シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
広告論b/PRINCIPLES OF ADVERTISING(B)
開講所属
/Course Offered by
経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火4/Tue 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
加藤 肇

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
加藤 肇 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
ICT技術が急速に進化していく中で、マスマーケティングからAIやビッグデータを有効活用するデジタルマーケティングへの流れが加速している。それと符合するように広告においてもマス広告からデジタル広告へのシフトが進んでおり、2019年には長らくトップに君臨していたテレビCM(地上波)をデジタル広告が抜いた。また、コロナ禍において様々な広告が苦戦する中で、デジタル広告のみが成長を維持するという状況が続いている。本授業では、広告の分野で主役に躍り出たデジタル広告の概要、基礎的知識を獲得することを目的とする。マスマーケティングとデジタルマーケティングの性質の違い、デジタル広告取引に関わる基礎知識や関連する企業、デジタル広告の主要な商品、デジタル広告を実施するための業務の流れ、実施後の効果測定について詳しく学ぶ。さらに、デジタル広告の中でも最もマーケットの大きな検索連動型広告について企画・制作過程を体験する。また、成長を続けるデジタル広告だがその一方で多くの問題も抱えている。テクノロジーに依存するがゆえに発生する広告詐欺の問題や広告倫理、繰り返される炎上問題など負の側面にも焦点を当てる。マス広告に比べて、デジタル広告は幅広いビジネスプレイヤーが活用することが出来ると言われている。例えば1日、1万円までと広告費の使用金額を制限することが出来るため、効果を見ながら少しずつ投資金額を拡大することが一般的な運用スタイルになっている。将来、ビジネスの場で活用する可能性は高いと思われる。本授業がその際の一助になれるように内容は構成されている。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
本授業は、デジタル広告及びその周辺領域に関する理解を深めると同時に、その実施等についても学んでいく。第1回でデジタル広告躍進の背景にあるデジタルマーケティングについて理解を深める。第2回から第7回でデジタル広告の基礎的な知識を習得し、第8回と第9回で検索連動型広告の企画・制作を体験する。さらに第10回と第11回で、デジタル広告のマイナスの側面に触れ、それ以降ではコンテンツマーケティング等の周辺領域まで範囲を広げる。本授業は一般的な講義スタイルを基本とするが、授業の中で部分的にソロワークやグループワークを取り入れる予定である。授業の終わりに事後学習のための問題を提示する。その回答状況を考慮しつつ翌週の授業で解説を加える。また、課題、レポートに関する内容の詳細は授業内で説明する。マイクロソフトのWord、PowerPointがあれば、特にその他は必要ない。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
・事前学習は、manabaにて事前に提示するテキスト(PowerPoint資料)をよく読んで、授業の全体像を把握しておくこと。また、テキスト内に書かれた専門用語をWEB等でよく調べて、その意味を理解しておくこと(2時間)。
・事後学習として、毎回の授業の終わりに提示する授業外学習問題を解き、次回の授業までにmanabaにて提出すること。この際に問題の内容及び関連する専門用語や理論、セオリー等についてよく復習し他者に説明できるレベルにまで理解を深めること(2時間)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
とくに所定のテキストは使用しない。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
毎回の授業の中で個別に紹介する。
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
・授業外学習問題(40%)/提出状況及び提出した解答内容を評価する。
※課題を提示する8回と最後の14回を除いた全12回の授業で授業外学習問題を提示する。
・課題(30%)/第8回の授業で提示し、第10回の授業までに提出する検索連動型広告(Google広告)のプランニングに対する努力レベルと出来栄えを評価する。
・レポート(30%)/第11回の授業でテーマを提示し、所定の日時(第15週を予定)までに提出する。テーマの内容や評価のポイントは授業の中で詳しく説明する。
関連科目
/Related Subjects
特になし。
備考
/Notes
シラバス上の「デジタル広告」とテキスト内ので使用される「インターネット広告」や「ネット広告」等は同じ意味で使用している。決められたカテゴリー名称がないためこのような様々な呼び方をしているが予めご確認いただきたい。
到達目標
/Learning Goal
広告に関する専門知識を習得し、広告活動全般について分析のうえ、解説できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス及びデジタルマーケティングの実際 この講義の目的と学ぶ内容、評価方法を確認。デジタル広告躍進の背景にあるデジタルマーケティングについて、マスマーケティングと相対化することで理解を深める。 シラバスを読んでおく。また、manabaで配布されるテキストを目を通す(2時間)。授業の最後に提示される授業外学習問題に解答(manabaにて解答、以下同様)し、授業内容を十分に復習する(2時間)。
