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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
図書館概論/INTRODUCTION TO LIBRARY AND INFORMATION SCIENCES
開講所属
/Course Offered by
大学免許/
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
木5/Thu 5
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
井上 靖代

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
井上 靖代 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
(目的・ねらい)図書館の意義や活動目的や機能、民主社会における社会的使命などについて把握する。
(講義概要)図書館の機能と役割の基本については把握し、さらに司書資格を有する専門職となるために詳しく学習する。図書館の機能や社会における意義や役割について理解を図り、図書館の歴史と現状、館種別図書館と利用者ニーズ、図書館職員の役割と資格、類縁機関との関係、今後の課題と展望等の基本を解説する。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
・入門としての科目なので、講義中心となる。図書館情報学関係の専門語句を知り、理解し、他者に対して実例をあげながら説明できるようになることを目標とするので、そのつもりで授業に臨んでほしい。4年生でこの科目履修が最終となった受講生はいままで履修してきた科目群の総復習となるので、ほかの科目で履修した内容を復習しておいてほしい。
・授業は基本的に対面授業としますが、Zoomでオンライン授業に変更になる可能性があります。
・授業終了後には授業で提示したPPTや配布資料などをManabaにアップします。
・Manabaのresponあるいは教室でのコメントカードを使って、質問等を記入していくことで授業参加を検証し、また小レポート等を提出してもらいます。
・講義が中心となる。段階的に理解するために数度の小課題をこなしてもらう。
・Manabaとメーリングリストを活用して授業をすすめていく。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
・テキストの当該学習単元にあたるUNITを読んでおくこと。
・できるだけ多様な公共図書館を見学しておくと授業内容がわかりやすい。
・さらに多様な図書館サイトや関連する業界の企業サイトもみておくと理解しやすいだろう。関連する業界とは、図書館業務を請け負う企業や出版社、印刷会社、製本会社、書店などである。これらの業界では司書資格有資格者を受け入れている。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
図書館概論 五訂版
著者
/Author name
出版社
/Publisher
日本図書館協会
ISBN
/ISBN
2018
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
図書館ハンドブック 第6版補訂2版
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
日本図書館協会
ISBN
/ISBN
2016
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
小レポート50%、期末最終レポート(授業内試験になるかもしれませんが・・・)50%

