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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
交流文化論(国際ジェンダー論)/STUDIES IN TOURISM AND TRANSNATIONAL
開講所属
/Course Offered by
外国語学部/FOREIGN LANGUAGES
ターム・学期
/Term・Semester
2023年度/2023 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
金2/Fri 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
大野 恵理

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
大野 恵理 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
本授業では、ジェンダー視点から国際社会における様々な課題をとらえ、批判的検討を通じて、グローバル経済と女性の労働、移住がどのように関連しているかを考えます。ジェンダー研究の重要な理論的枠組みや概念およびフェミニズム運動の世界的動向について触れ、国際ジェンダー論の基礎的知識を習得します。また東南アジアの国々を中心に具体的な事例を示しながら、国際開発や政治、労働におけるジェンダー課題について幅広く取り上げ、批判的に検討します。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業は対面授業で行います。授業資料の配布などの詳細は初回授業で説明します。講義形式を基本としますが、積極的な参加を期待します。
なお、授業内容は進捗や受講生との相談により変更することがあります。

事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前に配布した資料をよく読み、基本的な情報や展開を整理し、授業に参加するようにしてください。授業後は、授業内容を振返り、ポイントを整理してください。質問はメール等でも受け付けます。

テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
中間レポート45%、期末レポート45%
映像資料に関するコメント10%
関連科目
/Related Subjects
グローバル化、移民、ジェンダー、女性と労働 などに関する授業。
備考
/Notes
参考文献は適宜授業内で紹介します。
到達目標
/Learning Goal
交流文化に関する各種分野について特定の専門知識を習得し、分析のうえ見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 オリエンテーション 本授業の概要を説明します。全14回の展望を示し、どのような内容を学ぶかを確認します。
2 ジェンダー/セクシュアリティ概念①基本的概念の理解 基本的なジェンダーとセックス概念をおさえ、性差とジェンダー役割、政治経済や産業における性別の序列関係について説明する。
3 ジェンダー/セクシュアリティ概念②性の「多様性」 セクシュアリティ概念と性の多様性について説明し、「多様性」や不可視化される問題点について考える。映像を視聴する。 事後:映像資料についてレポート課題提出
4 ジェンダー/セクシュアリティ概念③制度的な不平等と抵抗 第3回に引き続き、制度的な不平等の実態と是正について学ぶ。
5 フェミニズム思想と運動① フェミニズム思想の歴史的背景から、運動の経過を時系列でおさえ、ジェンダー平等を目指す国際的な枠組みの形成を説明する。
6 フェミニズム思想と運動② 第5回に続き、フェミニズム思想の現在に連なる運動を確認する。#Metoo運動の拡散と世界的なフェミニズム運動について理解する。
7 開発援助①開発とジェンダー 第二次世界大戦以降の「開発援助」の歴史に触れ、途上国の性別役割分業の強化、経済発展の男女差について取り上げる。開発とジェンダーアプローチを説明する。 事後:中間レポートを提出する
8 開発援助②貧困問題とジェンダー 途上国における貧困とジェンダーについて構造の問題を説明する。女性たちが立ち上げた下からの社会運動から女性たちの主体性に着目する。
9 国際分業①古典的国際分業と新国際分業 古典的国際分業から新国際分業の流れと理論的枠組みをおさえる。
10 国際分業②新国際分業と女性の労働 新国際分業において、グローバル経済と女性の労働がどのように関連しているかを説明する。途上国内における農村から都市への女性の移動(フィリピンやベトナム)を取り上げる。
11 グローバル経済①「器用な指先」 縫製産業のグローバル・サプライチェーンにおけるジェンダー問題について、具体的な事例を紹介し、途上国の女性が「器用な指先」として商品化され、労働搾取され続ける問題を考える。 事前:ファストファッションについて調べる。
12 グローバル経済②ファストファッション 第11回に引き続き、ファストファッションの問題について取り上げる。
13 国際移動①国際移動とジェンダー 国境を越えた人の移動について、「国際移動の女性化」について着目する。
14 国際移動②日本における移住者の労働 日本における移住者の労働について、工場労働現場の具体例から考える。 事後:期末レポートを提出する

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