シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/03/28 現在/As of 2022/03/28

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
人間論/INTRODUCTION TO THE STUDY OF HUMANITIES
開講所属
/Course Offered by
大学院/
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火3/Tue 3
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
工藤 達也
科目区分
/Course Group
大学院科目 共通科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
工藤 達也 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
ヴイトゲンシュタイン哲学の読解を通し、特に後期のゲーム理論を検討することを通して言語と生活と密接な関連に着目しつつ、言語哲学の観点から人間学・人間論を考察する。ヴィットゲンシュタインのみならず、生活世界や間主体性といった現象学的主題にも言及する。
履修者はドイツ語圏の現代思想の主軸である言語哲学の概略を知ることができる。言語活動の普遍的な問題を提示するので、大学院での今後の専門研究において基板となる理念を確立することができる。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
ヴィトゲンシュタインのテクストを原文(主としてドイツ語がある)と翻訳(主として日本語、時に英語)を照らし合わせて、輪読する。履修者に担当箇所について見解を述べさせ、質疑応答と議論をする。履修者はヴィトゲンシュタインのテクストに関連したトピックを柔軟に見つけ、発表することもできる。授業中の対話のみならず、後日追加の発表と質疑応答を通して、理解の確認をして着実な知識の修得ができる。
なお期末に総括としてレポートを課す。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
難度の高い学術レベルの論述を事前に精読し、授業時間中に内容を検討し、教員が指導する。予習には担当箇所の前後を含めて翻訳なら1時間程度の精読。また原文を参照する必要がある場合は、さらに1時間の準備は必要と考える。発表を課す場合は事前にプレゼンの準備をしておくので、発表担当者はさらに事前に3時間以上の準備が必要である。事後については発表者は次の時間に復習の質疑応答のために1時間以上は復習する。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
論理哲学論考 (岩波文庫)
著者
/Author name
ウィトゲンシュタイン(野矢 訳)
出版社
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
4003368916
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
哲学探究
著者
/Author name
ウィトゲンシュタイン(鬼海 訳)
出版社
/Publisher
講談社
ISBN
/ISBN
4062199440
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
口頭発表のために論点整理と独自性を評価の半分を占める。発表者との議論の参加度や発表後の復習の成果(口頭での質疑応答を主とする)も平常点として考慮し、それと授業の成果として6000字以内のレポートを提出させ、上記平常点と合わせて半分の成績評価とする。
備考
/Notes
テキスト・参考文献:講義初回に紹介する。原文を入手できないものは抜粋したコピーを用意する。
関連科目
/Related Subjects
到達目標
/Learning Goal
古今の哲学書、文学作品等に見られる人間観察・人間描写を比較検討しながら、人間としての可能性、人間が抱える問題等について批判的に考察する視点が得られるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 講義内容の説明 担当者の決定と、初動時の指導
2 『論理哲学論考』読解1(論理哲学)テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)と検討 テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)を踏まえた発表と検討
3 『論理哲学論考』読解2(要素命題)テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)と検討 テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)を踏まえた発表と検討・前回の授業の質疑応答
4 『論理哲学論考』読解3(世界)テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)と検討 テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)を踏まえた発表と検討・前回の授業の質疑応答
5 『論理哲学論考』読解4(明晰と必然)テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)と検討 テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)を踏まえた発表と検討・前回の授業の質疑応答
6 『論理哲学論考』読解5(言語の限界)テクスト読解に基づく履修者の発表と議論 テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)を踏まえた発表と検討・前回の授業の質疑応答
7 『哲学探求』読解1(論理と実践)テクスト読解に基づく履修者の発表と議論 テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)を踏まえた発表と検討・前回の授業の質疑応答
8 『哲学探究』読解2(後期ヴィットゲンシュタイン)テクスト読解に基づく履修者の発表と議論 テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)を踏まえた発表と検討・前回の授業の質疑応答
9 『哲学探究』読解3(私的言語批判)テクスト読解に基づく履修者の発表と議論 テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)を踏まえた発表と検討・前回の授業の質疑応答
10 『哲学探究』読解4(有限性と反復)テクスト読解に基づく履修者の発表と議論 テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)を踏まえた発表と検討・前回の授業の質疑応答
11 『哲学探究』読解5(規範とゲーム)テクスト読解に基づく履修者の発表と議論 テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)を踏まえた発表と検討・前回の授業の質疑応答
12 『哲学探究』読解6(言語と動物)テクスト読解に基づく履修者の発表と議論 テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)を踏まえた発表と検討・前回の授業の質疑応答
13 『哲学探究』読解7(言語ゲーム)テクスト読解に基づく履修者の発表と議論 テクスト読解(オリジナルないしは翻訳)を踏まえた発表と検討・前回の授業の質疑応答
14 理解度を測るための総括および問題提起 課題提出に際して最終回指導

科目一覧へ戻る/Return to the Course List