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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/03/28 現在/As of 2022/03/28 | 
| 開講科目名 /Course | 社会情報システム論研究(社会情報システム論)/SOCIAL INFORMATION SYSTEMS(SOCIAL INFORMATION SYSTEMS) | 
|---|---|
| 開講所属 /Course Offered by | 大学院/ | 
| ターム・学期 /Term・Semester | 2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
| 曜限 /Day, Period | 火6/Tue 6 | 
| 開講区分 /semester offered | 通年/Yearlong | 
| 単位数 /Credits | 4.0 | 
| 主担当教員 /Main Instructor | 今福 啓 | 
| 科目区分 /Course Group | 大学院科目 講義科目 | 
| 教員名 /Instructor | 教員所属名 /Affiliation | 
|---|---|
| 今福 啓 | 経営学科/MANAGEMENT | 
| 授業の目的・内容 /Course Objectives | 実社会では、個人やその集合体である組織がそれぞれに目的を持って行動しています。そして、さまざまな主体の行動が相互に影響することで、各行動主体の行動が変化し、社会状況が時々刻々と変化していきます。また、各主体は変化に適応するために将来の社会を想像し、その状況に適して各々が考える望ましい状況を実現するよう行動を変化させています。 本講義では、そのような行動主体をコンピュータ内部でモデル化するため、エージェントとよばれるコンピュータプログラムの設計手法について学びます。また、個々の行動主体が集合することで構築される実社会を模倣するマルチエージェントシステムと、各エージェントが社会に適応する様子を表現する手法である、コンピュータにおける学習、最適化、パターン認識について学びます。 さらには、コンピュータを用いた実習を通じて実社会を模倣し、制度設計を行うことでその有効性を検討して分析する方法を学習することを目標とします。 | ||||||||||
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| 授業の形式・方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course | 新たなソフトウェアをインストールして使用できるコンピュータを用意してください。 | ||||||||||
| 事前・事後学修の内容 /Before After Study | 講義で指定したプログラム、レポート課題を事前学修にて作成してください。事後学修では、講義で指摘した問題点を理解するようにしてください。 | ||||||||||
| テキスト1 /Textbooks1 | 
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| テキスト2 /Textbooks2 | 
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| テキスト3 /Textbooks3 | 
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| 参考文献等1 /References1 | 
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| 参考文献等2 /References2 | 
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| 参考文献等3 /References3 | 
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| 評価方法 /Evaluation | レポート(100%)により評価します。 | ||||||||||
| 備考 /Notes | |||||||||||
| 関連科目 /Related Subjects | |||||||||||
| 到達目標 /Learning Goal | 社会情報システムについての修士レベルの知識を修得し,社会情報システムに関連する諸問題を分析できるようにする. | 
| 回 /Time | 授業計画(主題の設定) /Class schedule | 授業の内容 /Contents of class | 事前・事後学修の内容 /Before After Study | 
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| 1 | コンピュータの構造と命令 | コンピュータの構造、プログラムの命令についての詳細を学びます。 | |
| 2 | コンピュータシミュレーション | コンピュータを使ったシミュレーションプログラムについての作成方法を学びます。 | |
| 3 | 社会における行動主体 | 個人、組織といった個々の行動主体について学びます。 | |
| 4 | 行動主体の集合行動 | 個々の行動主体を集合させた際に生じる集団行動について学びます。 | |
| 5 | 行動主体のモデル化:エージェント | 個々の行動主体をコンピュータ内部でエージェントとして表現する方法を学びます。 | |
| 6 | 集合行動のモデル化:マルチエージェントシステム(MAS) | 個々の行動主体を集合させ、集団としてコンピュータ内部で表現する方法を学びます。 | |
| 7 | MASと数理モデルの相違点 | 集団行動を数式で表現する数理モデルと、個々の行動主体の集合体として集団行動を表現するMASとの違いを学びます。 | |
| 8 | MASにおける制度設計 | 実社会での制度設計と同様に、MASでの制度設計方法について学びます。 | |
| 9 | 行動のモデル化1:効用関数に従う行動 | 個々の行動主体が、どのような規範にもとづいて行動するか学びます。 | |
| 10 | 行動のモデル化2:他主体との相互作用 | 個々の行動主体が、他の主体に影響する過程をどのように表現するか学びます。 | |
| 11 | 行動のモデル化3:適応と学習 | 個々の行動主体が他の主体の行動から与えられた影響に適用し、自らの行動を学習する方法を学びます。 | |
| 12 | 行動のモデル化4:行動の最適化 | 行動主体が自らの行動を最も望ましい形にする方法を学びます。 | |
| 13 | プログラムによる基礎的な人工社会の構築 | プログラムを作成し、個々の行動主体からなる社会をコンピュータ内部に集合させた人工社会を構築します。 | |
| 14 | 講義の復習1 | これまでに学んだ内容を復習し、理解の不十分な点がないか確認します。 | |
| 15 | AI:機械学習、強化学習 | AI(人工知能)の技術である機械学習、強化学習とはどのようなものであるか、その概要を学びます。 | |
| 16 | 機械学習:ニューラルネットワーク | 機械学習を代表する手法の一つであるニューラルネットワークを学びます。 | |
| 17 | 強化学習:Q学習 | 強化学習を代表する手法の一つであるQ学習を学びます。 | |
| 18 | 深層機械学習 | ニューラルネットワークの問題点を把握し、それを深層機械学習でどのように解決したか学びます。 | |
| 19 | 深層Q学習 | Q学習と深層機械学習を組み合わせたDeep Q-Networkについて学びます。 | |
| 20 | AIとMASの融合 | 第15回〜第19回で学んだAIの技術を、MASに組み込む方法について検討します。 | |
| 21 | MASで分析する問題の提案 | MASを使って分析したい問題についてまとめ、作成するプログラムの構成を検討します。 | |
| 22 | MASのプログラム作成1 | コンピュータを使った実習でMASのプログラムを作成します。 | |
| 23 | MASのプログラム作成2 | コンピュータを使った実習でMASのプログラムを作成し、作成の問題点を検討します。 | |
| 24 | MASのプログラム作成3 | コンピュータを使った実習でMASのプログラムを完成させます。 | |
| 25 | MASで得られた結果の検討と考察1 | 作成したプログラムを実行し、MASが構築する人工社会の結果を得ます。 | |
| 26 | MASで得られた結果の検討と考察2 | 得られた結果を分析して特徴を抽出します。 | |
| 27 | MASで得られた結果の検討と考察3 | 得られた結果について考察し、どのような結果となったか、その原因は何であるかまとめます。 | |
| 28 | 講義の復習2 | 講義全体で学んだ内容を復習し、レポートとしてまとめる内容を検討します。 |