シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
経営戦略論a/MANAGEMENT STRATEGY(A)
開講所属
/Course Offered by
経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
月2/Mon 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
脇 拓也

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
脇 拓也 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
①経営戦略論では、企業経営・企業運営において必要な戦略の概念を学びます。
 本学のディプロマポリシーでは、豊かな歴史観、自然観、および、倫理観を中核とする教養に基づき、多文化・異文化を理解・尊重し、人類社会と自然の調和を求める倫理観を有し、現実社会に発生する多種多様な諸問題を広く経済学の視点から分析し、経済学、経営学・情報または環境学の専門知識を修得して問題解決を図ることを通じて自己を発展させ、社会に貢献する能力を身に付けることを目指しています。
 また、カリキュラムポリシーや履修系統図の視点からは、本科目は「経営専門科目」として位置付けられています。

②戦略とは、古今東西の研究者によって様々な定義がありますが、簡単に言えば「目標達成の計画を定めたもの」であり「生き残るための知恵」と言えます。企業や組織が、どれほど良い理想を掲げても、目標達成が出来ず、そして生き残れなければ(つまり潰れてしまったら)元も子もありません。
 つまり、企業や組織が、どのように目標を達成し、生き残っていくかを考えるのが「戦略経営論」です。この授業では様々なフレームワークを提供しますので、ここで学んだフレームワークを活用し、社会の現場において課題解決できる人材、社会発展に貢献できる人材になっていただきたいと思います。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 ①授業は講義形式かつ原則対面で行います。事前にmanabaで講義資料を掲載しますので、目を通しておいてください。さらに参考情報や追加情報などがある場合には、授業内で適宜紹介する予定です。

 ②レポートや課題については、授業内で、概要説明や内容のフィードバック、事後の自己学修についてもコメントしますので、各自の復習に役立ててください。

 ③授業中の私語は、教員および他の学生にとって迷惑行為であり厳禁です。履修態度の悪い者は退場および最終課題提出不可などの厳しい措置を講じます。静かに真面目に学びたい学生の履修を求めます。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 ①事前に資料を配布しますので目を通しておいてください。また、事後的にも復習が大事です。
 (それぞれ2時間程度やることが望ましい。)
  ⇒事前学習:講義資料に目を通しておく。
  ⇒事後学修:講義を思い出しながら資料を見る。
        さらに企業事例などを紹介した場合には、自分自身で企業ホームページを見てみる。

 ②さらには、必要に応じて参考情報や企業情報などを授業内で随時紹介しますので、興味のある人は目を通しておいてください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
経営戦略入門
著者
/Author name
網倉久永・新宅純二朗
出版社/URL
/Publisher
日本経済新聞出版社
ISBN
/ISBN
453213403X
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
競争戦略論 (一橋ビジネスレビューブックス)
著者
/Author name
青島矢一・加藤俊彦
出版社/URL
/Publisher
東洋経済新報社
ISBN
/ISBN
4492522034
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
ミニレポート(40%)最終課題(テストもしくはレポート)(60%)
・授業内では、理解度を問うミニレポートを課す予定です。
・最終課題については、授業で説明した内容の理解度を問う内容を想定しています。
(範囲については授業内で示す予定。)

関連科目
/Related Subjects
①受講者は経営学の入門ベーシック講座に該当する経営学a、経営学bは履修しておいてください。

②また、関連科目として、経営管理論a、経営管理論bも履修していただくことによって理解が深まります。
(授業内で経営管理の視点からも説明を行います。)
備考
/Notes
孫子の兵法に「彼を知り己を知らば百戦危うからず」という言葉があります。人生においては「彼:ライバル、人生の目標、環境など」であり、「己:自分そのもの、能力、素質、指向、考え方」です。
経営戦略を学ぶことは人生戦略を学ぶことにもつながりますので是非経営戦略を活用してください。
若い人々の活躍を応援しています。 
到達目標
/Learning Goal
経営戦略についての専門知識を習得し、持続的な競争優位の獲得等について分析のうえ、解説できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 授業の目的、ガイダンス 講義の概要について理解する。 シラバスに目を通しておいてください。
2 戦略の歴史 ①軍事戦略から見る戦略の成り立ち(孫子、クラウゼヴィッツ、リデル・ハート)
②企業経営と戦略の誕生(テイラー、ファヨール、バーナード、ドラッカー、チャンドラー、アンゾフ)
授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)
3 組織の目標管理と戦略策定 ①戦略の階層構造
②組織におけるドメイン策定、資源分析、環境分析
授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)
4 垂直統合と多角化 ①垂直展開・水平的多角化・コングロマリットについて学ぶ。
②事例:ホンダの水平展開、GEの歴史、シーメンスの脱コングロマリット化など
授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)
5 合併・買収・戦略的提携 ①合併・買収(M&A)・戦略的提携の基本的概念を学ぶ
②M&Aの戦略を学ぶ
授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)
6 ネットワークと情報戦略 ①垂直型ネットワーク組織と水平型ネットワーク組織
②モジュール化とインテグラル化(日本の自動車メーカーとパソコンメーカーの考え方の違い)
授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)
7 経営戦略と技術/インターネットと経営DX戦略 ①企業経営と技術
②日本のDXの取り組みの現状と課題
③情報テクノロジーを使った戦略
授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)
8 産業組織が経営に与える影響 ①産業構造から戦略を考える
②SCP理論、産業クラスター・産業構造の分析 
③事例:日本のコンビニ業界、鉄鋼業界など
授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)
9 競争戦略その1 ①ファイブフォース理論とその使い方
②競争優位の確立
③競争地位とニッチの考え方(日本のグローバルニッチ企業の紹介)
授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)
10 競争戦略その2 ①バリューチェーン分析
②サプライチェーンとの違い
③ポーター賞から見る、バリューチェーンの事例(丸亀製麺など)
授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)
11 資源ベース理論その1 ①資源に注目する考え方
②ペンローズの企業成長論
③VRIOモデルによる模倣困難性の創出
授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)
12 資源ベース理論その2 ①コア・コンピタンスとコア・リジリティ
②コアリジリティをどう克服するか・・模倣の経営学
③SWOT分析/クロスSWOT分析
授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)
13 戦略管理・目標管理 ①戦略目標の立案と管理
②KPI、KGI管理
授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)
14 まとめ 全体のまとめと最終課題 授業前と授業後に講義資料をよく読むこと。(2時間)

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