2 デジタル広告の概要と市場動向 トリプルメディアの考え方を学ぶ。デジタル広告の発展の経緯、3つの特徴を確認した上で、日本の広告市場をおさらいし、その中でのデジタル広告の動向を理解する。 manabaで配布されるテキストを目を通し分からない用語を調べる(2時間)。授業の最後に提示される授業外学習問題に解答し授業内容を十分に復習する。
3 デジタル広告のプレイヤーと取引の実態 インターネットの媒体社、メディアレップ、広告会社、コンサルタント、アドテクノロジー提供会社、制作会社などのデジタル広告に関連する企業と取引実態を把握する。 manabaで配布されるテキストを目を通し分からない用語を調べる(2時間)。授業の最後に提示される授業外学習問題に解答し授業内容を十分に復習する。
4 代表的なデジタル広告とその特徴 ディスプレイ広告、メール広告、動画広告、ネイティブ広告、検索連動型広告、SNS広告などの代表的なデジタル広告の特徴や役割などを理解する。 manabaで配布されるテキストを目を通し分からない用語を調べる(2時間)。授業の最後に提示される授業外学習問題に解答し授業内容を十分に復習する。
5 デジタル広告ならではのターゲッティング デジタル広告の特徴の1つであるターゲッティングについて学ぶ。オーディエンスターゲッティングやリターゲッティングなど、デジタル広告ならではのターゲッティングとその価値を理解する。 manabaで配布されるテキストを目を通し分からない用語を調べる(2時間)。授業の最後に提示される授業外学習問題に解答し授業内容を十分に復習する。
6 デジタル広告の効果を示す基本的指標について インプレッション効果、トラフィック効果、レスポンス効果などのデジタル広告の効果を把握する。また、IMPS、CTR、CPC、CVR、CPAなどの効果指標を理解する。 manabaで配布されるテキストを目を通し分からない用語を調べる(2時間)。授業の最後に提示される授業外学習問題に解答し授業内容を十分に復習する。
7 デジタル・クリエイティブの変遷 デジタル広告が誕生して四半世紀が経過するが、テクノロジーの進化とともにデジタル広告のクリエイティブがどんな発展を遂げたのか理解する。 manabaで配布されるテキストを目を通し分からない用語を調べる(2時間)。授業の最後に提示される授業外学習問題に解答し授業内容を十分に復習する。
8 検索連動型広告のプランニングを知る①~キーワードの設定について~ 検索連動型広告の代表であるGoogle広告の特徴を理解する。併せて広告表示のルールや企画・制作の流れを把握し、実際にプランニングを体験する。≪課題の提示≫ manabaで配布されるテキストを目を通し分からない用語を調べる(2時間)。授業の最後に提示される検索連動型広告に関する課題に取り組む(2時間)。
9 検索連動型広告のプランニングを知る②~広告文の作成について~ 第8週の授業に引き続いて、Google広告のプランニングを体験する。キーワード設定、マッチタイプの規定、広告グループの設定、広告文の作成を理解する。 manabaで配布されるテキストを目を通し分からない用語を調べる(2時間)。授業の最後に提示される検索連動型広告に関する課題を進める(2時間)。
10 アドテクノロジーとアドベリフィケーション デジタル広告の配信の技術を理解した上で、このようなアドテクノロジーがもたらす弊害(アドフラウド、ビューアビリティ、ブランドセーフティ)について理解する。≪課題の提出≫ manabaで配布されるテキストを目を通し分からない用語を調べる(2時間)。授業の最後に提示される授業外学習問題に解答し授業内容を十分に復習する。
11 デジタル広告の社会倫理を考える マス広告に比べて、手軽に広告が実施できるデジタル広告。しかし手軽さゆえに炎上や誇大広告などの問題が多数発生している。このような状況にどう対処すべきか考える。≪レポートテーマの提示≫ manabaで配布されるテキストを目を通し分からない用語を調べる(2時間)。授業の最後に提示される授業外学習問題に解答し授業内容を十分に復習する。発表されたテーマに則りレポートを書き始める(2時間)。
12 マーケティングコミュニケーションの新手法 様々なオウンドメディアやSNS等の発展に伴ってマーケティングコミュニケーションが多様化している。WOMマーケティングやインフルエンサーマーケティングについて理解する。 manabaで配布されるテキストを目を通し分からない用語を調べる(2時間)。授業の最後に提示される授業外学習問題に解答し授業内容を十分に復習する。発表されたテーマに則りレポートを進める(2時間)。
13 DXとファンベースマーケティング 近年注目を集めるDX。マーケティング視点からDXの成功事例を学び、あわせて、顧客との関係性に主眼を置いたファンベースマーケティングの重要性を理解する。 manabaで配布されるテキストを目を通し分からない用語を調べる(2時間)。授業の最後に提示される授業外学習問題に解答し授業内容を十分に復習する。発表されたテーマに則りレポートを進める(2時間)。
14 広告論bの総括(第1回から第13回の要点復習) これまでの授業の要点を復習。様々な理論やメソッドについて再確認すると同時に、デジタル広告の未来について意見交換する。≪第15週にレポート提出≫ manabaで配布されるテキストを目を通す(2時間)。第1回から第13回までの内容につきもう一度しっかり復習して理解を深める。レポートを進める(2時間)。

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