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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
刑法総論Ⅰ/CRIMINAL LAW (GENERAL RULES) I
開講所属
/Course Offered by
法学部総合政策学科/LAW POLICY STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火2/Tue 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
関根 徹

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
関根 徹 総合政策学科/POLICY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
本授業は、刑法総論を内容とし、多様な現代社会の中で生じる様々な刑事事件の解決をすることを学ぶ上で必要な刑法学の専門的知識及び法的なものの考え方(リーガル・マインド)を身に付けることを目的とします。刑法は、大きく1条から72条と73条から264条の2つの部分に分けられます。これらのうち、前者の1条から72条は「総則」と呼ばれており、73条以降に規定されている各犯罪に共通するルールが規定されています。刑法総論の授業では、この「総則」の部分を学びます。本授業では、総論のうち前半部分を学びます。具体的には、まず、刑法の基礎理論である刑法の意義と諸原則、犯罪論の体系について概観し、その後、犯罪論の体系に従って、構成要件該当性、違法性について学びます。また併せて、事件のとらえ方やその解決方法について学び、最終的に、犯罪論の体系に従って事件を解決することができるようになり、刑事法分野に関する専門的知識を活かして多様な現代社会に貢献できる能力を身に付けることを目標とします。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
原則として対面での講義形式で行います。事前に資料をmanabaにuploadしておくので、各自で印刷して授業の時に持ってきてください。コロナウィルスの感染が収まらなければ、授業に出席することができない人のために、WebexかZoomで授業を録画し、配信します。どちらの形式によるかは、manabaにて通知します。また、コロナウィルスの感染状況により、授業が全面的に遠隔方式になった場合も、録画を配信し、各自で視聴してもらいます。中間で課すレポートについては、授業で解説します。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
manabaにuploadしておいた資料を、事前に教科書の該当部分とともに読んでから授業に出席してください(2時間)。授業後、資料の最後に課題を示しておきますので、それについて検討してください(2時間)。成績評価のところにも書いておきましたが、課題をレポートにまとめ、提出した場合には、成績評価において考慮します。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
コンパクト刑法総論
著者
/Author name
只木誠
出版社
/Publisher
新世社
ISBN
/ISBN
978-4-88384-276-6
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
中間で課すレポート(30%)と期末試験(70%)により評価します。いずれについても評価は、1問題を理解した上で論点を提示することができているか、2論点に対する自説を示すことができているか、3自説に基づいた結論を正しく示しているかという基準に従って行います。また、これらを論じる上での判例の理解度、表現力と論理性も考慮します。
なお、資料に掲載されている課題を検討し、レポートとして提出した場合には、評価の際に考慮します(10%分)。これは任意ですので、提出しなくても減点せず、提出した場合に加点します。また、授業中に発言を求めることがあります。これについても任意のレポート10%分の中で考慮します(コロナウィルス感染症の関係で難しいかもしれませんが)。
関連科目
/Related Subjects
全学共通カリキュラムの現代社会Ⅰにおいて、刑法の知識を応用して事件を解決するという内容で授業を行っているので、こちらも履修すると、刑法で学んだ知識の使い方を学ぶことができます。
備考
/Notes
参考文献:授業時に必要に応じて紹介する。
到達目標
/Learning Goal
刑法総論の論点、学説・判例を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 犯罪・条文の構造 刑法で扱う犯罪・条文の構造についてのイメージをつかみます。
2 刑法の基礎 刑法理論の歴史・学派の争いについて学びます。
3 刑法の機能・目的・基本原理 刑法の機能・目的・罪刑法定主義等の基本原理について学びます
4 犯罪論の体系 犯罪論の体系について学びます。
5 犯罪の種類と犯罪の形態 犯罪の種類・諸形態について学びます。
6 不作為犯 不作為犯の種類・不真正不作為犯の成立要件等について学びます。
7 因果関係論 因果関係論について学びます。
8 判例における因果関係 因果関係についての判例を見ながら、判例の因果関係論について学びます。
9 故意 故意の種類・内容等について学びます。
10 事実の錯誤 錯誤の種類・事実の錯誤の内容・解決方法等について学びます。
11 過失 過失の種類・内容・成立要件について学びます。
12 違法性総論 違法論及び違法性阻却事由の原理について学びます。
13 正当防衛 正当防衛の成立要件等について学びます。
14 緊急避難 緊急避難の成立要件等について学びます。

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