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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
総合講座(外国語学部共通科目)/JOINT LECTURE SERIES(COMPREHENSIVE COURSE OF LECTURES)
開講所属
/Course Offered by
外国語学部/FOREIGN LANGUAGES
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金2/Fri 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
木村 佐千子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
木村 佐千子 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
西洋音楽史--ヨーロッパのキリスト教音楽(声楽作品)
*重複履修可(2022年度までとは内容が異なります)

いわゆるクラシック音楽をたくさんの録音資料で聴き、楽しみながら西洋音楽の歴史をたどっていく授業です。そのなかで、各時代の音楽様式や書法上の特徴等についても理解を深めていきます。(音楽理論の予備知識は特になくても大丈夫です。)

2023年度秋学期は、キリスト教に関連して書かれた声楽作品に注目します。ヨーロッパの歴史や文化を理解するには、キリスト教を除外して考えることはできません。講義で特定の宗教を勧めたりするものでは決してありません。文化理解のためと考えていただければと思います。

必ずしも映像資料が入手できる作品ばかりではないため、CD等の録音で鑑賞することもありますが、ご了承ください。

*外国語学部学位授与方針のうち、
「歴史・文化・社会を対象とする多様な専門領域に関する知識を体系的・横断的に修得し、その知識を活用してさまざまな事象を正しく理解し、それについて適切に問題を設定して論理的に論述・議論する能力を身に付けている」に関連する科目です。

*外国語学部教育課程の編成・実施方針の「学科の専門領域を越えた総合的な知識を修得し、国際的・学際的な視野をもって分析し、自らの見解を提示できるようにすることを目標として、外国語学部共通科目を設置する」に関連する科目です。

*外国語学部履修系統図では、1~4年次に履修できる科目です。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
この授業は、講義科目です。
受講要件は特にありません。「外国語学部総合講座」の重複履修も可能です。

ドイツ語圏の音楽を扱う回の内容は、ドイツ語学科開設科目「ドイツ語圏の音楽」の授業と重なることもあります。また、西洋音楽史の流れについての説明では、2021~2022年度の西洋音楽史の授業内容とも一部重なるところがあります。ご了承ください。

第1回・第14回は対面授業を行います。対面授業では、音楽鑑賞時に静粛を守ってください。
第2~13回はZoomを用いたライヴ型配信授業を行う予定です。その際は、画面共有で資料や動画を提示しますので、PCを使用し、通信環境のよい場所で受講してください(授業教室利用可)。

講義資料はmanabaで配信します。講義資料を予めダウンロードしてプリントアウトしておいてください。

課題はresponで回収します。課題へのフィードバックは、manabaで全員に向けて行います。その際、優秀答案を紹介することがありますので、匿名希望の方は各回の答案に匿名希望と注記してください。
各回の授業後にも質問タイムを設けます。

講義科目ではありますが、なるべくインタラクティヴな授業とするため、意見交換を行う時間を設ける予定です。意見交換の形態はみなさんと相談しますが、マイク・responとも使える環境でご参加ください。積極的な発言を期待します。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
授業前に、講義資料をmanabaからダウンロードしてプリントアウトし、一読しておいてください。(30分)

毎回の授業時にresponで課題を提出してください。
課題へのフィードバックをmanabaで行いますので、確認してください。(60分)

授業で分からなかった用語等があれば調べるなどし、配布資料は整理しておいてください。(30分)

授業で扱う内容に関連する音楽を聴いたり(図書館HPから「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」を利用)、文献を読んだりしてください。(120分)
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
レジュメをmanabaで配布
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
新編 音楽中辞典
著者
/Author name
海老澤敏ほか
出版社/URL
/Publisher
音楽之友社
ISBN
/ISBN
4-276-00017-3
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
ニューグローヴ世界音楽大事典
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
講談社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
全21巻、別巻2冊
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
ナクソス・ミュージック・ライブラリー
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
図書館のホームページのデータベース一覧からアクセス
評価方法
/Evaluation
平常点(各回授業の課題、積極的な授業参加・発言)50%、授業内試験50%。

授業に関心をもって取り組み、基礎的内容を理解していることを評価します。
各回授業の課題の自由記述では、講義資料の丸写しは避け、授業で学んだことを自分の言葉で表現するようにしてください。
関連科目
/Related Subjects
2023年度秋学期の関連科目
全学共通カリキュラム‥「履修系統図」では並行履修可能
「楽典中級」(「楽典」履修済みの人・基礎知識のある人対象)

ドイツ語学科開設科目(履修要件あり)
「ドイツ語圏の音楽」
「テクスト研究(芸術・文化)」(木村担当)
備考
/Notes
初回授業の内容から試験範囲に入ります。

授業方法欄にも記しましたが、manaba、responとZoomを使用します。Zoom授業時はPCの使用を推奨します。講義資料をプリントアウトするためのプリンタが必要です。

分からない用語等があれば、教員に質問するか、必要に応じ『音楽中辞典』、『ニューグローヴ世界音楽大事典』等を参照してください。
到達目標
/Learning Goal
学科の専門領域を越えた総合的な知識を習得し、国際的・学際的視野をもって分析のうえ、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 導入
キリスト教音楽とは
対面授業で履修の説明をしたあと、今学期扱う内容を概観します。
*初回授業の内容から試験範囲に入ります。
2 中世のカトリックの音楽 グレゴリオ聖歌、マショー(フランス)の作品などを鑑賞します。
3 ルネサンス期のカトリック音楽 パレストリーナ(イタリア)などの音楽を鑑賞します。
4 ルター派の讃美歌 ルターによる宗教改革と、ルターらが書いた讃美歌(コラール)について学びます。
5 バロック期のルター派音楽 シュッツ、ブクステフーデらの音楽を鑑賞します。
6 J. S. バッハの宗教音楽 バッハはルター派の教会音楽家をつとめた時期が長く、多くの作品を残しています。2023年にはバッハがライプツィヒのトーマス・カントルに着任して300周年が祝われており、それに関連した作品を鑑賞します。
7 J.S. バッハの《ミサ曲 ロ短調》 ルター派の音楽家バッハが書いた完全ミサ曲(本来はルター派の礼拝では全体は演奏されない)を鑑賞します。
8 イギリス国教会の音楽 英国のパーセルらの音楽を鑑賞します。
9 ヘンデル ドイツ生まれでイギリスに帰化したヘンデルのキリスト教音楽を鑑賞します。
10 モーツァルト ザルツブルク(現オーストリア)生まれのモーツァルトのカトリック音楽を鑑賞します。
11 フォーレ フランスの作曲家フォーレの《レクイエム》などを鑑賞します。
12 ヴェルディ イタリアの作曲家ヴェルディの《レクイエム》を鑑賞します。
13 復習 今学期の学習内容を振り返り、次週の授業内試験について説明する予定です。
14 まとめ、授業内試験 秋学期の学習内容を振り返る対面試験を行います。

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