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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ことばと思想1(西洋思想史2)/LANGUAGE AND THOUGHT1(HISTORY OF WESTERN THOUGHT 2)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
水2/Wed 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
木島 泰三

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
木島 泰三 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
本科目は近代から現代までの西洋思想の流れを概観する。現代世界を支えている価値観や科学および技術は西洋世界に由来しており、それがどのような成り立ちで現代に至ったのかを知ることは、西洋とは文化も歴史も異質な地に生きる我々にとってこそ重要である。本科目はこのような観点から、近代世界の始まりを告げる「17世紀科学革命」から現代に至るまでの近現代の西洋思想史をたどり、その特色や現代の我々との関わりにも目を向ける。本科目の履修によって、近現代の西洋思想の知識を獲得する一方、思考力、判断力、表現力の向上も目指す。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業は毎回資料を配布し、それをベースに講義形式で進めていく。
また、毎回の講義の受講確認課題の提出を、受講後PorTa IIの課題提出機能を用いて求め、能動的、双方向的な学びの機会を設ける。各課題は基本的に次回講義までに、必要に応じてコメントを付した上で返却する。
学期末にはレポート提出を求める。レポートは最終の授業の後、PorTa IIiの課題提出機能から受け付ける(最終の授業の内容も反映できるよう、締切は少し後に設定する)。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学習としては、参考図書を用いた予習(1時間程度)、および前回までの内容の復習の徹底(3時間程度)を求める。
受講後は毎回PorTa IIへの受講確認課題の提出を求め、内容の確認を確実にしてもらう。それ以外にも、疑問点があれば質問等によって不明点をなくすようにする(質問等は受講者に告知するメールアドレスから受け付ける。受講確認課題提出と同時に行ってもよい)。
講義資料に付した重要文献の抜粋などは読んでおくこと。また、講義中紹介した文献なども、関心に応じて読むのが望ましい。特にレポート準備においてはこれら講義外での調査や学習も重要になる。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
特に使用しない。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『西洋哲学史:近代から現代へ』
著者
/Author name
熊野純彦
出版社/URL
/Publisher
岩波新書
ISBN
/ISBN
978-4004310082
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
受講確認課題と期末レポートにもとづき評価する。配分割合は受講確認課題40%、期末レポート60%とする。
受講確認課題は講義内容の理解と参加態度の目安とする(受講確認自体の出来不出来は直接の成績評価の対象にはしない。むしろ課題提出とその後のやり取り全体を評価する)。
レポートは講義内容の理解と内容の論理性を評価の対象とする。これにより、到達目標としての、本講義内容に関連する「21世紀型市民にふさわしい概括的な知識」および「今後の複雑な国内および国際情勢に対処しうる」ものとしての「論理的かつ創造的思考」の基盤となる、自分の思考を論理的に表現できる能力の習得度の評価につなげる。
関連科目
/Related Subjects
同じ教員による春学期の「ことばと思想1(西洋思想史1)」と併せて受講するのが望ましい。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション:近現代西洋思想史を学ぶ意義 教員の自己紹介・授業の目的・授業スケジュール・評価方法等について PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
2 近代西洋思想I:17世紀科学革命と機械論哲学 17世紀科学革命の結果成立した「機械論哲学」の概要とその代表者デカルトの哲学 PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
3 近代西洋思想II:大陸合理論 デカルト哲学の影響を受けた人々による「大陸合理論」の概要 PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
4 近代西洋思想III:イギリス経験論(1) ベーコン・ホッブズを源流にロックにはじまる「イギリス経験論」の概要 PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
5 近代西洋思想IV:イギリス経験論(2)/啓蒙思想 引き続きイギリス経験論について/続いて18世紀を代表する「啓蒙主義」の思想 PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
6 近代西洋思想V:ドイツ観念論(1) ドイツ観念論の源流となるカントの哲学 PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
7 近代西洋思想VI:ドイツ観念論(2) カント哲学を踏まえそれを乗り越える思想運動としてのドイツ観念論の思想 PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
8 近代西洋思想VII:19世紀前期〜中期の諸思想 功利主義、実証主義、フランス・スピリチュアリズムなど PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
9 近代西洋思想VIII:19世紀後期の諸思想
ショーペンハウアーとニーチェのニヒリズム、スペンサーの進化論哲学、ベルクソンを代表とする生の哲学など PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
10 現代西洋思想I:マルクス主義とドイツ現代社会哲学 ヘーゲル左派からマルクス主義を経て現代ドイツの社会哲学を概観する PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
11 現代西洋思想II:現象学・実存主義とフランス現代思想 ドイツのフッサールに発した現象学がフランスで実存主義やその後の現代思想に展開していく経過 PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
12 現代西洋思想III:論理実証主義と現代英語圏の哲学 ドイツのフレーゲに発した論理学の革新から論理実証主義を経て現代の分析哲学に至るまで PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
13 現代西洋思想IV:現代西洋思想の諸相 現代の西洋思想を哲学思想を中心に紹介する PorTa IIからの受講確認課題提出を求める
14 まとめ:近代から現代までの回顧と展望 近代から現代の歩みを振り返り、過去の現代への影響や思想の変遷の意味を考える PorTa IIからの受講確認課題提出を求める

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