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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ドイツ語圏の歴史 a/AREA STUDIES IN GERMAN HISTORY a
開講所属
/Course Offered by
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火1/Tue 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
上村 敏郎

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
上村 敏郎 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
外国に旅行したりして異文化に接すると、ちょっとした違和感を覚えることがあります。小さなあれっという感覚は私たちの社会常識の新しい側面に気づくきっかけになるかもしれません。歴史研究は、ある種の異文化研究です。過去という異文化に遭遇し、その理解を通じて自分たちの常識を見つめ直すことにつながっています。
本講義では文化史や社会史を中心としたさまざまなトピックを紹介します。一つ一つのトピックから歴史的な思考力を育み、物事を多面的に見る力をつけていくことを目的としています。また、その過程でドイツ語学科の学生が(ドイツ語圏の)歴史を学ぶ意義について考えていきます。
本講義は外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成・実施方針(CP)が示すドイツ語圏の「言語・文化・社会を理解するための専門知識」を習得した「国際的視野に役立つ教養人」を育成することに資したものとなっており、春学期ではとくに歴史を理解するための専門知識として歴史学の根本的な考え方について修得していきます。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業は講義形式で進行しますが、受講生に思考の機会を与えるため、適宜、課題を出したり、グループワークを求めることがあります。
レジュメの配布や課題情報の共有にはmanabaを利用します。
毎回、Google Formsを使って、正誤判定および論述(200字以上)の課題を提出してもらいます。
課題については翌週授業内でフィードバックをおこないます。
対面授業で実施します。
詳細については初回授業で説明しますので必ず参加してください。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前に配布された授業資料を確認し、関連する項目について高校世界史の教科書などに目を通しておくと、講義が理解しやすくなり、内容も楽しく聞くことができます。知識のネットワークを作るために事前知識を得ておくことは講義を楽しむコツになります。
講義のあとでは、講義内で取り上げた参考文献を読んでみることをおすすめします。講義で聴いた知識が事前知識となり、さらにあなたの知識のネットワークを広げることができるでしょう。
2単位の科目を修得するためには、事前・事後学修に総計4時間の授業外学修をするように文部科学省から指導されています。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
講義内で資料を配布する。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『ドイツの歴史を知るための50章』
著者
/Author name
森井 裕一 編著
出版社/URL
/Publisher
明石書店
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
『図説 オーストリアの歴史』
著者
/Author name
増谷英樹、古田善文
出版社/URL
/Publisher
河出書房
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
授業内課題(課題の内容についてはガイダンスで説明します)100%
原則として期末レポートや定期試験期間中に期末試験を課すことはありませんが、授業内でresponを用いた質問やGoogle Formsを使用した課題を提示します。履修者の数が想定より多かったり少なかったりした場合、評価方法を変更する場合がありますので、初回ガイダンスで必ず説明を聞いてください。
Google Formsを使用した課題については上記の通り、1.内容の理解を問う正誤問題と2.授業を受けて考察を深める論述問題(200字以上)を組み合わせて出題します。
論述問題は授業の内容を整理した上で自分の頭で考えて回答できると好成績につながるはずです。
関連科目
/Related Subjects
秋学期開講のドイツ語圏の歴史bは、歴史学の講義という意味で関連しております。
春学期開講のドイツ語圏の歴史aは、歴史学の考え方をドイツ語圏に限らず学ぶのに対して、秋学期開講のドイツ語圏の歴史bは中欧の大国だったハプスブルク君主国に焦点をあてた形で授業が展開されます。歴史学的な思考方法という意味では共通するので、歴史に関心がある方はab連続で履修することを推奨いたします。
備考
/Notes
*この授業計画は予定です。実際の構成はガイダンスで説明します。
テキスト:講義内で資料を配布します。
参考文献:講義内容に関係する文献は適宜紹介しますが、事前知識のない方は高校の世界史教科書を参照するといいでしょう。
到達目標
/Learning Goal
ドイツ語圏の歴史に関する専門的な知識、分野特有の思考・研究方法を発展的に習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 授業ガイダンス *受講生は原則参加必須
イントロダクション
授業形式の説明、授業に活用するSlackの登録などをおこなうので、受講生は必ず出席してください。
大学で学ぶ歴史とは何か?
初回から課題を提出してもらいますので、必ず参加してください。
2 復習:ドイツ語圏の歴史I 18世紀までのドイツ語圏の歴史概観
高校世界史の教科書の比較
参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する
3 復習:ドイツ語圏の歴史II 18世紀から現代までのドイツ語圏の歴史概観 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する
4 歴史学の誕生と発展 ドイツの歴史家ランケの実証主義史学について 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する
5 アナール学派の歴史学 フランスで起きた歴史学の刷新について、アナール学派の歴史家の一人マルク・ブロック『王の奇跡』を取り上げる 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する
6 過去に異文化を見る文化史 動物裁判を事例にして文化史研究の方法を学ぶ 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する
7 ミクロヒストリー(小さな対象を深掘りする) 異端審問に見る民間信仰を例にミクロヒストリーの方法を学ぶ 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する
8 ミクロヒストリーを応用する ミクロヒストリーの応用例を学ぶ 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する
9 グローバルヒストリー(地球全体を視野に収める) グローバルヒストリーの方法論について確認する 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する
10 ナショナリズム研究(国民形成史) ドイツ帝国建国を例にして、Nationを創るとはどういうことかを考える 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する
11 ナショナリズム研究の現在 9回の内容を発展させて、最新の学説を交えながら、ナショナリズム研究の方法論を確認する 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する
12 イメージと歴史 図像資料を用いた歴史研究を紹介する 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する
13 フィクションと「過去の克服」 ホロコーストをめぐる歴史認識について学ぶ 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する
14 全体のまとめ:私たちが歴史を学ぶ意義とは? 自分たちが歴史を学ぶ意義について、考えていく
講義全体の理解度を授業内レポートによって確認します。
参考文献や関連文献、予備知識を確認する。
課題を作成し、提出する

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