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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
フランス語圏の文学Ⅰ/FRANCOPHONE LITERATURE I
開講所属
/Course Offered by
外国語学部フランス語学科/FOREIGN LANGUAGES FRENCH
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水2/Wed 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
森井 良

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
森井 良 フランス語学科/FRENCH
授業の目的・内容
/Course Objectives
フランス文学史の流れを実際のテクストとともに見ていきましょう。比較的リーダブルな20世紀のものから17世紀〜19世紀の古典まで、有名作品の抜粋(原文+翻訳)を読んでいきます。
全体を貫くテーマとして、「恋愛」を選びました。フランスはヨーロッパでもいちはやく「恋愛」を文学のテーマに据えた国だからです。まず12世紀にトゥルバドゥールと呼ばれる宮廷詩人たちが純度120%の愛を謡い、この愛を散文的に描いた「物語=ロマン」が誕生します。17世紀の古典主義の時代になると、恋愛の「情念」を「理性」によって描く小説作品が登場してきます。いわゆる「恋愛心理小説」というその後の時代にも脈々と受け継がれてゆくジャンルです。古典主義以降、「理性」では捉えきれない「情念」をダイレクトに表す作品が次々出てきますが、そこでは人間の狂気や背徳的な部分、あるいは過激で多岐にわたる恋/性愛のかたちが俎上に乗せられることでしょう。
以上のような流れを、テクストの読解とレクチャーをつうじて概観していきましょう。一、二年次に身につけた語学の知識を応用しながら、文学作品の精読法や文化・社会上のコンテクストを学ぶというだけでなく、さまざまな恋愛の諸相を知ることで、柔軟なマインドを培うことが本授業のねらいです。また、二十一世紀の現在から見た個々の作家のアクチュアリティを受講生各自が見定めていってほしいと思います。
キーワードは以下のとおり。至純の愛、友愛、自己愛、純愛、不倫、年上好き男子/年下好き女子、動物性愛、依存魔、百合、異邦愛、妊娠・中絶、以下自粛。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業は対面で実施する予定です。各回ごとにmanaba経由でコメントの提出を求め、それに対するフィードバック(質問への回答、補足説明など)は適宜授業内で行います。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学習は各回ごとにUPされる資料を読んでおくこと(1時間程度)、事後学習は授業で学んだことを踏まえてコメントを執筆・提出すること(1時間程度)。また、授業で取り上げた作家の作品を(翻訳でいいので)実際に自分の目で読むようにしてください。自分の頭で考えたことを普段から書き留め、コメントやレポートに反映させること。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
プリントを配布します。映像資料なども適宜紹介するつもりです。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『フランス恋愛小説論』
著者
/Author name
工藤庸子
出版社/URL
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
『フランス文学と愛』
著者
/Author name
野崎歓
出版社/URL
/Publisher
講談社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
『フランス恋愛文学をたのしむ』
著者
/Author name
東浦弘樹
出版社/URL
/Publisher
世界思想社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
レポート80%、平常点(コメント、授業への参加度)20%
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
フランス語圏の文学を構成する作家、作品、ジャンルについて専門知識を習得し、当時の時代背景、社会情勢をふまえ鑑賞のうえ批評できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 オリエンテーション 業務連絡、教員紹介、授業の進め方の説明
2 フランス恋愛文学史ダイジェスト
フランス恋愛文学史の流れについての概説
3 マルグリット・ド・ナヴァール『エプタメロン』(「アマドゥールがフロランドを恋したこと」) 作家・作品の解説、テクストの精読、関連資料の紹介(批評、映画など)
4 モンテーニュ『エセ―』(「友情について」) 作家・作品の解説、テクストの精読、関連資料の紹介(批評、映画など)
5 ラ・ロシュフーコー『箴言集』(「自己愛」をめぐる箴言) 作家・作品の解説、テクストの精読、関連資料の紹介(批評、映画など)
6 ベルナルダン・ド・サン=ピエール『ポールとヴィルジニー』 作家・作品の解説、テクストの精読、関連資料の紹介(批評、映画など)
7 バンジャマン・コンスタン『アドルフ』 作家・作品の解説、テクストの精読、関連資料の紹介(批評、映画など)
8 スタンダール『赤と黒』 作家・作品の解説、テクストの精読、関連資料の紹介(批評、映画など)
9 シドニー=ガブリエル・コレット『牝猫』 作家・作品の解説、テクストの精読、関連資料の紹介(批評、映画など)
10 ジョルジュ・シムノン『運河の家』 作家・作品の解説、テクストの精読、関連資料の紹介(批評、映画など)
11 シモーヌ・ド・ボーヴォワール『離れがたき二人』 作家・作品の解説、テクストの精読、関連資料の紹介(批評、映画など)
12 マルグリット・デュラス『愛人(ラマン)』 作家・作品の解説、テクストの精読、関連資料の紹介(批評、映画など)
13 アニー・エルノー『事件』 作家・作品の解説、テクストの精読、関連資料の紹介(批評、映画など)
14 まとめ 講義で学んだ内容についてのまとめ

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