講義資料)をmanabaにアップロードするので,ダウンロード&プリントアウトして講義に参加してください(教室で資料を配布することは一切ありません)。manabaを通じて,課題(レポート等)を課した場合には,その後の講義中に特徴的な意見にコメントし,あわせて解説も行います(同時にmanabaにもアップロードします)。
 この講義は受講者がテキストを持っていることを前提に進めます(テキストを購入して講義に参加してください)。参考文献については,購入する必要はありません。受講(授業の形式・方法)にあたっては,コロナウィルス感染症の感染状況に応じて変更が生じる可能性がありますので,manabaのコースニュース等を必ず確認するようにしてください。
 コロナウィルス感染症の感染拡大防止の観点および良好な講義環境の維持の観点から,講義中の「私語」には厳しく対応します。そのため,この講義は座席指定を行う予定です(第1回目の講義で説明します)。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 manabaにアップロードされている配付資料をよく読んで,予習・復習してください。講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。具体的には,講義前にどのようなテーマに関する内容であるかをしっかり確認し(2時間程度),講義後に専門用語等の意味を正確に理解したうえで,改めて配付資料を精読してください(2時間程度)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
『コーポレート・ファイナンス [第三版]』,2021年
著者
/Author name
内田交謹
出版社
/Publisher
創成社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『企業財務入門』,2005年
著者
/Author name
花枝英樹
出版社/URL
/Publisher
白桃書房
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
『ゼミナール コーポレートファイナンス』,2022年
著者
/Author name
朝岡大輔,砂川伸幸,岡田紀子
出版社/URL
/Publisher
日本経済新聞出版
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
『ファイナンス論・入門: イチからわかる証券投資と企業金融』,2020年
著者
/Author name
俊野雅司,白須洋子,時岡規夫
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
対面での学期末試験(100%):計算問題を数問出題します(電卓のみ持込可)。基本的に講義で取り上げた指標等について正確に計算することができるかを測定します。講義の初回(第1回)に,講義スケジュールや成績評価の方法などについて詳しく説明します。学期末試験の問題はほぼ全て計算問題です(「経済経営数学入門」と「統計学入門」で学んだ計算力で対応できます)。
関連科目
/Related Subjects
「簿記原理a,b」・「経済経営数学入門」・「統計学入門」・「経済学(ミクロ)」・「経済学(マクロ)」・「証券市場論a,b」・「金融論a,b」・「金融システム論a,b」,「会計学原理a,b」・「財務会計論a,b」・「管理会計論a,b」・「原価計算論a,b」「社会会計論a,b」,「日本経済論a,b」,「統計学a,b」,「計量経済学a,b」,「ミクロ経済学a,b」,「企業経済論a,b」など。
備考
/Notes
簿記・会計の基礎知識が必要になるため,「簿記原理a,b」の単位を修得済みであることが望ましい。簿記・会計の基礎知識がある学生さんにはとっつきやすい内容です。計算が多いので電卓を持参(用意)してください。「簿記原理a,b」は,経営学科では必修科目,経済・国際環境経済学科では選択必修科目となっています。
到達目標
/Learning Goal
経営財務に関する専門知識を習得し、日本企業の財務政策等について分析のうえ、解説できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス:経営財務(コーポレート・ファイナンス)とは? 講義全体の概要について説明し,経営財務(コーポレート・ファイナンス)がいかなる学問であるかを説明する。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
2 株式会社の財務活動(1)-財務活動とは?-
企業の財務活動(資本調達・投資・配当)について理解し,それを説明できるようにする。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
3 株式会社の財務活動(2)-リスクとリターン-
株主と債権者のリスク負担について理解し,それを説明できるようにする。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
4 投資の基礎知識 貸借対照表と投資の種類の関係について理解し,それを説明できるようにする。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
5 資本調達の基礎知識(1)-自己資本調達(株式発行)- 株式発行による資本調達(自己資本調達)について理解し,それを説明できるようにする。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
6 資本調達の基礎知識(2)-自己資本調達(株式発行の種類と内部資本調達)- 株式発行の種類(普通株・優先株)と内部資本調達について理解し,それらを説明できるようにする。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
7 資本調達の基礎知識(3)-負債資本調達(負債資本調達の基本的分類)- 負債資本調達の基本的分類について理解し,それを説明できるようにする。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
8 資本調達の基礎知識(4)-負債資本調達(社債の種類)- 社債の種類(普通社債・ワラント債・転換社債)について理解し,それを説明できるようにする。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
9 配当の基礎知識(1)-配当政策- 配当政策の意味について理解し,それを説明できるようにする。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
10 配当の基礎知識(2)-現金配当以外の株主還元策)- 現金配当以外の株主還元策(自社株買い戻し・株式分割)について理解し,それを説明できるようにする。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
11 コーポレート・ガバナンス(1)ー所有と経営の分離・エージェンシー問題ー コーポレート・ガバナンスとは何かについて理解し,それを説明できるようにする。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
12 コーポレート・ガバナンス(2)ー内部ガバナンスメカニズム・外部ガバナンスメカニズムー コーポレート・ガバナンスの仕組みについて理解し,それを説明できるようにする。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
13 デリバティブ-先物・スワップ・オプション- 先物取引・先渡取引,スワップ取引,オプション取引について理解し,それらを説明できるようにする。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。
14 まとめ 講義全体のまとめを行う。 講義の前後に(事前・事後に),配付資料を利用して,各2時間程度をかけて予習・復習を行うことが望ましいです(計4時間)。

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