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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
情報通信ネットワークa/INFORMATION NETWORK(A)
開講所属
/Course Offered by
経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火5/Tue 5
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
今福 啓

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
今福 啓 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
現代社会では、コンピュータ、スマートフォン、タブレット端末といった機器を使って情報通信するインフラが必要不可欠となっています。

それらの機器でデータの送受信がどのように行われるか、その技術についての知識を身につけることが講義の目的です。

講義では、ネットワークを使ったデータの送受信で標準的な手順となっているTCP/IPの詳細を中心に、関連する技術を学びます。

講義で学んだ内容についての理解を深めるため、実習により機器に設定されている情報や送受信しているデータの内容を確認します。

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この講義では経済学部の学位授与方針に掲げる能力を育成するため、教育課程の編成・実施方針が示す学科専門科目としてコンピュータに関連する専門的な知識を習得し、コンピュータを実践的に使用するために必要となる力を身につけます。

履修後は、履修系統図が示す2年次以降の学科専門科目、教職関連科目、演習科目の学修を円滑に進めることができます。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
初回講義はオンラインで行い、学習する内容、講義の進め方、成績の評価方法を説明します。
視聴方法などは、講義初日の前日までに講義の受講者にPorta IIの講義連絡とメールで送信します。

成績評価に関連する提出物へのコメントは、特段の事情がない限り提出締切後の次の講義で行います。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
授業計画詳細情報にある事前・事後学修の内容を参照してください。

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大学設置基準が定める学修時間に従い、1回の講義につき事前学修120分、事後学修120分、講義時間100分の学修時間となることを想定しています。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
講義で使用するファイルを配布し、その内容に従って進めます。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
3~4回の講義ごとに講義内容をノートにまとめてGoogleフォームに提出し、その内容を評価します(100%)。
ノート作成の詳細は、初回の講義で説明します。
講義は日本語で行いますが、提出するノートは日本語、英語のどちらで作成してもかまいません。

Googleフォームに課題を提出すると、自分宛てに確認メールが送信されます。
届いたメールは課題を提出したことの証明となりますので、必ず保存してください。

提出が遅れたため課題をメールに添付して提出しても受け付けませんので注意してください。

この講義では講義の終盤に実習を1回行います(日程は事前に連絡します)。
不参加の場合は他の評価がどれだけ良くとも単位修得不可となりますので、十分に注意してください。
関連科目
/Related Subjects
情報システム論、コンピュータアーキテクチャ、プログラミング論、データベース論、マルチメディア論、Webデザイン論、データマイニング論、アルゴリズム論
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
21世紀の重要なインフラストラクチャとなった情報通信ネットワークに関する専門知識を習得し、情報通信技術の活用ならびにネットワーク環境の構築について分析のうえ、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ネットワークの必要性:集中処理から分散処理へ ネットワークが必要となった背景と、メインフレームによる集中処理、クライアントサーバ方式による分散処理について学ぶ。 事前学修では、この講義で学ぶことを授業概要で理解する。
事後学修では、集中処理と分散処理の利点、欠点を確認する。
2 インターネット、LAN、ケーブル、伝送方式、トポロジ インターネットの概要と、ネットワークを構築する際に必要な機器、ネットワークの形状(トポロジ)について学ぶ。 事前学修では、インターネットとLANについての概要を調べる。
事後学修では、ケーブル、伝送方式、トポロジの関係を確認する。
3 通信手順の決まりごと:プロトコル、TCP/IP ネットワークに接続する機器の間でデータを送受信するための手順であるプロトコルと、標準的に利用されているプロトコルTCP/IPの概要を学ぶ。 事前学修では、通信におけるプロトコルとは何を意味するか調べる。
事後学修では、TCP/IPで送受信の手順を層に分けている理由と、各層の役割について確認する。
4 TCP/IP1:物理層 電気、電波、光といった物理的な信号でどのようにデータの送受信が行われているか学ぶ。 事前学修では、ネットワークで送受信されるデータが0と1からなる2進数であることを確認する。
事後学修では、送信したい値を具体的に用意して、0と1のデータが電気信号に変換される過程を確認する。
5 TCP/IP2:データリンク層、MACアドレス 隣接する機器どうしでデータを送受信する際に必要となる知識と具体的な手順を学ぶ。 事前学修では、MACアドレスについての概要を調べる。
事後学修では、上位層から受け取ったデータにどのような情報が追加されるか確認する。
6 TCP/IP3:ネットワーク層、IPアドレス ネットワーク上の住所であるIPアドレスと、それがどのように利用されて離れた位置にある機器どうしで送受信するか学ぶ。 事前学修では、IPv4、IPv6アドレスについての概要を調べる。
事後学修では、IPアドレスとMACアドレスの役割の違いについて確認する。
7 TCP/IP4:トランスポート層、ポート 1つの機器内で複数の通信を行うために必要となるポートと、通信手順であるTCP、UDPについて学ぶ。 事前学修では、ポート番号について調べる。
事後学修では、ポートがなぜ必要であるか確認する。
8 TCP/IP5:アプリケーション層 通常のソフトウェアが利用するプロトコルと、どのように通信相手の情報を指定して送受信するか学ぶ。 事前学修では、HTTPやIMAPといったアプリケーション層のプロトコルについての概要を調べる。
事後学修では、LAN内での送受信の過程について確認する。
9 デフォルトゲートウェイ、ルータ 異なるネットワーク間で送受信するための手順と、目的となるIPアドレスがどの方向にあるか情報交換を行っているルータの動作について学ぶ。 事前学修では、ルータの役割について概要を調べる。
事後学修では、LAN外にあるネットワークとの送受信について確認する。
10 アドレスの変換:NAT、NAPT、VLAN、DNS グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの違いと、それらを相互に変換する方法を学ぶ。仮想的なLANの構成と、IPアドレスとFQDNの変換について学ぶ。 事前学修では、IPv4アドレスの割り当てが枯渇していることを調べる。
事後学修では、どのようにしてIPv4アドレスの枯渇を回避しているか確認する。
11 インターネットでの通信 インターネットでどのように通信が行われるか具体的に学ぶ。 事前学修では、ルータの役割について復習する。
事後学修では、ルーティングによってヘッダの内容が書き換わる状況を確認する。
12 暗号化通信 「かぎ」を使った暗号化の方法について学ぶ。 事前学修ではhttpとhttpsについて調べる。
事後学修では共通かぎ、秘密かぎと公開かぎ、暗号化の具体的な計算方法について確認する。
13 P2P クライアントサーバとは異なる方式で送受信するP2P(Peer To Peer)について学ぶ。 事前学修では、P2Pについての概要を調べる。
事後学修では、P2Pの各トポロジの特徴について確認する。
14 実習:ネットワーク機器の情報をみる コンピュータを利用して、ネットワークに関連する情報を確認する実習を行う。 事前学修では、IPアドレスやMACアドレス、DNSサーバ、デフォルトゲートウェイといった用語を復習する。
事後学修では、実習で得られたネットワークに関する情報についての内容を確認する。

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