基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	コミュニケーション論演習／SEMINAR IN COMMUNICATION
開講所属 ／Course Offered by	大学院／
ターム・学期 ／Term・Semester	2022年度／2022 Academic Year　　春学期／SPRING SEMESTER
曜限 ／Day, Period	水2／Wed 2
開講区分 ／semester offered	通年／Yearlong
単位数 ／Credits	4.0
主担当教員 ／Main Instructor	佐々木　輝美
科目区分 ／Course Group	大学院科目　専攻科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
佐々木　輝美	英語学科／ENGLISH

授業の目的・内容 ／Course Objectives	本研究科のディプロマポリシー、およびカリキュラムポリシーで強調されている「言語運用能力」、「国際感覚」、「分析能力」の修得をふまえ、以下を目的とする。 目的：コミュニケーション論に関する研究論文が書けるようになる。 内容：研究論文を書く上で基本的な事は、1)先行研究を行う、2)適切な研究方法を選択する、3)研究結果の意味を読み解く、4)決められた論文スタイルに従う事と考えます。 したがって本授業では、以下の内容を扱います。 1.　コミュニケーション論に関連する先行研究を学ぶ。 2.　コミュニケーション論の研究方法として、統計的分析方法を学ぶ。 3.　研究結果の意味を読み解く練習を行う。 4.　論文をまとめる際に参考とすべき決められたスタイルについて学ぶ。 ・上記の１と３については同時に学びます。 ・上記に関する学びの順序は、受講生の状況に応じて調整します。
授業の形式・方法と履修上の注意 ／Teaching method and Attention the course	あらかじめ配布された資料を読んできていることを前提に、その内容に関するグループディスカッションを行って発表するという反転授業形式で進める。発表にあたっては、重要な用語、内容のサマリー、内容に関連する身近な例を含めるようにすること。発表後に学生からのコメントを受け付けることによりピア・アセスメントを行い、最終的に教員によるコメントを行うことでフィードバックとする。 対面授業を基本とするが、新型コロナウィルスの状況によっては、zoomによるオンライン授業に切り替える可能性もある。
事前・事後学修の内容 ／Before After Study	２時間程度をかけて資料の予習を行い、グループディスカッションに備えて資料の中から重要語を選び出し、内容を要約し、かつ内容に関連する身近な具体例を幾つか考えてくること。 授業後も同様に２時間程度をかけて、授業で学んだ重要語、内容の理解を定着させ、学んだ事に関連する身近な具体例を幾つか選び出し、それらについて口頭、及び文書で他者に分かりやすく説明出来るようにして、後日行われる個人発表に備えること。
テキスト1 ／Textbooks1	書籍名 ／Title プリントを配布予定 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト2 ／Textbooks2	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト3 ／Textbooks3	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等1 ／References1	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 教育・心理統計と実験計画 著者 ／Author name 田中敏・山際勇一郎 著 出版社/URL ／Publisher 教育出版 ISBN ／ISBN ISBN-10 ‏ : ‎ 4316329014 その他（任意） ／other
参考文献等2 ／References2	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等3 ／References3	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
評価方法 ／Evaluation	以下のように評価を行う ・中間レポート(20点×3回＝60点)を行い、翌週以降に模範解答を紹介することで次回のレポートに役立てる。 ・最終報告(40点)を行うことで授業全体の総括を行う。 なお、評価においては、授業で学んだことに基づいて実際のコミュニケーション場面を分析できること、そして授業で学んだ理論を実際の場面に応用できることを重視します。