・欠席1/3以上で受講放棄とみなします。対面授業ではコメントカードで、オンライン授業の場合にはManabaのResponで授業の単元学習についての質問等を記入することで、授業参加を確認します。
・教育実習・介護等体験は欠席届を提出(メールでOK)すること。これら以外の欠席(就活やゼミ活動など)は自己管理範囲内とします。忌引きや病欠は個々に相談します。
レポートはすべて提出していることで評価対象とします。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
社会状況の変化などにより授業計画や授業方法が変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。
Manabaには就職情報もアップしますので、適時確認してください。さらに司書課程MLもたちあげています。ManabaやPortaIIからの自動メール配信が多すぎる!と言う方は、このMLで授業や課題、特に司書採用情報を配信しますので、加入して使い分けてください。
到達目標
/Learning Goal
図書館に関する概論的知識を習得し、図書館の意義や使命、図書館の種別と役割、図書館の法的存在基盤や図書館政策、図書館司書の役割や使命などについて分析のうえ、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 はじめに。 図書館とはなにか 図書館を形成している要素とその意義。図書館の思想・哲学、そのコミュニティにおける使命を説明。 テキストUnit1~7、ハンドブックp2~32を読んでおく。図書館法、学校図書館法、国会図書館法を検索し、内容を読んでおく。
2 図書館の構成要素と機能。 図書館の社会的意義 図書館を構成する要素はなにか。館種によっての図書館要素はなにか。国内外での図書館の社会的意義と使命について認識する。 テキストUnit1~7、ハンドブックp354~364を読んでおく。日本図書館協会、国際図書館連盟(IFLA)のWebを確認しておく。
3 図書館の法的基盤と図書館政策 図書館種別により裏付けられている法的根拠とその背景について説明できる。戦後70年間の公共図書館振興についての政策の流れを認識する。 図書館法以外の図書館に関する法律や条例、政令、省令を検索し、確認しておく。テキストUnit14~18, Option H,Iを読んでおく。
4 知的自由と図書館 図書館資料選択と提供にともなう議論点、過去の検閲や焚書の有名事例をあげて説明。 テキストUnit 10~13 Option D~Gをあらかじめ読んでおくほか、「図書館の自由に関する宣言」「図書館員の倫理綱領」を読んでおくこと。
5 「図書館の自由に関する宣言」と「図書館員の倫理綱領」 「図書館の自由に関する宣言」「図書館員の倫理綱領」ほか国際的活動について解説 テキストUnit 10~13を読んでおく。図書館における検閲や焚書の事例を調べ、その理由や背景について調べておくこと。
6 図書館の自由に関する事例研究 あらかじめ各自が調べてきた事例について、その理由や背景について議論する。さらにその解決策などを考える。 各自、新聞記事や雑誌記事などを検索し、図書館でおこった事例を調べてくる。
7 地域社会と公共公立図書館の役割。 利用者のニーズ 公共図書館と公立図書館の違い、都道府県立図書館と市町村立図書館の違い、法的な裏付け、現状と課題、図書館の地域社会における役割と使命、司書の役割について講義。 テキストUnit 19~26、ハンドブックp140~152、p438~442を読んでおく。「図書館年鑑」や統計局提供の「図書館統計」等を調べ現状を数値的に把握しておく。
8 学校図書館の現状と公共図書館との連携 公共図書館と学校図書館の違い、法的裏づけ、学校図書館の目的と使命、学校教育と学校図書館の関係、司書教諭と学校司書の違い、司書教諭の役割と業務、学校司書の役割と業務、学校図書館の課題 テキストUnit 27~29、ハンドブックp163~171、p434~437を読んでおく。学校図書館法・規則を読んでおく。また文部科学省「学校図書館」も読んでおく
9 大学図書館の現状と課題 大学の種別と大学図書館、その現状と課題 テキストUnit 30~32、ハンドブックp152~163、p446~450を読んでおく。私立大学図書館協会、国立大学図書館協会、埼玉県大学・短大図書館協議会などのWebを調べ読んでおくこと。
10 専門図書館の現状と課題 専門図書館の類型とその活動内容、現状と課題 テキストUnit 33~35、ハンドブックp171~179を読んでおくほか、専門図書館協議会のWebを確認し、「専門情報機関総覧」を見て、一般公開している専門図書館を確認しておくこと。
11 国立国会図書館の役割と機能 国立国会図書館の意義と役割、目的、活動内容、裏付けとなる法律など。 テキストUnit 36~38を読んでおく。国立国会図書館のWebおよび紹介動画でその活動内容を把握する。他国の国立図書館についても調べておく。
12 図書館類縁機関と現状と課題 図書館以外で資料情報を扱う類縁機関にはどのようなものがあり、その機能や役割について知る。 テキストUnit49、50を読んでおく。埼玉県立図書館や東京都立図書館Web内にある類縁機関リストを確認しておく。
13 図書館員の役割と資質。 専門職の教育・研。修 その現状と課題 専任司書有資格者以外に図書館で働くスタッフについて知る。専門職司書に求められる資質と技術知識とは何か、などについて学ぶ。 テキストUnit4、ハンドブックp353~387を読んでおくほか、文部科学省Web「司書について」のページを読んでおく。
14 国際社会での図書館活動。 図書館の課題と展望 国際レベルでの図書館活動について学ぶほか、現状と課題について考える。 テキストUnit 42~47を読んでおく。IFLA(国際図書館連盟)のWebを読んでおく。

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