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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/03/28 現在/As of 2022/03/28

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
経営演習(ベンチャー企業論)/SEMINAR IN MANAGEMENT(ENTREPRENEURIAL MANAGEMENT AND FINANCE)
開講所属
/Course Offered by
大学院/
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水2/Wed 2
開講区分
/semester offered
通年/Yearlong
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
上坂 卓郎
科目区分
/Course Group
大学院科目 演習科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
上坂 卓郎 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
ベンチャー企業への投資活動を専門に行うベンチャーキャピタルなどプライベート・エクイティの特徴や機能についてケースを通じて研究する。ベンチャーキャピタルとは成長するベンチャー企業に対してオーダーメイドの資金を供給するファイナンス・カンパニーであり、米国で独自に発展した成長金融のシステムである。通常の金融仲介機関と何が違うのかという点について学問的理解を深めていく。
これらの知識を実社会において有効に活用することにより、個人と組織の活動を向上させる社会的責任を果たすことが出来る。ビジネスに関する専門知識を修得し、ビジネス環境やビジネス上の問題について分析のうえ、見解を提示できるようにすることを教育目標とする。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
当授業は対面授業で行い、ライブ配信も録画配信も行わない。日ごろより新聞やニュース等でベンチャー企業について関心を払うことを勧める。テキストを利用してケースなどの内容について議論しながら進行する。
・この演習は高度な専門性をもつ職業人を目指そうとしている学生、社会人を歓迎する。
・ファイナンス、経営分析、経営学、経済学、統計学の基本的な知識を習得していることが望ましい。
・随時修士論文に関しての指導を実施する。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学修
テキストにあるケースの精読と論点、疑問点の整理を行う。
事後学修
テキスト参考文献を手引きとして追加研究を行う。また専門の概念などについて理解を深める。各自で新規公開したベンチャー企業のケース研究を行う。
本学では授業時間のそれぞれ2倍程度・4時間程度の授業外学習(事前・事後学習)が必要とされている。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
プライベート・エクイティプライベート・エクイティ  -ケースと解説-
著者
/Author name
ラーナー,ジョシュ、ハーディモン,フェルダ
出版社
/Publisher
東洋経済新報社
ISBN
/ISBN
978-4-492-71167-8
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
プライベート・エクイティ
著者
/Author name
チェンドロフスキー,ハリー他
出版社/URL
/Publisher
中央経済社
ISBN
/ISBN
978-4-502-68950-5
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎回の発表50%、課題作成等50%
備考
/Notes
進捗にあわせて内容を変更する可能性がある
関連科目
/Related Subjects
経営学関連科目の履修を勧める。
到達目標
/Learning Goal
経営学についての修士レベルの知識をもとに問題を発見し,研究論文を作成できるようにする.

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 プライベート・エクィティ業界の展望  プライベート・エクィティ業界の歴史、仕組み、役割について学ぶ。
2 キャピタリストの採用  プライベート・エクィティ業界でのキャピタリストの雇用、報酬などについて説明する
3 プライベート・エクィティのファンド募集 プライベート・エクィティの枠組みについて説明する
4 大学の資産運用としてのプライベート・エクィティ 米国大学が資産運用としてプライベート・エクィティ投資をしたケースを考える。
5 投資信託の資産運用としてのプライベート・エクィティ  投資信託が資産運用としてプライベート・エクィティ投資をしたケースを考える。
6 プライベート・エクィティの投資契約  プライベート・エクィティ・ファンドの契約書やジェネラル・パートナーの役割について学ぶ。
7 ファンド・オブ・ファンド投資 プライベート・エクィティ・ファンドへの分散投資を説明する。
8 プライベート・エクィティ・ファンドの資金募集 プライベート・エクィティ・ファンドへの出資者などついて学ぶ。
9 通信業界へ投資するプライベート・エクィティ  携帯電話会社へ投資をしたケースを説明し、理解する。
10 IT業界へ投資するプライベート・エクィティ  IT業界のバイアウトに特化した投資ケースを説明し、理解する。
11 プライベート・エクィティの投資活動の実際 プライベート・エクィティの投資活動の特徴と枠組みを学ぶ。
12 革新的企業へ投資するプライベート・エクィティ 業界標準、規制、流通などを革新する企業へ投資するプライベート・エクィティのケースを説明し、理解する。
13 通信業界へ投資するプライベート・エクィティ データ通信企業への投資を検討するプライベート・エクィティのケースを説明し、理解する。
14 半導体メーカーへ投資するプライベート・エクィティ 移動体通信向け半導体メーカーへ投資するプライベート・エクィティのケースを説明し、理解する。
15 プライベート・エクィティ投資における企業価値評価 企業価値評価の手法(類似企業比較法、純現在価値法、ベンチャー・キャピタル法など)について説明する。
16 欧州におけるプライベート・エクィティ 欧州におけるプライベート・エクィティ歴史、動向、特徴などについて説明する。
17 IT業界へ投資するプライベート・エクィティ  英国の無線通信ネットワーク企業へ投資するプライベート・エクィティのケースを説明し、理解する。
18 ソフトウェア会社へ投資するプライベート・エクィティ ソフトウェア会社へ投資するプライベート・エクィティのケースを説明し、理解する。
19 プライベート・エクィティ投資関連証券 出資形態(普通株、優先株、受給資格権、コベナンツ条項)の種類と性格について説明する。
20 ベンチャー・キャピタルが関与するケース    3つのケースを通じてベンチャー・キャピタルの判断を理解する。
21 日本のプライベート・エクィティ会社 日本のベンチャーキャピタルのケースを取り上げ、その特徴を理解する。
22 プライベート・エクィティの投資の出口戦略、イタリアのプライベート・エクィティ会社      イタリアの織物機械メーカー売却のケースを取り上げ、出口戦略を理解する。
23 新規株式公開のプロセス 未公開企業の株式公開のプロセスを理解する。
24 プライベート・エクィティの投資の配当政策  ファンドから株式による現物配当するケースを取り上げ、理解する。
25 コーポレイトベンチャー・キャピタル  米国半導体メーカーによるベンチャー投資のケースを取り上げ、その仕組みと動機を理解する。
26 企業ベンチャーキャピタル 大企業によるベンチャー投資のケースを取り上げ、歴史、障害、成功パターンを理解する。
27 インターネット広告会社へ投資するプライベート・エクィティケース  インターネット広告会社へ投資における法律、税務、会計面の問題を取り上げ、理解する。
28 キャピタリストのキャリア形成  キャピタリストの仕事、キャリア形成について理解する。

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