備考 ／Notes	次のマニュアルは論文を書く上で将来にわたって必要になるので各自購入しておくことPublication Manual of the American Psychological Association (7th Edition), APA.　ISBN-10 ‏ : ‎ 143383216X その他の参考文献は、随時授業内で紹介する
関連科目 ／Related Subjects	コミュニケーション論研究
到達目標 ／Learning Goal	コミュニケーション論に関する修士論文のテーマを決定し、執筆できるようにする。

回 ／Time	授業計画（主題の設定） ／Class schedule	授業の内容 ／Contents of class	事前・事後学修の内容 ／Before After Study
1	前期の授業内容と授業の進め方	前期の授業内容と授業の進め方について説明を行う
2	コミュニケーション論の研究領域について 諸領域間の関連性	コミュニケーション論の研究領域について説明し、領域間の関連性について学ぶ	前ページの詳細情報の「事前・事後学修の内容」を参照
3	コミュニケーション論関連の先行研究１ コミュニケーションの基本的な変数	コミュニケーションの基本的な変数について学ぶ	同上
4	コミュニケーション論関連の先行研究２ コミュニケーションモデルの長所と短所	コミュニケーションモデルの長所と短所について学ぶ	同上
5	コミュニケーション論関連の先行研究３ コミュニケーションの直線的モデルおよび円環的モデル	コミュニケーションの直線的モデルおよび円環的モデルについて学ぶ	同上
6	コミュニケーション論関連の先行研究４ 直線的/円環的モデルの具体例	コミュニケーションの直線的/円環的モデルの具体例について学ぶ	同上
7	コミュニケーション論関連の先行研究5 日本的コミュニケーションモデル	日本的コミュニケーションモデルについて学ぶ	同上
8	中間報告１	受講生の扱うトピックについて、コミコミュニケーションの影響論の観点から発表してもらう	同上
9	APAスタイルについて１ 剽窃を避けるための注意	具体例を示しながら、剽窃を避けるための注意点について学ぶ	同上
10	APAスタイルについて２ 短い文章の引用方法	具体例を示しながら、短い文章の引用方法について学ぶ	同上
11	APAスタイルについて３ 長い文章の引用方法	具体例を示しながら、長い文章の引用方法について学ぶ	同上
12	APAスタイルについて４ 雑誌やオンライン資料の引用方法	具体例を示しながら、雑誌やオンライン資料の引用方法について学ぶ	同上
13	APAスタイルについて５ 図や表の示し方	具体例を示しながら、図や表の示し方について学ぶ	同上
14	中間報告２、および前期のまとめ	コミュニケーションの影響論の観点から、さらに発展させた内容を発表してもらい、前期の総括を行う	同上
15	後期の授業内容の説明	後期の授業内容と進め方について説明を行う	同上
16	研究方法としての統計分析１ サーチクエスチョンの設定方法	仮説、およびリサーチクエスチョンの設定方法について学ぶ	同上
17	研究方法としての統計分析２ 質的研究方法の特徴	質的研究方法の特徴について学ぶ	同上
18	研究方法としての統計分析3 インタビューの手法	質的研究方法としてのインタビューの手法ついて体験しながら学ぶ	同上
19	研究方法としての統計分析４ 量的研究方法の特徴	量的研究方法の特徴について学ぶ	同上
20	研究方法としての統計分析５ 相関の考え方	量的研究方法の相関の考え方について学ぶ	同上
21	中間報告３	コミュニケーションの影響論の観点から、さらに発展させた内容を発表してもらう	同上
22	コミュニケーション論関連の先行研究6 メディアコミュニケーション領域	受講者が決めたテーマに関連する論文を紹介し、それに関する議論を行う	同上
23	コミュニケーション論関連の先行研究7 異文化コミュニケーション領域	受講者が決めたテーマに関連する論文を紹介し、それに関する議論を行う	同上
24	コミュニケーション論関連の先行研究8 対人コミュニケーション領域	受講者が決めたテーマに関連する論文を紹介し、それに関する議論を行う	同上
25	コミュニケーション論関連の先行研究9 教育コミュニケーション領域	受講者が決めたテーマに関連する論文を紹介し、それに関する議論を行う	同上
26	最終報告の準備１ 報告案の発表	コミュニケーションの影響論の観点から、さらに発展させた内容を発表し、教員からコメントをもらう	同上
27	最終報告の準備２ 修正案の発表	ミュニケーションの影響論の観点から、前回の教員からのコメントを基にさらに発展させた内容を発表してもらう	同上
28	最終報告	コミュニケーションの影響論の観点から、さらに発展させた最終報告をしてもらう	同上