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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ドイツ法a(18以前)/GERMAN LAW a
開講所属
/Course Offered by
法学部法律学科/LAW LAW
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水1/Wed 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
安原 陽平

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
安原 陽平 法律学科/LAW
授業の目的・内容
/Course Objectives
 本講義は、法学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成・実施方針(CP)が示す、法学の専門的知識やグローバルな思考力を身につけること、また、問題点を発見しその解決策を見出す能力や文章の作成能力および表現力を身につけることに関連し、法学の視点からドイツの学校法制に関する専門的知識を獲得すること、時事的・国内・国外の教育に関する様々な問題を自ら発見し解決策を考えることなどを目指します。
 本講義の内容は、ドイツ法のなかでもGrundgesetz(基本法)、Schulrecht(学校法/教育法)を主たる対象とし、ドイツの学校法制、関連する学説や判例を扱います。また、本講義の目的は、ドイツの学校法制に関する知見を獲得することです。ドイツの学校法制との比較を通して、日本の教育法制の諸問題を発見し、解決策を考えることも目指します。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 講義の進め方は、以下となります。
 ◯特定のテーマについて、レジュメを配付し、講義をおこないます。
 ◯次の回に、当該テーマについてのドイツ語文献を輪読し、日本との比較や主要論点の議論をおこない、より理解を深めます。
 特定のテーマにつき、主に偶数回で日本語による解説をおこない、主に奇数回で関連するドイツ語文献を読み議論をおこなうというサイクルで講義を進めます(ドイツ語文献は、当該テーマに関連する文章(抜粋)で、分量の多いものは想定していません)。 

※履修上の注意 一定のドイツ語力(基本的な単語と文法の理解)を前提として講義を進めます。

※2022年度は対面での講義を予定していますが、コロナ禍の状況等に応じて講義形式が変更する可能性があることに注意してください。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
【事前学習(2時間)】シラバスを確認のうえ、参考書の該当箇所を読み、講義に臨んでください。また、ドイツ語文献講読の回の前は、文献の指定箇所を日本語訳してください。
【事後学習(2時間)】講義のレジュメや参考書の該当箇所等を読み返してください。また、ドイツ語文献講読の回の後は、自分の訳を見直してください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
テキスト(教科書)は指定しません。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
Schulrecht 6.Auflage
著者
/Author name
Johannes Rux
出版社/URL
/Publisher
C.H.BECK
ISBN
/ISBN
978-3406709760
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
ドイツ法入門〔改訂第9版〕
著者
/Author name
村上淳一=守矢健一/Hans-Peter Marutschke
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4-641-04822-5
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
ドイツの学校法制と学校法学
著者
/Author name
結城忠
出版社/URL
/Publisher
信山社
ISBN
/ISBN
9784797254860
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
◯各回の取り組み状況(30%)
・講義や講義中の議論への参加状況などを評価の対象とします。

◯隔回の課題(ドイツ語文献の訳出)(30%)
・特定のテーマに関するドイツ法の文献の訳出を評価の対象とします。

◯最終レポート(40%)
・ドイツ法(とくに学校法/教育法)に関するレポートを評価の対象とします。

※レポートのテーマや、上記各項目の詳細な評価基準は講義内で確認します。
関連科目
/Related Subjects
教育法a、教育法b、公法系の各科目

※とくに、教育法a、教育法bを履修したうえで、本講義を履修することが望ましいです。
備考
/Notes
以上の参考文献のほか、Günther Hoegg(2019)『Die 100 häufigsten  Fragen zum Schulrecht : Was Lehrkräfte wissen sollten』BELTZも挙げておきます。
到達目標
/Learning Goal
ドイツ法の基礎、ドイツ法の様々な学問分野に触れ、ドイツ法に関する事例について重要な判例・学説を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 成績評価について 本講義の概要 成績評価、本講義の概要について把握する。
2 文化主権/教育主権、ドイツ基本法上の学校監督についての解説 文化主権/教育主権や、ドイツ基本法上の学校監督の概要を理解する。
3 文化主権/教育主権、ドイツ基本法上の学校監督に関するドイツ語文献の講読 文化主権/教育主権、ドイツ基本法上の学校監督に関するドイツ語文献を輪読する。また、日本との比較や議論を通じて、理解を深める。
4 学校制度についての解説 ドイツの学校制度、とりわけ日本が採用している単線型学校体系とは異なる制度について理解する。
5 学校制度に関するドイツ語文献の講読 ドイツの学校制度に関するドイツ語文献を輪読する。また、日本との比較や議論を通じて、理解を深める。
6 就学義務(Schulpflicht)についての解説 ドイツにおける就学義務(Schulpflicht)の規範的構造を理解する。
7 就学義務(Schulpflicht)に関するドイツ語文献の講読 就学義務(Schulpflicht)に関するドイツ語文献を輪読する。また、日本との比較や議論を通じて、理解を深める。
8 宗教と学校をめぐる諸問題についての解説 ドイツの学校で生じている信教の自由をめぐる諸問題を理解する。
9 宗教と学校をめぐる諸問題に関するドイツ語文献の講読 ドイツの学校で生じている信教の自由をめぐる諸問題に関するドイツ語文献を輪読する。また、日本との比較や議論を通じて、理解を深める。
10 教育措置(Erziehungsmaßnahme)についての解説 ドイツの学校での教育措置(Erziehungsmaßnahme)、とりわけ成績評価(Zeugnisnoten)について理解する。
11 教育措置(Erziehungsmaßnahme)に関するドイツ語文献の講読 教育措置(Erziehungsmaßnahme)に関するドイツ語文献を輪読する。また、日本との比較や議論を通じて、理解を深める。
12 教員法制についての解説 ドイツにおける教員法制、関連する教師の教育上の自由(pädagogische Freiheit)について理解する。
13 教員法制に関するドイツ語文献の講読 ドイツにおける教員法制に関するドイツ語文献を輪読する。また、日本との比較や議論を通じて、理解を深める。
14 まとめ、最終課題の確認 ドイツ法(とくに学校法/教育法)について講義を振り返り、まとめをおこない、知識の定着をはかる。

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